エフライの感想記

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感想《Formula E 2019-2020シーズン(第6シーズン) 第2戦 ディルイーヤ》ドタバタ判断に審議祭り…。悪いFE運営が帰ってきたなぁ…

開幕したと思ったらノータイムで迎えたFE第6シーズン第2戦。2日目が土曜日開催だと、何処か変な感じがしますね。 

 

 

グループ分けがあることから、運要素が滅茶苦茶強いFEの予選。そんな予選で、前日に続きPPを獲ったシムスには脱帽です。これで昨シーズンから3戦連続PP。「予選といえばシムス」とこれからはなるんですかね。昨日のウィナー、バードは7位。2位のロッテラーは10位。3位のバンドーンは12位で、期待の新人デフリースは最後尾と、シムス以外の前日躍進組が軒並み落ちているのを考えると、やっぱりシムスは凄い。後、決勝のペース配分が完璧になれば常勝ドライバーになれそうですよね。

 

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さて決勝。

昨年は優勝を成し遂げ、今年も開幕戦は9位。スターティンググリッドも4位と好成績が期待されたダンブロジオが、トラブルによりスタート出来ないというアクシデントに見舞われました。昨シーズンチャンプのベルニュは10sストップアンドゴーペナルティがスタート前から決まっていましたし、波乱のレースとなる予感がプンプンしていました。

 

その予感は当たり、先ずはダコスタとブエミが接触を起こしました。さっさとアタックモードを使い、先行逃げ切り態勢に入っていたシムスにとっては涙目展開です。加速が鈍ったブエミにダコスタが突っ込んだ形となり、ブエミはスピンを喫してしまいました。そしてWECでは兎も角、FEでは叫ぶ事が多いブエミ。なんと後方車が来ているのにも関わらず強引にコース復帰を敢行してしまいました。お陰で後続は大迷惑…。こんなに荒いドライバーでしたっけ、ブエミって。

 

 

どうしても今年のモンツァの、ベッテルやストロールが頭を過ぎりますね。今回は、ガスリーみたいな被害者が出なくて何よりでした。まぁ同僚のローランドが割を食っちゃいましたが、仕方ありません。強引なチームメイトのせいですから、我慢して下さい。

 

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そして激しいバトルが期待されるSC明け。早速エバンスとバードが接触を起こしました。更にレーシングラインに残っているのにも関わらず加速しなかった為、バードはウェアラインにも接触。ウェアラインは完全にとばっちりでしたね。可哀想。

 

 

正直、バードどけよ。と思います。前日のウィナーがこんな形で散るなんて予想外ですし残念ですね。この一連の出来事でバードはリタイア。エバンスとウェアラインは、修復作業を強いられました。更に、エバンスには、バードとの接触の責任としてドライブスルーペナルティも出されました。そしてダコスタには、ブエミへの追突の罰則としてドライブスルーペナルティが課され、強引な復帰をしたブエミに対しては、10sの加算ペナルティの裁定が下りました。個人的には、ブエミへの10sペナルティが、軽すぎる気がします。ダコスタよりのは納得いかない。

 

そんなゴタゴタが治まる前にまたSCがご出勤。今度はフラインスが止まったのが原因でした。

 

 

見事なドリフトだったんですけどね汗。これにてヴァージンは全滅。ピット内がお通夜でしたね。辛い。前の日は優勝と5位でしたから、天国と地獄とは正にこのこと。

 

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そうそう、ここら辺りで予選16位からスタートを決め、トップ10まで浮上していたマッサにドライブスルーペナルティが下されました。スタートミスとアナウンスされたのですが、一体いつの事でしょうか。SC明けなら「黄旗で追い抜いた」と表示されそうですし、普通のスタートならペナルティ出るのが遅いですし…。良く分かりません。

 

まぁこの後、このマッサのペナルティがどうでも良くなる出来事が発生しました。

なんと、フラインスのマシンが完全に撤去されていないのにも関わらず、SCが解除されたのです。慌てた運営はすぐさまFCY。「フルコースイエロー」の声がテンパっていたのが印象的です。大事にならなくて良かったですが、運営は何を思ってSC解除したんですかね。昨シーズンも明らかに遅いタイミングでSCや赤旗を提示していましたし、このグダグダ感は、死人でも出ない限り変わらないのでしょうか。

 

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FCY自体は直ぐに解除されましたが、ここで恒例(?)の審議祭りが開催されました。 

SCとFCYの組み合わせでドライブスルーペナルティを上手く消化出来たと思われたマッサにピットレーンの速度違反のペナルティ。1回目のSC解除時にアタックモード通った時、実はSCが継続していたという疑惑をかけられたレースリーダーのシムス。バッテリー違反疑惑のデフリース。FCY時の速度違反疑惑のバンドーン。SC時に追い抜いた疑惑のロッテラー

正に審議に次ぐ審議。これら以外に、事前提出のスロットルマップと現在のスロットルマップが違う疑惑のアプトを始め、多くのドライバーが審議対象となりました。マッサはお茶目で済ませます(おい)が、ここまで大量に出ると、もう訳が分からないですね。過去のレースで、ディグラッシがトップチェッカーを受けると、翌日に失格処分という顛末を何度も見ましたが、今回もそのような事が起きそうです。

 

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最後バッテリーが1%切る程の接戦を制し、取り合えずのトップチェッカーを受けたのはシムスでした。前日の雪辱を果たすポールトゥウィンですね。2位はギュンター。右前のカウルを吹っ飛ばす空力アップデートが功を奏してのポディウムです。これでBMWは1-2フィニッシュ。昨年の同士討ちのリベンジ達成。おめでとうございます!3位はディグラッシ。良くぞ巻き戻したという感じです。

 

 

 

……とレース終了後はなっていたのですが、何かギュンターにペナルティが出たみたいですね。結果、ディグラッシが2位に浮上し、バンドーンが3位になりました。更に上に挙げたような様々な審議、ペナルティを清算した結果、

 

このフィニッシュのリザルトが、

 

 

こうなりました。サイゼリヤの間違い探しみたいですね。照らし合わせが面倒臭い。どうやらギュンターはオーバーテイクの時に何かやらかしたようです。

 

www.fiaformulae.com

 

こういうフォローが弱いのがFEの欠陥ですよね。レース後にコロコロ結果が変わるのは解せない。まぁお陰で、12位フィニッシュだったハートレイが入賞(9位)しましたし、ディフェンディングチャンピオンのベルニュもポイントを持ち帰る事が出来ました(8位)。ダコスタもちゃっかり10位に入りファステストポイントを獲得出来、何か良い感じに収まった気がします。デフリースにとっては災難ですけどね汗

 

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まとめ

 

連戦だったこともあり、コースとマシンに慣れたのか、色んな所でバトルが見られ、退屈しないレースとなりました。まぁ運営のガバガバさはいい加減治して欲しいですけどね。

さて、次戦は年明けにチリで開催されます。南アメリカですし、どうせ殺人的な時間なんでしょう汗。録画して日曜に見るつもりです。

 

今週はSGTとDTMの交流戦があり、モタスポ界は忙しい週末となりましたね。個人的には交流戦はイマイチ意味が分からないというか、何が目的か分からないので、否定的ポジションですが、どのようなレースになるのか楽しみです。別々で盛り上がっているから交流する必要ないと思うんだけどなぁ

 

 

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