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感想&レビュー《ポケットモンスター シールド》待望の第8世代。Switch初の最新作の出来は如何程…

先週金曜日、11/17に発売された第8世代のポケモン、剣盾こと『ソード』『シールド』。前作の『Let's Go』がポケモンGO勢を意識した作品だったので、久々の、そしてSwitch初の最新タイトルものの作品ですね。Switch登場に合わせず、更に再リメイク作品を挟んでの新作だったので自分を含め、発売をとても待ち望んでいた人は多いと思います。

 

しかし、その剣盾。はっきり言って発売前は不評の嵐でした。過去作のポケモン全てが登場せず、過半数以上がリストラされたのが主な原因です。ヒトカゲ以外の御三家やディアルガ等の伝説、準伝説、幻組。また、その他各々思い入れがあるポケモンがほぼ全て一掃されましたからね。自分もズバットやチコリータ。ムックルやヨーテリーに会えないと分かると辛いものがありました。 

更にタチが悪いのが、リストラするのは発表しておいて、どのポケモンが対象なのかを明らかにしなかった事ですよね。リストラ自体は技術的問題等があって仕方ないと思います(参戦ポケモンの選出は疑問ですが…)が、流石にクビポケモンは公表して欲しかったです。CMで全員集合!的な雰囲気を醸し出しているのもより一層騙された感じがします。

 

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そんなわけで0から、いや、ほぼマイナスから始まった剣盾。まぁ何だかんだ言って、楽しめるでしょうと考えていました。そして取り敢えず表紙を飾っているザマゼンタを捕まえたところまで行って思いました。

 

やっぱりポケモンっておもしれぇ!って!!!

 

明らかな手のひら返しですが、本当にそう思いました。個人的なポリシーとして、「ストーリーや進化のネタバレを踏まない」そして、「1回目の殿堂入りは序盤に揃えた新規ポケモンで挑む」というこだわりを持っているのですが、そのお陰か、とてもワクワクしながら進める事が出来ました。どのポケモンがどんな技を覚え、そしてどういった姿に進化するのか。未知との遭遇にドキドキしながら、そして草むら等で出会える第6世代以前の先輩ポケモンに懐かしい思いを馳せながら、ジムを攻略していきました。

 

 

剣盾で良かったなと思った事がいくつかあります。その1つ目がジム戦ですね。これまでのシリーズは、街へ行ってちょっとしたイベントを行った後、ジムリーダーとの戦闘をこなしておしまい。というのがお決まりでしたよね。8人のジムリーダーを撃破しバッヂを8個集めたら、出れない部屋でじっと挑戦者を待ってる四天王やチャンピオンに挑戦でき、彼ら彼女らを倒して殿堂入りする、という事がポケモンの大きな目標でした。

 

今回もその大元は変わらないのですが、今作ではジム戦やチャンピオン戦が興行化されていました。ジムチャレンジは年に一度開かれる「ジムチャレンジ」というイベントになっており、チャレンジャーは8つのジム攻略を目指します。そして8つ全てのバッヂを集めた挑戦者でトップを決めるトーナメント戦を実施。そしてそこからジムリーダー7人+チャレンジャーのトップを混じえたトーナメントをして、チャンピオン挑戦者を決める。以上のような大変大掛かりな形式になっていました。 

これの何が面白いかと言うと、ジムリーダーとの関わりが深く持てるという事なんですよね。特にXYが顕著でしたが、ストーリーに関わってこない、ジム戦しかないジムリーダーはどうしても名前や姿が思い浮かばないものです。それがこう何度も顔を合わせると記憶に深く残ります。更に、チャンピオンとジムリーダーとの繋がりも感じられる事も良いですよね。今までチャンピオン(と四天王)とジムリーダーはどこか壁がありましたが、今回それがないのでガラル地方は1つになっているんだなぁと思わせてくれました。

 

また、上で書いた大掛かりな戦闘は、バトルでも良い事があります。

興行化、即ち観客がいる事で、歴代トップクラスの戦闘BGMに観客の歓声が合わさります。それによって、バトルがとても盛り上がるものとなっているのです。アニメでサトシが良く戦っている地方最終リーグ戦のシーンが再現されているようでとても興奮しました。

そして、今作の目玉、ダイマックスもことジムリーダー戦においては良いスパイスでした。ジムリーダー事のエースポケモンが分かりますし、何せ、ダイマックス時のモーションが人それぞれで見ていて面白いですからね。個人的にはヤローが投げる前にボールを撫でるのが好き。

 

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上のジム攻略と被る部分があるんですけど、この8世代は、キャラの皆が本当に魅力的なんですよ、これも剣盾の良い部分だと思います。

ライバル枠だと、時たま方言が混じる所が可愛いマリィだったり、いけ好かないけど笑っちゃうオチに落ち着いたビート。兎に角熱いホップと明確な地雷キャラがいないんです。ジムリーダーも、大らかなヤローに今作の美人枠(そして少し残念枠)なルリナさん。熱い芯を持っているカブさんに、癒し枠のオニオンくん。ひたすら癖が強いピンクババァ、ゲフン、ポプラに、お母さん属性のメロンさん。見た目と反して優しいネズ兄さんにイケイケ兄さん、キバナ。と、自分はシールドなのでこのメンツなのですが、皆さん本当に魅力的なんですよね。後、主人公の最初のファンのモブも良いですよね。採取的に相棒がちゃんとイオルブになっているのも良い…。まぁでも、1番はソニア姉さんなんですけどね!!!

 

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良いところがあれば、悪い所もあるわけで、次は「ちょっとここは…」と思うところを上げていきますね。

プレイして思ったのが、兎に角全体的にテンポが悪いんですよね。 話自体は良いんですけど、1つ目のジム行くまでに3回くらいホップと戦いますし。その後も、ほぼひとつかふたつジムクリアする事に彼との戦闘を繰り返すのは流石に多すぎます。まぁホップの手持ちを見るに、彼の迷いが見られたり吹っ切れた感じが分かったりするのは面白いな、と思いましたが、それにしても多すぎる。

 

後、細かい部分で気になる所があるんですよね。例えば、ネズ兄さん。彼は開会式に出席しないんですよね。まるでトキワシティのサカキ様みたいと言えば聞こえは良いですが、サカキ様ムーブをしたネズ兄さんの行動に対する説明がないんですよ。一応不参加の理由は推察出来ますが、確信を持てるだけの証拠がありません。明らかに不自然な部分ですし、別のイベントを仕込んでいたなと分かるんですよね。元のシナリオ、見たかったなぁ

 

また、チャンピオン戦前のイベントも中々に唐突ですからね。チャンピオン戦まで流れで一気に行く流れだったので腰を折られた感じになりました。そういうイベントはもうちょい前でやってくれって…

 

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総評

 

細かな悪い(というか気に入らない)部分もありますが、全体的に考えると"買い"に当たる良作だと思います。ジム関連だけでなく『Let's Go』シリーズで見られたシンボルエンカウントと往年のランダムエンカウントを上手く組み合わせていた事も嬉しい仕様でしたね。"ポケモンらしさ"を残しつつ新しいポケモンになったというか、そういう空気を感じました。コーディネートやキャンプ、カレーやプロフィールカード等本筋に関係ない部分も大変面白く作られており、飽きが中々来ないようになっているのも好きなポイントです。過去作のポケモンが高レベルでうじゃうじゃいるワイルドエリアも面白いですよね。これは捗る。でも!だからこそ!!好きなポケモンと一緒にカレーが食べたかった…

 

次に出るのはエメラルドやプラチナ枠なのか、ダイパリメイクなのかは分かりませんが、次作が出るまでこのシールドを遊び尽くしたいと思います!追加ポケモン、待ってますよ!特にメガニウム!お願いします!!

  

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