エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説》明かされる紅魔族の秘密。劇場でも「このすばワールド」は遠慮知らず!

 

ばっくれつ♪ばっくれつ♪

 

「頭のおかしい魔法使い」なんて可哀想なようで的確なアダ名がつけられているめぐみんが主役の『このすば』映画、紅伝説。

TVアニメでダクネスの故郷とアクシズ教が普及している場所でのお話を既にやっている事から、めぐみんにスポットが当たったと思うのですが、大スクリーンに負けない、とても良い内容でした。

 

 

めぐみんと同郷のゆんゆんが「私…カズマさんの子供が欲しい…!」という爆弾発言から始まった紅伝説。時々真面目モードになるものの、基本ギャグ調で進むという『このすば』らしい展開だったので、必要以上に構える事も、逆に飽きる事もなく、「実家のような安心感」とはこの事なんだなぁと感じるほど。それほど『このすば』ワールド全開でした。

 

 

 

今回のお話で「紅魔族の秘密」「めぐみんとゆんゆんの過去」といった事が明らかになりました。ただのギャグ作品のように見えて、やるところはキッチリやるという意気込みを感じます。

 

 

 

先ずは紅魔族の秘密から。

めぐみんとゆんゆんを見比べ、「めぐみんが頭おかしいのか、ゆんゆんが例外で紅魔族全体が頭おかしいのか」という疑問が自分の中で生まれていた訳ですが、今回無事決着がつきました。

 

すーっ。

はーっ。

 

紅魔族って頭のおかしい奴バッカ!!!!

 

 

はーしんど。

 

実際は後者が正しく紅魔族全員何処かネジが外れていましたね。過去には紅い目にしてくれと言ったり、識別番号を欲したり。現在でもめぐみんの名乗り挨拶を皆んなやったり…とご先祖から非常に残念な方々だという。このメンツじゃそりゃ、ゆんゆんは友達出来にくいよなぁ。

 

そんな残念な紅魔族は最初からこのすば世界に居たのではなく、外部の人間が作った(魔法を与えた)部族だった事が明らかになりました。製作者はあのデストロイヤーを作ったあの適当を地で行くおっさん。デストロイヤーに引き続きまたも転生の先輩のせいで、後輩のカズマが割りを食うという展開でしたね…

 

いや、待てよ。

劇中でカズマも突っ込んでましたが、このおっさんを転生させたのもアクアだという疑惑もありますし、このすば世界で起こっているヤバイ事の大半がこの駄目神のせいなのでは…?

 

仮にアクアがおっさんを転生させていたとすれば、時間の流れがこのすば世界と日本と女神の世界で全く違う事になりますよね。古代文字とされているものがカズマ(と我々)が読める日本語って事は、おっさんはそこまで昔の人ではないという事ですし、アクアが滅茶苦茶お婆さんとも思いたくない。

 

ふむ…

これは考察のしがいがありますな…

 

 

 

 

 

話は変わって、この作品では、ゆんゆんとめぐみんの関係にもスポットが当たりました。個人的にはここの部分が一番好きです!

いつもめぐみんをライバル視して何かと勝負を仕掛けてくる、ぼっちの ゆんゆんとそれを軽くいなす めぐみん。いつもこの構図が見られる2人ですが、実はめぐみんの妹(こめっこ)を守る為にゆんゆんが中級魔法を覚え、そのお陰で、めぐみんは爆裂魔法を扱えるようになったという過去がありました。

 

お人好しのゆんゆんの優しさが溢れるシーンで、何だかんだ言って、この2人は仲良しなんだなぁと思いました。今回のボス、魔王軍の幹部のシルビアのトドメを刺したのをこの2人の協力プレイというのが実に良い。最高の魔法使いと最強の魔法使い。2人は相性もよく、これからもずっとつるんで欲しいなぁと思いました。

 

 

 

 

以上がこのすば映画こと、紅伝説の感想でした!

内容はもちろん、不安だった作画も安定しており、終始楽しく見る事が出来た作品でした。

 

めぐみんにスポットが当たった事でゆんゆんの出番も多く、彼女が好きな自分としては大変嬉しかったです。ウィズの戦闘シーンも見れましたしね。満足満足。

 

メインヒロインの座を奪われる事で影が薄くなるかもと思っていたアクアですが、相棒の座はちゃんと確保していて、思ったより活躍していた印象です。なんだかんだ言って、皆んなを信用しているカズマは悪い人ではないのかもしれないですね笑

 

 

『異世界かるてっと』以来の『このすば』面々との再会でしたが、いつもと変わらないやり取りが見られてとても楽しかったです。

TVアニメ3期、是非とも来てくれ…!

 

 

おまけ

 

めぐみんが魔法学校に行った時、「ウィズ来い!」「キュアップラパパと言え!」と思ったのは自分だけじゃないはず笑