エフライの感想記

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感想 《ランペイジ 巨獣大乱闘》 冒頭からずっと感じるストーリーと予告との乖離

公開日から少し遅れて鑑賞しました、『ランペイジ 巨獣大乱闘』。自分にしては珍しく友人との鑑賞だったので、せっかくなら、といつもは高いから避けている3D IMAXにて鑑賞しました!

いや〜。本当凄いですよ。IMAX。マジで。普通のシアターでも音響十分過ぎるのにここまでやるか…!といった感じ。これはクセになりそうだなぁ〜

 

閑話休題。話を『ランペイジ』に戻します。

この映画、個人的に、面白かったけど…という"けど"がついてしまう少し残念な作品でした。以下、その理由含めた感想です。

 

 

予告との乖離

 

本当はあのシーンの〜。とかゴリラが大暴れするのが〜。とか語りたいですが、それを抑えてまず1つ。

 

この映画、広告詐欺紛いかよ…

 

予告やCMでは何故かよく分からないが巨大化した怪獣達が街でどったんばったん大暴れする、爽快な映画として紹介されていたため、頭を空っぽにして観れる映画だと鑑賞前は思っていました。しかし、実際はとてもCMで謳われているようにスカッとする映画ではありませんでした。

 

話のあらすじを公式サイトから一部引用すると

こいつら、いったいどこまでデカくなるのか!?

地上最強の巨獣たちが、すべてを破壊しながら北米大陸を横断!!

それは人類の誰も気づかぬうちに始まった。
最新を誇る遺伝子実験の失敗によって、なんと普通の動物たちが突如進化し始める!

ゴリラ、オオカミ、ワニなどが猛烈に巨大化し、凶暴化してしまう。
ヤツらの成長はとどまることを知らず、もはやクソデカい巨獣と化し、陸・海・空おかまいなしに街で破壊の限りを尽くす大乱闘をおっぱじめる!
シカゴを舞台に、巨獣たちの暴れる理由は一体なんなのか?
生物ピラミッドが一夜にしてひっくり返った人間たちに、巨獣たちの大乱闘を止めることができるのか?

 

 

という風になっています。

つまり、今回の映画のがそもそも今回登場する巨獣達は、法を犯した人類による身勝手な実験の被害者で、彼らは人類が勝手に作りだした薬によって無理矢理巨大化、凶暴化させられ、オマケに色々な動物の能力も付加させられました。巨獣からしたらよく分からないまま自分の身体がおかしくなるというたまったもんじゃない展開。この時点でもう「スカッとする映画」ではないです。

この、「人間が実は巨大動物の原因でした!」というのは予告で伏せていました。まぁ別にそれを隠すか隠さないかは正直どっちでも良いのですが、その代わりに、まるで『シン・ゴジラ』のように「さぁ人類よ。この巨獣達をどうする!?」 という内容の映画だと受け取る事が出来るような宣伝をしたのは如何なものかと。

予告と違い、実際のお話は予告で目立っていたアルビノのゴリラ(ジョージ)と主人公のデイビスとの友情もので、巨大化・凶暴化したジョージをデイビスが止められるか。というものでしたからね。異種間の友情、これがこの映画のメインテーマでした。なのに、予告では、これについて一切触れていませんでした。こういう事は洋画ではよくありますが、本当何とかして欲しいですね…

 

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内容について

 

散々予告への不満ばっかり述べたのだが勿論(?)、映画本編への不満もあります。まずは、登場する巨獣が圧倒的に少ない所です。上で引用したあらすじには"ゴリラ、オオカミ、ワニなど"とありますが、"など"って何??と言いたくなるような巨獣の少なさ。実際に巨大化した獣はこの3体だけで、昨年の『キングコング』と比べて少々物足りなさを感じました。予算の違いというかそういうのがヒシヒシと伝わりましたね…

 

もう1つは1度だけ見えた、主人公デイビスの価値観がブレブレというところです。デイビスは過去に密猟者から何体もの動物を救ってきました(白いゴリラ:ジョージもその1体)。そんな動物への愛は異様とも言える彼なら、普通、全ての動物を大切にしようと思っているはずです。しかし、ラストのワニとの戦いで「友達を傷つけるな」と言って躊躇なく火炎放射器やヘリの銃をワニに向かってぶっ放したのです。もし仮に、このシーンの時に彼が、動物たちの巨獣化した原因を知らなければまだ納得出来ます。ですが、デイビスは、あの時点で巨獣化の原因含め、鑑賞者と同じ量の情報を持っていました。それなのにワニ絶対倒すマンになっていたのは信じられません。

メタ的に言うなら今まであまりない、巨大ゴリラと人間の共闘を描きたかったのでしょう。しかし、デイビスの性格を考えると彼に、たとえ実行は不可能でも、3体全員生存を考えさせるべきだったと思います。

ジョージだけでなく、オオカミやワニだって同じ被害者なのです。それなのに、デイビスと交流の有無で善悪、更には生死を分けられたのは2体が余りにも救われません。倒した後、手を合わせたり、「すまん」的な事を言ってたら兎も角、何にもリアクションしなかったのは、密猟者から救ってきた者としての行動とは思えません。

 

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まとめ

 

結局の感想としましては、大まかのストーリーや巨獣達のアクションは大変面白い作品でした。しかし、ちょいちょいあからさまな御都合主義が見えたり、「これって予告詐欺なのでは…?」という疑問が終始拭えなかったのが個人的に残念でした。

たとえ人間とゴリラでも…そして片方が正常な状態じゃなくても心は通じ合っているんだ!というのが製作陣の伝えたい事なのに”巨獣が大暴れしてスカッとする映画”としか宣伝していないのはとても残念。勿論、ジョージとデイビスの友情は美しかったんですけどね。

 

まぁ何はともあれ、去年の『キングコング』から今年の『ランペイジ』。そして来年公開予定のアメリカ版『GODZILLA』に、2020年公開予定の『GODZILLA vs KONG』。アメリカが手掛ける怪獣映画が観れるのは凄い嬉しいです。望む事ならこの影響を受けて邦画の怪獣映画も頑張って欲しいですが、流石にそれは欲張りすぎですかね笑

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