エフライの感想記

のんびりやっていきます。

R.I.P ユベール。モータースポーツの危険さを改めて知る事に…

そのニュースは本当突然に飛び込んで来ました。

 

夏休み明けのF1ベルギーGPを見終え、本当にルクレールとフェラーリが勝てるか不安になりながらベッドに入った土曜の夜。DAZNではなくフジテレビNEXTでF1を見ている事から、F1のジュニアカテゴリであるF2は見たくても見れないのです。なので、次の日のニチアサ、特に初回の『ゼロワン』をリアタイ視聴する為にいつもより早めに就寝しました。

 

そして迎えた今日。朝起きて『スタプリ』の前に、各ドライバーの予選コメントを見ようとサイトを開いた瞬間、目が一気に覚めた。F2で大クラッシュが起き、ドライバーが亡くなったという記事。それを見た時、自分の目が信じられませんでした。

クラッシュが起きたのはスパ・フランコルシャンの名物コーナー、オ・ルージュ。個人的に一番好きなコーナーですが、危険が多いコーナーです。16年に当時ルノーF1に乗っていたマグヌッセンが大クラッシュしたのが記憶に新しいです。

 

youtu.be

 

 

そこで、そのマグヌッセン以上のアクシデントが起き、弱冠22歳のドライバーが天に召されました。彼の名前はアントワーヌ・ユベール。今年がF2デビュー年でありながら2勝しており、ガスリーやオコンに続くフランス人F1ドライバーとしての期待が高かったドライバーでした。前述の通り、自分はDAZNに加入していないので、結果やYouTubeに公式が上げるハイライト動画しか走りを見た事がなかったんですけど、有望なドライバーが現れたなぁと思ったのを覚えています。

 

 

しかし現実は非情なもので、レースの女神様は彼を天国へ連れ去ってしまいました。滅茶苦茶思い入れのあるドライバーという訳ではないですが、やっぱり居なくなるというのはショックです。個人的には、14年のビアンキそして15年のジャスティン・ウィルソン以来のドライバーの死。あれからHALOだのなんだので安全性はかなり向上していますが、やはりモータースポーツでは避けられないものだという事を痛感しました。

 

R.I.Pユベール。

どうか安らかに眠って欲しい。そして空の上からF1を、モータースポーツを見守って欲しい。

 

F2はキャンセルになったものの、F1は開催されます。また、同じ週末にインディカーも開催されます。時間は決して巻き戻りません。そして、リアルタイムで同僚の死を知っても彼らは走る事を辞めません。モータースポーツファンとして、人として彼らを尊敬すると同時に、二度とこのような事が起こって欲しくありません。

 

ニキ・ラウダは言った「人生にはワールドチャンピオンシップよりも大切な事がある。生きている事だ」と。ライバルのハントは言った「安全性なんてクソ喰らえだ!僕がしたいのはレースだけ」と。また、ピケは言った「死にたくなければレーサーなんて辞めれば良い」と。

 

一体何が正解だったのか。どうすれば良かったのか。そんな事を考えたところでユベールは生き返りません。これからの安全性を考える為、そして面白いレースがこれからも開催され続ける為。FIAは大きな宿題、そして十字架が課せられました。

 

さて、今夜のF1ベルギーGP。

無事に終わってくれるのを祈りながらもフェラーリとライコネン、ホンダ勢の躍進を期待してスタート時間を待ちます…