エフライの感想記

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感想《劇場版 ハイスクール・フリート》待ち望んだはいふり最新作。ましろが下す決断とは如何に…

見てきましたよ、『劇場版 ハイスクール・フリート』こと映画はいふり。

『Re:ゼロから始める異世界生活』と同じ、16年の春クールにアニメが放送された後、2つのOVAを経て迎えた劇場版で、明乃達がどのような活躍を見せるのか。とても楽しみにしていましたね。まぁ、個人的にアニメ本編が絶賛出来る内容じゃなかったので、不安が大きかったのは否めませんが…汗

 

 

そんな劇場版。

今回フィーチャーされたのは、明乃とましろの艦長、副艦長ペアでありました。代役としてでありますが、比叡の艦長のオファーが来た ましろがそれを受けるのか断るのか。艦長になるという夢を小さい頃から持っていた ましろの苦悩と決断が描かれた作品でしたね。

 

 

そんな悩む ましろや気遣う明乃の前に現れたのが、今回のゲストキャラ、スーちゃん事、スーザン・レジェス。

彼女の事、最初は明乃とましろを繋ぐ為だけの、舞台装置としてのキャラだなぁと感じていました。しかし、実際に海賊に道具(ある意味の舞台装置)として利用されていた。そして最後のバトルでちゃんと活躍の役割を与えられた。という事を考えると、ただの舞台装置ではなかったな、と感じます。

まぁ必要不可欠なキャラかと言われると微妙でしたけどね。明乃とましろが本音でぶつかり合う為の橋渡しとして機能すると思ったら、2人はぶつかり合わないし、彼女が出た事で、ただでさえ多すぎるキャラに、よりスポットが当たりませんでしたし。

でも、あの一歩間違えたらギスギスする空気に癒しを持って来てくれただけでも、良かったと思います。

 

日本に居るらしい、父親と再開出来たら良いですけど、ここら辺は特に描写されませんでしたね。暗い過去を持っていそうでしたが、匂わすだけで終わっちゃいましたし、彼女の事は今後補完されるんですかね。アニメ2期とかOVAとかで出てくれると良いんですけど…

 

 

 

アニメ本編では、ネズミが持ってきた病気によって大混乱した『はいふり』でしたが、今回は海賊による迷惑を被りました。まぁぶっちゃけ、海賊対策してないのかよ。と思いましたね。

海面が上昇し、陸上生活が現在のように出来なくなったら、ユニバのショーでお馴染みの『ウォーターワールド』の様に乾いた土地を確保し、それを悪用しようとするか、今作の様に海賊行為をして、世界の覇権を取ろうとする悪者が出てくるのは、容易に想像が付きます。その対策を、一切行っていない事はないでしょうけど、簡単に海賊にやられる位ザルなシステムだったのは、どれだけこの世界って平和ボケしているんだろうと感じました。それと、厄介事を学生に押し付けるな。政府も汚いぞ。と言いたいですね。はい。

 

 

まぁそんな訳で、愚痴が多い感じになってしまいましたが、普通に面白かったですよ?

迫力の戦艦によるバトルシーンは、特に目を見張るものがありました。個人的には、前半のお祭りをもう少し短くして、バトルシーンを増やして欲しかった気がしますが、予算等の都合でしょうね。仕方ありません。

 

 

後、やっぱり、ましろと明乃の関係が好きですね。色々好きなシーンはありますが、個人的にはアニメ6話で明乃が叱責された、スキッパー突撃を、今回はましろがやるっていうのが1番ですね。ブレーキ役の人が、物語の終盤にアクセル役の人と同じ行動をするとかエモすぎる。更にOPをバックにとか熱すぎ。そういうの好きだからもっとやってよ、ほら。

 

それと、アニメ本編では殆ど出番のなかった、もえかの役割も良かったですよね。幼馴染で、明乃の事を誰よりも分かっていつつも、今の明乃の隣はましろだって理解している感じ。そんな、「例え近くにいなくても、心は繋がっているよ」感が最高。是非とも、ましろと1度ガッツリやり取りをして欲しいものです。

 

 

 

『ガールズ&パンツァー』の戦艦版とも言うべき、『ハイスクール・フリート』。アニメ本編は、お世辞にも手を挙げて絶賛出来ない出来ですけど、こうやって続きが続々とお出しされて、どれも少し無理矢理要素がありつつも、大体面白いっていうのは、とても良い事ですし、ファンとしては嬉しい限りです。ましろは春風に残る選択をしたというラストでしたし、この劇場版の続きも作れそうですよね。個人的には、明乃とましろともえかで三つ巴になって欲しかったんですけどね…笑

 

次は、どのような彼女達の活躍が見られるのか、今からとても楽しみです。