エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《2019 F1 第4戦 アゼルバイジャンGP》荒れる…!と見せかけてあんまり荒れなかったレース。平成ラストはメルセデスの1-2フィニッシュ!

世界の国旗 アゼルバイジャン国旗 90×150cm

体感的に14年程の絶望さはないものの、メルセデスが圧倒的な強さを見せている19年シーズン。

そんな中で迎えたアゼルバイジャンGP。

狭いコース幅のお陰か、初開催以来荒れる展開が多く、今年も恐らくそうなるんだろうなぁと予測していたレースでした。

 

 

その予感は見事的中。

FP1でラッセルがマンホールとの接触。そのせいでセッションが早々に終わるという波乱の幕開けでした。

過去にセパンでグロージャンが、モンテカルロでバトンが同じような被害を受けていましたが、なんで学習しないんですかね。マンホールなんてHALO如きでは意味が無さそうですし、しっかりして欲しいものです。

 

しかも、今回のラッセル車はクレーン車のオイルを浴びるという更なる悲劇もありました。4回目の開催ですからいい加減こなれてきて欲しいです。

 

 

モンテカルロのサン・デボーテを彷彿とさせる駐車やクラッシュはちょこちょこありましたが、なんとか無事にたどり着けた予選。

そこでQ1でクビサ。Q2ではルクレールが同じ8コーナーでクラッシュするというアクシデントが起きました。世界遺産が近くなのが災いしてか、マシン撤去+壁の修理に多大な時間がかかりました。同日開催のFEの決勝には予選が終わると思っていたのにまさかほぼ同時に終了するとは予想外でした…汗。

 

 

そんな荒れに荒れた予選までのセッションとは裏腹に全く荒れなかったのが決勝。

タイヤ戦略の違いによりトップ争いや中盤争いが白熱したのは良かったですけど、先頭のオーダーは予選で決着していた感じがしました。もっとドタバタするのを期待していましたから少し残念でした笑。

アクシデントらしいアクシデントはリカルド-クビアトのアレくらいですし、意外と平和に終わったレースでしたね。

 

 

そんな少々退屈なレースを制したのはボッタス。ハミルトンは2位に入りましたし、これで開幕から4戦連続メルセデスの1-2ですね。いやはや、強すぎる…

 

ボッタスは昨年のタイヤバーストでの悪夢を払拭する完璧なレース運びでした。上海での反省なのか、スタートでハミルトンを前に行かさなかったのが勝因ですかね。去年までとは何かが違うボッタスが今年は随所で現れているので、今後も期待したいところです!

 

 

フリー走行では速さを見せながらも路面温度が下がった予選では速さが陰り、結局メルセデスに太刀打ち出来なかったフェラーリはベッテルが3位、予選でクラッシュしたルクレールがファステストを取るものの5位という結果に終わりました。冬のテストでの速さは何処へやら。いつものフェラーリが見られてなんか安心するようなイライラするようなそんな感じです。

 

本当、頼むよ〜。コンストラクターズは無理でもドライバーズタイトルは今年こそちゃんと最後まで争って欲しい!

 

 

個人的にファンであるライコネンは予選結果剥奪のペナルティを受け、ピットレーンスタートだったものの10位入賞。

中団勢の中で唯一の全戦入賞を果たしています。今回はダメかなぁと思っていましたが、色々とラッキーがあったとはいえ、入賞圏内までマシンを持ってくる辺りは流石。

 

チームメイトのジョビナッツィも予選8位、グリッドダウンのペナルティがあった中12位フィニッシュという結果を残しましたし、ようやく慣れてきたかなという感じですね!

 

 

ホンダPUを積むレッドブル・トロロッソですが、予選こそ全車Q2進出。クビアトが念願のQ3進出という結果を残しましたが、決勝はフェルスタッペンが4位、アルボンが11位。あと2人はリタイアというキツい結果に終わりました。

といってもPUに問題はなく、ガスリーはドライブシャフトのトラブル。クビアトはリカルドのバックアタックにやられたというものでした。

両者とも入賞圏内を走っていただけに惜しいレースでした。2人とも付いてないよなぁ…

 

 

他に印象に残ったドライバーというと、やっぱりペレスでしょう。昨年、3位表彰台獲得した為、今年も期待していましたが、予選5位、決勝6位という素晴らしい結果を残しました。

いわゆるベストオブザレストを予選・決勝共に獲得しようやく、レーシングポイントのお目覚めといった感じですかね。

ストロールも入賞しましたし、このチームのこれからの飛躍が楽しみなものです。

 

 

一方、ウィリアムズは不運にも程がある週末でした。

上で書いたラッセルのマンホール事件やクビサのQ1クラッシュ事件に続き、決勝ではクビサがジャンプスタート(ピットレーンスタートなのに)を取られる等踏んだり蹴ったりなレースでした。只でさえ中団勢と差を広げられている状況でこれはキツいだろうなぁ…

 

 

 

というわけで第4線の感想でした。

圧倒的な強さを見せたメルセデス(ボッタス)に相変わらずのフェラーリ。W入賞で復調を見せたレーシングポイントにマクラーレン。相変わらず渋いレース(褒め言葉)をするライコネンと激しい戦いは無かったものの見所が多いレースでした。

 

 

次戦はスペインGP。第2の開幕戦と言われていますが、開幕するのはメルセデス最強伝説なのか、フェラーリ・レッドブル含めた混戦のトップ争いなのか。個人的には勿論後者を望んでいますが、多分前者なんだろうなぁという気がしています笑

とにかく、各チーム大幅なアップデートを持ち込んできそうですし、どのように戦力図が変わるのか、楽しみです!!

 

F1速報 2019年 5/16号 第4戦 アゼルバイジャン GP

F1速報 2019年 5/16号 第4戦 アゼルバイジャン GP