エフライの感想記

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感想《2020 SUPER FORMULA 第2戦 岡山》チームによって明暗が…。戦略勝ちセルモは本当強い

先月ようやく開幕した今年のSF。開幕戦こそ舞台のツインリンクもてぎの特性もあって大変つまらないレースでしたが、今回のレースでは色々変更点があったので多少の期待を持ちつつスタートの時を待ちました。

 

個人的に大きく感じた変更点はやっぱり「タイヤ交換の復活」でしょう。確かにSFでは1周目に交換する作戦がギャンブル扱いにならない等、残念な印象がありますが、それでも作戦の幅が広がるタイヤ交換の義務は嬉しいものです。その他、OTS使用時の使用してますよランプが8秒後になったり幾多のドライバー変更がありましたね。これらがレースにどういった作用をもたらすのか楽しみでしたね。

 

 

ざっくり振り返り

 

そんな第2戦。F1トスカーナGPを彷彿とさせる程中々スタートが切られないレースとなりました。13番手スタート予定だった笹原選手がエンストによりピットレーンスタートになるのはまぁ良くある事なので特に気にしませんでしたが、フォーメーションラップ中に阪口選手がクラッシュしたのは驚きでした。リプレイがなかったので何でスタートディレイになったのか、最初は分かりませんでしたね笑。SFはこういうのが多い。因みにこれで阪口選手はSF参戦2戦連続DNS。1戦目は大雨で開始されなかった18年のオートポリスGPです。なんかツイてないなぁ…

 

閑話休題。

マシン撤去後、改めてフォーメーションラップを行い迎えたレーススタート。そこで2つ目のアクシデントが。中嶋レーシングの大湯選手が1コーナーにて止まり切れず同僚の牧野選手、そしてKONDOレーシングのフェネストラズに魚雷アタックをかましました。上記の阪口選手もKONDOレーシング所属なので、この2チームは1周持たずに戦線離脱となりました。南無。

 

このクラッシュによりSCが導入され、岡山国際サーキット特有のゆったり作業も相まって実質レースが開幕していないのにも関わらず残り時間が表示されるという事態に陥りました笑。本当トスカーナGPを見ているようでしたね笑。

再開後は特に大きなアクシデントなく進行し、無事にタイムレースになる事なくチェッカーを迎えました。1-2フィニッシュを飾ったセルモ、4-5を達成したインパルに対して、1周目で散った中嶋企画とKONDO。チームによって明暗が大きく分かれたレースとなりました。

 

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個人的殊勲賞

 

今回の殊勲賞は、やはり1-2フィニッシュを果たしたセルモの2人でしょう。アンダーカットを狙いピットレーンオープンして直ぐタイヤ交換を敢行しSF初優勝を飾った坪井選手と、出来るだけピットのタイミングを遅らせ2位に入った石浦選手。スタートで順位を大幅に上げた後慢心せず、どういう風にレースが転んでもどっちかが勝てるように戦略を分けたセルモのレース巧者っぷりは流石です。何となく石浦選手に対して、OTSを使わせない、タイヤ交換を微妙に遅らせる等謎の力が働いた感がありますが、チームとしては完璧な戦略を取ったと言えるでしょう。特に坪井選手は、予選でクラッシュしていましたからね。あの予選からこの結果を予想するのは難しすぎます笑。坪井選手、おめでとうございます!

 

また、石浦選手より第1スティントを引っ張り、10位から3位フィニッシュという結果を成し遂げたキャシディも凄いレースをしましたよね。加えて、彼らと同じようなピットを遅らせる戦略を取り、予選18位から7位フィニッシュを達成したKCMGの国本選手。予選16位からホンダ勢2位の8位に食い込んだ福住選手。15位から5位にジャンプアップした関口選手。彼ら4人達も素晴らしいレースをしましたね。

 

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という訳で第2戦の感想でした。

開幕戦とはうってかわり、見所の多いレースとなりました。個人的に推している山本選手も予選7位から6位入賞しましたしね。楽しく観戦する事が出来ました。ホンダ勢のポイント獲得が山本選手、福住選手、野尻選手の3人というのは寂しいものなので、次戦以降に期待したいところです。

代役参戦で予選2位に入った宮田選手が決勝であまり奮わなかったのは少し残念でした。ですが、経験がものを言うSFでスタートの失敗からズルズル落ちなかったという事を考えると、これからが楽しみですよね。福住選手や野尻選手とのバトルは見応えがありましたし、それを通じて9位入賞というのは今後に期待が持てるレースだったのではないでしょうか。

 

 

さて次戦はSUGOですね。ピット渋滞が名物のサーキットで一体どのようなレースが見られるのか。可夢偉選手や一貴選手のように海外レース組は果たして参戦出来るのか。仮に出られないなら代役は誰になるのか。等と、ワクワクする要素多いので1ヶ月後が今から待ち遠しい限りです。