エフライの感想記

のんびりやっていきます。

矢澤にこ というキャラについて

今年1年間を通しての完成を目指しているこの企画。今回のターゲットはμ'sの3年生、大銀河宇宙No.1アイドルの矢澤にこです。

 

ラブライブ! Solo Live! from μ's 矢澤にこ スマイル・フォー・ユー

 

 

にこと言って直ぐ思いつくのは、やはりアイドルへの思いの強さ、ですね。確たるアイドル像を胸に持ち、時にはやりすぎとも思われる行動を取ってしまう事もあるにこ。ですが、誰よりもアイドルであろうとする姿は、彼女の魅力の1つだと言えるでしょう。そんなにこのスタンスは、彼女のソロ楽曲「にこぷり♡女子道」にて強く感じ取る事が出来ます。この楽曲は、シリーズ(特にμ's)では珍しいキャラソンのような楽曲であり、彼女のアイドルに対する秘めたる思いが分かる1曲となっています。

 

また、にこの有名な決め台詞というと、「にっこにこにー」ですよね。恐らく『ラブライブ!』をあまり良く知らなくとも、アニメに多少詳しい方ならこのフレーズは知っているのではないでしょうか。この自己アピールがにこのアイドル像を確立しているのでは、とさえ思ってしまいます。そんな「にっこにこにー」。実は「今は居ない父親(恐らく死別)が考え出したフレーズ」というバックグラウンドがあります。これはSIDにて語られており、彼女がアイドルに憧れる理由の一つに、「最高の笑顔を振りまいたら居なくなった父親に届くのではないかと思っているから」。という裏事情があるんですよね。その理由を基に父親が生み出したフレーズを用いて頑張るにこ先輩。いつも見せる彼女の強さにはこういう背景があったのです。

父親が居ない分母親はハードワークを強いられる為、家事や妹達の世話を担当する事となったにこ。その結果料理のスキルや面倒見の良さが身に付いたというのは、とても沈んだ気持ちになってしまいます。漫画版では金銭の事情でUTXへの入学を諦めていましたが、(設定の共有はあやふやとはいえ)個人的にここまで厳しい家庭事情とは思いませんでした。それをメンバーにさえ、むやみやたらに見せようとしないにこ先輩。本当に強い。

その事を思うと、彼女のもう1つのソロ楽曲「まほうつかいはじめました!」への印象が変わりますね…

 

 

このままだったらどよんとした空気になるので話を変えますね。小ネタ話でも行きましょう。

他のメンバーがアニメやMVで幼少期の姿を見せる中、にこは一切出なかったんですよね。その姿は18年のスクフェスのエイプリルフール企画にて初披露されるまでベールに包まれていました。後輩グループのAqoursメンバーは17年4月発売の3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」のPVにて全員の姿(異論を唱えたい人が何名かいますが…)が公開されたので、後輩より後という珍事でした。そういう事態になったのは全くの偶然なんでしょうけど、アイドル活動にとてもストイックで、プライベートを見せびらかさないにこらしいといえばらしいですよね。

 

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さて、交友関係はというと、個人的に彼女には同学年より1年生と絡んでいるイメージがあります。

先ずは真姫。「にこまき」と呼ばれる2人のカップリングはシリーズの中でもトップクラスの人気を誇っています。良い意味で大人ぶっているようで中身が子供っぽい真姫と、幼そうな見た目にも関わらず面倒見の良いオカン属性なにこの組み合わせは人気が出るのも納得です。媒体毎に性格が大きく変わるとはいえ、漫画、アニメ共に2人は良くセットにされているイメージ。デュエット楽曲「ずるいよMagnetic today」では素直になれないものの相手の事を思っている2人の心情が良く描かれています。

 

ですが、ここで個人的にはそんな大正義にこまきより、師弟関係溢れる「にこぱな」が好きだと明記しておきます。スクールアイドをしているにも関わらずアイドルが好きなのはこの2人のみ、というのは驚きですが、そのお陰か、互いに趣味を曝け出せる間柄となっています。特に花陽からの「にこ先輩尊敬オーラ」は随所で滲み出ており、他のメンバーが軽く流すにこのアイドル論を花陽は真面目に、そして時にはメモを取りながら聴いています。この後輩が先輩を慕う関係がたまらなく好きなんですよね。2期6話での入れ替わりでも完璧ににこを演じていましたし。

そして、そんな尊敬オーラは、アニメ2期4話のにこの個人回で輝きました。家族に見栄を張るにこの心情を花陽はメンバー内で唯一理解を示し、その問題の解決に一役を買うという大活躍。これぞ、にこの事を誰よりもアイドルとして尊敬している花陽だからこぞ出来る芸当でしたね。そんな花陽の事をにこも高く評価しており、アニメ最終盤ではアイドル研究部の部長がにこから花陽に引き継がれました。μ'sが終わっても、多分この2人のアイドル友達という関係は続いていくんだろうなぁと感じます。

 

また、にこは、残りの1年生、凛とも上手く関係を結んでいます。イメージ的には「尊敬」が常に念頭にある花陽に対し、凛は「生意気が言える友達のような先輩」といったスタンスを取っているように感じますね。にこの持つ姉オーラと妹気質のある凛は、そりゃ上手くいく間柄でしょう。微笑ましい関係です。

 

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個人的に「にこぱな」、そしてアニメ1期でスクールアイドル継続組に回った「にこりんぱな」の組み合わせがとても好きなんですけど、何だかんだ言って「にこまきりんぱな」の4人組が好きなんですよね。1年生3人は、夫々形は異なりますが にこの事を慕っており、一方のにこは、そんな後輩たちを可愛がっているという微笑ましい関係。にこ自身の面倒見の良い性格、1年組の”THE・後輩感”が上手く作用している4人組だと思います。

 

そんな先輩後輩関係と比較し、「悪友」感があるのが希ですね。アニメにて、μ's結成前から交友があった事が示唆されたり、互いをあだ名と名前で呼び合ったりと、気を許している間柄となっています。普段は「希>にこ」のパワーバランスですが、何処か微笑ましいやり取りが多く見られます。SIDでは進路希望調査にて共に「アイドル」と書いていますし、心の奥底では信頼し合っているのが分かります。表立って出てくる事は少ないですが、悪友であり親友でもあるこの2人組もお気に入りです。このコンビが出している「乙女式れんあい塾」は電波的な声が癖になるので必聴ですね。

 

 

という訳でにこっちの紹介でした。

見た目とは裏腹(?)に、穂乃果とはまた違う纏め役を担っている彼女の魅力が伝われば幸いです。絵里とも希とも違うスタンスでメンバーの事を思い、そして引っ張っていく大銀河宇宙No.1アイドルのこれからに乞うご期待!!