F1のテストが始まり、新シーズン開幕の期待が高まる今日この頃。WECやF1でお馴染み、メキシコシティでFEが開催されました。前戦では逆転に次ぐ逆転が見られ、大変面白いレースとなりましたが、ここメキシコでは一体どんなレースが見られるか。
朝6時スタートという事でアメリカ大陸GPの割には見やすいレースだったので、何とか早起きして決勝はリアタイ視聴しました。(予選は諦め)
今回のレースの感想というと、エバンスがひたすら強かった。と、この一言に尽きますね。前戦ではPPを獲りつつも、決勝のレースペースが悪く、何とか3位に漕ぎ着けるのが精一杯だったエバンスでしたが、今回は圧倒的でした。スタートでこそPPスタートのロッテラーと競りましたが、残りはトップ快走。
後ろが勝手に潰れてくれたのもあって、FEでは珍しい、ぶっちぎりのレースでした。これで前戦はチャラですかね笑
2位に入ったのはダコスタ。
これにて2戦連続2位という安定感抜群の結果ですね。3回目のアタックモード時のチームオーダーにて少しゴタゴタがありましたが、それ以外は完璧。FE王者のブエミをかわしたり、職人バードのミスを誘ったりと巧いレースをしましたね。エネルギーマネージメントも1番でしたし、今後のチャンピオン争いが楽しみです。現在、ランキング3位ですしね!
3位に入ったのは日産ブエミ。
待ちに待った今シーズン初ポイントでございます。ペースが悪く、ひたすらディフェンスに徹したレースでした。
バード、フラインスにデフリース。そしてテチータの2台。色んなマシンに攻められながら、表彰台を獲得出来たのは、流石の一言です。
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他、印象に残ったのは、メルセデスの2台(バンドーンとデフリース)、ヴァージンの2台(バードとフラインス)ですね。
メルセデスとヴァージンに関しては、速さがありながら結果が出ない、残念なレースとなりました。ポイントリーダーだったバンドーンは、10位スタートから一時は5位を走行するレースを展開し、シムスに抜かれるとしても6位は硬いな…という感じがしていました。しかし、ファイナルラップにて凡ミス。まさかのノーポイントでランキングも4位に陥落しました。
デフリースに関しては、バンドーン共々今回も良いレースをしていました。ただ、ダコスタの猛攻から逃げる際、ブレーキングゾーンを見誤り、フラインスを巻き込んでのクラッシュをしてしまいました。
ヴァージンに話を移します。
バードは今回も渋いレースをしていましたね。最後のミスが無ければ3位は確実なレースでした。しかし、そのミスが致命的。らしくないブレーキングミスにより、ノーポイントに終わってしまいました。ランキング6位、まだまだこれからなので、次戦以降、頑張って欲しいものです。
フラインスに関しては可哀想の一言。
上位を走行していたのにも関わらず、デフリースとダコスタの順位争いに巻き込まれて下位に沈む不運。その後もカラドに突っつかれたりとひたすら"ついていない"レースになってしまいました。自らに非が無く、そして速さが十分に報われないのは、見ていて辛いものがあります。バード共々、次戦以降の巻き返しに期待ですね!
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そんなマイナスイメージに印象が残ったメルセデスとヴァージン2チーム。逆に良い印象が残ったのはウェーレイン、ダンブロジオ所属のマヒンドラ。
予選でマシン規定の違反があり、スターティンググリッドは最後尾。更にドライブスルー等のペナルティ加算と絶望的だったこのチーム。しかし、ミューラーのクラッシュによるSCに助けられ、ウェーレインが10位、ダンブロジオが11位という好成績を残す事が出来ました。ウェーレインに関しては、昨年、残り数メートルで優勝をディグラッシにかっさわれた事もあり、今回の入賞は、そんな去年の裏返し、という感じですかね笑
という訳で、FE第4戦の感想でした。
3回のアタックモードという新要素は、オーバーテイクをより促進し、あっちこっちでバトルが見られて大変面白いレースとなりした。これからも3回の方が良いかも。
そして、ルノー最強時のブエミのような圧勝を決めたエバンス。今後の彼の活躍から目が離せませんね!
ニュージーランド国歌がこれからも沢山聴けたら良いなぁと思う反面、同じくニュージーランド出身の耐久王、ハートレイがイマイチなのを少し心配しながら、次戦のモロッコを楽しみに待ちます。
モロッコ(マラケシュ)は、マヒンドラが2連勝しているコースです。今回も最後尾からジャンプアップしていましたし、期待出来ますね。ウェーレイン、ダンブロジオファイト!
後、マッサやバンドーンも頑張れ!