エフライの感想記

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感想《フォルトゥナの瞳》他人の未来が見えた時、貴方ならどうする?

映画チラシ フォルトゥナの瞳 神木隆之介

 

遅れながらも15日に公開された『フォルトゥナの瞳』を鑑賞してきました。1月に色々行った映画のほぼ全てで広告が打たれていたのでそれに釣られた感じです笑。自分の弱さというかそういう性格のせいでお金が…笑

 

一言での感想というと、予想外な展開続きでめちゃくちゃ面白かったとう感じです!

以下、細かい感想です。ネタバレお気をつけ下さい。

 

 

ストーリー

 

過去の飛行機事故の経験からか、他人の死の運命が見える「フォルトゥナの瞳」という能力を持った神木隆之介氏演じる木山慎一郎(以下:木山)。そして木山と同じ能力を持ち(最後に明らかになる)本作のヒロインである桐生葵(以下:葵 演:有村架純氏)。この2人のやり取り…というか、主に木山がフォルトゥナの瞳の能力をどう活かしていくのか、はたまた活かさないのかというところが見どころでした。こういう物語のお約束である愛の力で復活や無効化!それで2人は結ばれてハッピーエンド!!という展開じゃなかったのが個人的にこの作品の好きなところです。最後がヒロインの回想といのは何か珍しい気もします。

 

運命を変える系のお話だと有名どころだと、『ドラえもん』やBTTF。現行作品だと『仮面ライダージオウ』が当てはまりますね 。この手の作品で付き物な運命変更の代償というのは、この作品では、変更させた人(主に木山)にかかり、怪我や病気だけでなく、最悪死にいたるというものでした。おいおい神様よ、ちょっと代償がデカすぎないですかね…?

 

 

良かった点

 

先ず、人の死の運命が見えるという事で考えられる色々な人に対して木山がどういった行動を取るのかというのがある程度提示された事です。大切な人、知り合いだけど犬猿の仲の人、不特定多数の人というパッと思いつきそうなレパートリーをほぼ全て回収したというのは凄い。

また、ある意味見殺しにしてしまった事を悔やむ演出というか、演技というか、これも良かったんです。他人の運命を変えられる力を持っているからこその悩みですよね…。自分ならそう簡単に割り切れないだろうな…

 

また、"画"がとても綺麗な作品だなぁと感じました。ウィッシュのDAIGO演じるキャラをある意味見殺しにした時の覚悟を決めた表情とか皆んなを救って生き絶えた木山のラストシーンとか。画として説得力が凄いありましたね。

 

 

不満点

 

と良かった点はありつつ、不満点というか残念なところもない事もないです。

先ずは、葵が木山に好意を持つのが多少唐突なところです。ラストで一応のフォローはされていましたが、1発目の告白でOK出したのはちょっと早いかなぁと感じました。いつか壊れるもの象徴としての前振りである恋人ラブラブシーンに尺を割きたい気持ちも分かりますが、もう少し馴れ初めを丁寧に扱って欲しかったです。まぁその分恋人になってからの日常が多く見られたのは満足ですけどね…

 

2つ目は、木山の職場の先輩である金田(演:志尊淳氏)が社長(演:時任三郎氏)を殴る展開の雑さです。第2の父親として信頼している社長の身体が透けていた事で食事に誘う事で死を回避しようとした木山。しかし、彼は社長を庇って食事場に着く前に待ち伏せしていた金田に殴られました。

職場の出口で殴られたなら兎も角、多少歩いた先での犯行だと「金田よ、いつまで待ち伏せしてんねん」とか「もし殴ったのが社長(正式には木山)じゃなくて赤の他人だったらどうしたんだよ」とか「運命自体、木山が食事に誘う事を勘定に入れていた?」等といった疑問が湧きます。

 

まぁ金田の一件は正直、ご都合主義という言葉がぴったり当てはまると思います。

木山が彼を再雇用したのら医者が言っていた運命を変えた人の分までの生活を背負う責任を果たす為かなぁと思いました。個人的には彼や社長の嫁さんが死ぬ運命を見て葛藤する木山が見られると思っていたので驚きでした。

 

後、木山と同じくフォルトゥナの瞳を持っている医者の影が微妙に薄かった事です。影が薄いと言うと語弊があるかもしれませんが、彼が自身の体験を通じて学んだ事を木山に伝えて、だから運命を変えるなと忠告するのかなぁと思っていたので、そういう役割が全くなかったのが少し残念というか、もっとこのキャラを上手く扱えた筈なのに…と思いました。歩き方が結構独特だったので、それがフォルトゥナの瞳(正確には他人の運命を変えた事)の弊害によるものだという伏線になりそうなネタを放ったらかしにしたのは勿体ない…。多少上映時間が伸びても構いませんので彼のファインプレーが見たかったです…

 

 

まとめ

 

上に挙げた通り、確かに不満点というか、尺の都合上多少強引だと感じる展開もありましたが、全体的に面白い作品でした!出てくる自動車も高級車ばっかりでクルマ好きとしても楽しめた所も高ポイントです。

互いにフォルトゥナの瞳について話し合えばバッドエンドは避けられたかも…と思うといたたまれないですが、犯罪チックな事をしながらも2〜3人の犠牲者だけでその他大勢を救った木山の行動力は胸に来るのがありました。

  • 通常通り出勤→ヒロイン死す
  • 回避の為、沖縄旅行→主人公死す
  • 上の回避の為に出勤→ヒロイン(と子供達)死す
  • 上の回避の為行動→主人公死す←結末!

というロジックには痺れました。本当、葵に「お前電車乗ったら死ぬ」的な事をもし言えていたら、幸せな未来が訪れてたそうな感じがするのは悲しいです。

その悲壮感の前後で行われる指輪関連のやり取りといったら…。悲しくなります。

 

もし、自分が他人の死の運命が見えたなら助けたいと思うでしょうけど、絶対毎晩うなされるだろうな…。

精神が逝かなかった木山、すげぇ。

 

 

それにしても、まだ2月ですが今年は当たりの作品が多いなぁと個人的に感じます。映画観賞が趣味(?)な自分としてはとっても嬉しい限りです。

『シティハンター』や『翔んで埼玉』とかも気になる…。けど時間とお金が…笑

 

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

 

 

 

おまけ

 

電車の場面、駅自体は見た事ありませんでしたが、看板は見覚えあるなぁと思ったら近鉄でしたか。いつも関東とかで映画撮影はするイメージだったので驚きました笑