エフライの感想記

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感想《2018 F1 第13戦 ベルギーGP》夏休み明け、ベッテル反撃のV!

リカルドの移籍。アロンソの卒業。フォースインディア破産。etc…etc…と様々な事があった夏休みを終えての一戦、ベルギーGP。

フェラーリとメルセデス、後半戦を占うここでどっちが速いのかとても楽しみだった。

 

優勝はベッテル

フェラーリに09年以来のスパ優勝を届けた。

予選こそハミルトンの後ろだったものの、フリー走行からフェラーリは調子が良く、素晴らしい週末を過ごせたと思う。"ベッテルに限っては"

タイトル争いの事を考えると、より一層盛り上がりそうな展開になったと思う。

 

一方ライバルのハミルトンは予選こそ雨でPPを獲得したものの決勝ではパッとせず2位。

しかし、タイトルの事を考えるととても良い順位でフィニッシュしたと思う。

 

 

以下、チームごとに見ていく。

 

 

ベッテルの同僚でスパ王

ライコネンはベッテルと同じくフリー走行から調子が良く、遂に勝てるかなと思いきやまさかの予選6位。

雨がだんだん弱くなっていく状況で燃料が足らないのでラストアタック行わずという最悪の、というかフェラーリらしいポカをやらかした。

これでライコネンのスパは実質終わったもの同然だった。

決勝では後述するマルチクラッシュの煽りを受けてリタイア

得意のスパでノーポイントは流石に不味い。

決勝は仕方ないとしてもフェラーリは本当にライコネンの扱いを考えた方が良い。

 

ハミルトンのチームメイトのボッタスは4位。

ペナルティの為後方のスタートが決まっていたものの、ハミルトンのトー役として予選ではQ3まで進出した。

決勝ではスタートでシロトキンに魚雷アタックをかますものの、そのまま走行。

結局いつもの定位置まで帰ってきた形だ。

 

3強のもう一つ、レッドブルはリカルドがリタイアでフェルスタッペンが3位だった。

リカルドは後述のクラッシュが原因のリタイアだった。

既にルノー行きが決まっているリカルド。

これから彼のチーム内ポジションがどこになるか非常に気になる。

 

 

毎回順番が変わる中団勢。

今回そのトップに立ったのは、夏休みに破産申請を出し、新チームとして参加したレーシング・ポイント・フォースインディアだ。

雨の予選でセカンドローを独占し、決勝も安定した走りで5-6位フィニッシュを飾った。

スタートであわや1位になるかというスーパースタートも見られ、幸先の良いリスタートとなった。

 

2番手はハース

予選からポジションがあまり変わらず、7-8位でレースを終えた。

スパでグロージャンというと2012年を思い出すが、今回は大人しく堅実なレースをした。

 

トロロッソはガスリーが同ラップ9位でポイントを獲得した。

ハートレイも運がなかったが、エリクソンとのバトルを繰り広げての14位。

不利だと見られていたスパで素晴らしいレースをした。

ここからシンガポールまで苦戦が続くと思うが、なんとか踏みとどまってほしい。

 

ルノーはサインツがまさかのQ1落ち。

ヒュルケンベルグが多重クラッシュの原因となる魚雷アタックをかますという散々な週末だった。

ヒュルケンベルグに次戦10グリッドダウンのペナルティが出たとはいえ、あれは、あわや大怪我や死亡事故に繋がってもおかしくなかったクラッシュだった。

 

ここ最近調子の良いザウバー

しかし、今週はルクレールに不運が重なった。

スタート後の多重クラッシュに巻き込まれる1周リタイアでレースを終えた。

一方のエリクソンは素晴らしいレースをして10位入賞。

来年のシートが危ういと思われていたが、なんとか就活頑張ってほしい。

 

もっと悲惨だったのはマクラーレン

シート喪失の噂もあったバンドーンは全セッションを通じて最下位。最悪の母国GPとなった。

そしてチームメイトのアロンソは12年を彷彿とさせる大ジャンプをしてのリタイア。

2回ともアロンソに全く非がないのがアロンソの運の悪さがなんとなく感じられる。

 

ウィリアムズはやはりパッとしないレースを送った。

1周目の大クラッシュの混雑の後、ポイント間近に位置していたもののそこからズルズル下がり結局ノーポイント。

ストロールがモンツァからフォースインディアに行く噂もあり、このチームの先はとても暗い。

 

 

 

決勝は単調だったが、後半戦の楽しみが垣間見れた面白いレースだった。

これから個人とコンストラクターの両方のタイトル争いがどうなるか、とても楽しみだ。

 

 

 

 

 

(おまけ)

F1日本GPのチケット届きました!

初の現地参加、楽しみだなぁ…