OPをバックに吠えるとかどこかで見た事あるような……
そう…
それはあの
宝生永夢ゥ!! (茶番)
次回予告で今回登場する事が明らかになっていた仮面ライダーマッドローグ。
変身者は大方の予想通り(?)の内海。
しかし、変身に至るプロセスが意外すぎた。
完全体になったエボルトに難波重工の右腕(この場合は両腕?)の鷲尾兄弟と難波十三郎が倒され、死ぬか忠誠を誓うかの二択を迫ってのマッドローグへの変身だった。
この時の内海の表情はドライブのブレンを個人的に彷彿させた。
それにしても、この内海の「あなたに忠誠を誓おう!」発言が地球を救うことになるとは…
死ぬときも忠誠を誓った鷲尾兄弟の弟と(蛮野みたいに)命乞いした難波会長との対比も見事だったように思う。
それよりも、会長がいた部屋がどこぞの欲望大好きおじさんがケーキを歌いながら作ってそう でそっちに気がいってしまった。
西都の兵器としてまた、難波チルドレンとして育てられた鷲尾兄弟。
掘り下げが少なかった事から個人的に思い入れもそこまで多くないが、最期のシーンで少しうるっと来たのは負けたと思った。
評価が変わったというと、葛城も当てはまる。物語で散々「悪魔の科学者」と言われていた葛城はただのマッドサイエンティストではなかったのだ。
彼はただの趣味の域でライダーシステムやスマッシュを生み出したのではなく、「エボルトを止めるため」という理由があったのだ。
葛城は科学の力を悪用しているもの、と物語上ではほぼ断言されていたため、この種明かしには「なるほどなぁ」と思った。
大多数を救うためには少数の犠牲は仕方ないという考え方は鎧武の貴虎も考えていたことであり、これを否定することはほぼ不可能なので葛城も葛城なりに色々考えていたのだろうと考察できる。
葛城というと戦争により破壊された街の中で幻徳と話すシーンが凄い印象に残った。
戦兎役の犬飼氏と葛城役の木山氏、2人の演技力の高さが光った。
カメラワークで戦兎と葛城を交互に映させるのは(メタ的には)変身エフェクトを使用しない目的でよく使われる手法だが、こういう使われ方をしたのは滅多にない。
そのため、凄い新鮮に感じる事ができた。
このまま中身が葛城のままで最終回を終えるとは思えないが、どうやって戦兎の意識を取り戻すのか。そして、追い出される形になる葛城の意識はどうなるのか。とまだまだ盛り上がる部分が控えてるビルド。
取り敢えずは来週登場する最終フォーム、ジーニアスがどのような活躍をするのか非常に楽しみだ。
おまけ
エボルトが身体を必要としないのは分かったけどなんで石動の身体なんだろ…
気に入ったのかな?w