エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第1話「はじまりのトキメキ」》新たな『ラブライブ!』、始動。先代とは色々違っててGood!

今はまだ…勇気も自信も全然だから…

これが…精一杯…

私の夢を一緒に見てくれる?

 

 

勿論!

いつだって私は、歩夢の隣にいるよ

 

 

"ゆうぽむ"は正義。こういうのを見たかった!

やっぱり幼馴染って良いなぁ…

 

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放送日が告知された2ndライブ夜公演から早1ヶ月弱。遂に虹ヶ咲のアニメ第1話が放送されました。PDPとして誕生してから早3年、アニメ化の保証があった(ある)、先輩のAqoursや後輩のLiella!と違い、アニメ化の予定が無く、それどころか主戦場のゲーム、スクスタの配信が約1年遅れるという逆風が吹き荒れる中、ここまで辿り着けたのはファンの1人として本当に嬉しいです。そのお陰なのか、放送時間の1時間前からソワソワが止まりませんでしたね笑。この感覚は『サンシャイン‼』1期1話の時の感覚に近いものでした。あれからもう4年か…

 

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前置きはこの辺にして。そろそろアニメ1話の感想に入っていきます。

ストーリーや構成に関してですが「偶然出会ったスクールアイドルに感化され、自分も!と始めようとする」というのはμ'sやAqoursと同じでした。ですが、これまでの2作品から色々と変えてきており、とても面白かったです。

 

具体的には、最初にガッツリ日常パートを入れ「普通の女の子がアイドルに」という部分を強調してきた事、ですね。1話にて、μ'sはいきなり歌を披露してインパクトを与えてきました。一方のAqoursは「運命の出会い」と「明確なμ'sの後継者」という2点を推してきました。対して虹ヶ咲は、先輩らより比較的ゆったりとしたペースでお話を進め、"日常感"を大切にしていた感じがしました。

 

1話を通じて、「侑が歩夢をグイグイ引っ張る関係」と視聴者に理解させたタイミングでの歩夢の告白。せつ菜のライブに感化されたのは侑だけじゃないというのが明確になったのは良いですよね。スクスタでの「あなたがそうするなら…」というスタンスも好きですが、こうやって自らの意思をしっかり伝えるっていうのも好きです。様々な差異はありますが、この2人の関係は、何処か花陽と凛の関係、並びに1期4話のμ's加入の動きと似ているな、と感じました。受け身タイプのキャラが覚悟を決め思いをブチまける展開、とても良い…。そこでただ決意表明するだけじゃなくてパスケースという物に思いを乗せるのも、まだまだ弱い歩夢が垣間見られてとても好き。

 

また、冒頭の何気ない日常パートにてさりげなく「歩夢は可愛い服が好き」という前振りをしていたのも個人的には好きなポイントです。あの時の服が「Dream with You」の衣装になっていますからね。「Dream」は歩夢を、「You」はそのまま侑を表しているようで2人セットのイメージそのまんまですね笑。加えて、侑に対して寝坊しないでねと声をかけているにも関わらず歩夢自身も欠伸をしていたり、放課後侑と合流する前に部室棟の柱を見ていたりと細かく見れば侑だけでなく歩夢もスクールアイドルにハマっていたのが分かる作りになっているのも好印象です。アニメスタッフ、強い。

 

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ライブ面でいうと、μ’sやAqoursに見られたミュージカル感は薄れ、楽曲への導入がより自然な感じがしました。

確かに「CHASE!」を含めた2楽曲の演出は過剰なような感じもしました。が、侑の想像内と済ませられるような構成にしているのには脱帽です。熱いせつ菜と弱々だけど一歩を踏み出そうとした歩夢の気持ちや個性を上手く表していると思います。

こういう時、視聴者目線にいる侑は便利ですよね。ちゃんとあなたちゃん的要素が残っているのが嬉しい。 今後、侑をどのようにアイドルにならない方向に持っていくのか、楽しみですね。

 

 

あ、後「Dream with You」にて「無敵級*ビリーバー」と同じくスクスタ衣装が描かれた、というのもアニメを推せる要素ではないでしょうか。「CHASE!」の舞台も声優さんのパフォーマンス初お披露目の地、ダイバーシティでしたし、どこまでこの制作陣はハードルを上げるんですかね…笑

 

EDに関してですが、シリーズ初の"踊らない"EDでしたね。「TOKIMEKI Runners」以来の畑亜貴さん含め『三ツ星カラーズ』製作陣の本気を見た気がします。"虹"という事で傘やしずくを持ってきたのは流石。これはOPも期待してしまいます。

 

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さて、難しい話は疲れたのでキャラの話に移しますね。

最初に、今回主役だった侑と歩夢について。スクスタではあなたちゃんに依存レベルで重い歩夢と、ラブコメやハーレムものでありがちな、他人からの好意に気づかないキャラと化していたあなたちゃんでしたが、アニメでは仲の良さとか互いに互いを信用し切っている事は感じ取れましたものの、割と普通な関係にトーンダウンしていました。幼馴染キャラ好きとしては微笑ましいやり取りが多くて嬉しかったです。

好意のレベルだけでなく「ねぇ、覚えてる?」に代表される昔話に関しても、スクスタとは違い、侑から話を出していったのには大変驚きました。

 

また、別のメンバーに話を移すと、先ず、今回は全員の出番がありましたね。「今週の松浦果南ちゃん」なんてコーナーを作るも、OP、EDのみのお話が多く、その度に物悲しい特設コーナーをTwitterに上げていたゲーマーズ町田店や出番を欲していたアニメイト町田店の悲劇の再来は取り敢えず回避しました。まぁ来週以降は分かりませんけど。

 

 

個人に目を向けますね。

最初はせつ菜について。侑や歩夢にスクールアイドルの素晴らしさを焚き付けた張本人ですが、やはり本来グループ活動お披露目の場にてソロライブを敢行した事が気になります。何か他のメンバーとあったのでしょうね。その悔しさによる拳握りと「CHASE!」の冒頭部分が重なった演出はかなりニクイな、と思いました。パフォーマンス前と後で悔しさを滲めつつも、パフォーマンス中は全力でやり切ったのは、せつ菜らしさを表すナイスな見せ方でしたね。

あのバトル漫画のような演出には驚きましたが、落ちサビのシャウトといい「全力で熱いせつ菜像」を作るのには完璧だったと思います。スクスタでは消滅した「同好会発足前にスクールアイドルとして活躍していた」という設定を拾ってくれたのが何より嬉しかったですね。歩夢と対照的にスクールアイドルを諦めたせつ菜が、今後どのように帰ってくるのか。スクスタではおざなりでしたので少しばかり不安ではあります。せつ菜よ…アニメでは幸せになってくれ…

 

 

次に出たのは愛さんと璃奈の2人ですね。愛さんが部外者なのにも関わらず部室の場所を知っている事は、これまた面白い伏線のような気がします。何気に、歩夢との接点がないというスクスタとの相違点が判明しましたね。

璃奈に関しては、これは予告から分かっていた事ですがボード未装着でしたね。まぁいくらアニメキャラとはいえ四六時中ボードを付けているのは非現実的ですし、彼女の過去から身に付いた鉄仮面さを強調するには良い変更だったと思います。余計に愛さんとの馴れ初めが気になりますけどね笑。今後、スクールアイドルをする時に制作するのでしょうね。当番回、早く来い。

 

 

エマと果林の2人は、同好会加入前から繋がりがあるみたいですね。あのエマがあそこまで落ち込む程ですから、同好会の闇は深そうです。闇の原因をスクスタと変えてくるのか来ないのか気になるポイントです。それと、今でこそ、方向音痴だの「勉強しなくて頭が良くなりたい!」発言だので馬鹿にされがちな果林先輩でしたが、1話においては頼れるお姉さんポジションにカムバックしていましたね。これからこのポジションをキープ出来るのか見所です。スクールアイドルの為に日本に来たエマは兎も角、果林は、加入に関してあまり良い扱いをスクスタでは受けなかったので、アニメではどのように手を加えていくか楽しみですね。

 

 

今回、彼方としずくの出番は控えめでしたね。何処でもお昼寝する事や演劇をする事はアニメでも生きていて良かったです。エマも含めてですが、彼女ら転入生組はアニメでは"転入生”として扱われなさそうですね。公式サイトにあるアニメのキャラ紹介で触れられていませんし。正直、話がややこしくなる枷のようなものなので、設定をスッキリさせる為の措置でしょうね。青藍高校等の救済はまた別の機会に是非とも…

 

 

最後にかすみんですが、この段階では「何があってもスクールアイドルを諦めない子」としての登場に留まりましたね。生徒会長を恨んでいるのはスクスタと変わりなくて何処か安心しました。アニメでは「流しそうめん同好会」といった栞子が見たら怒鳴り散らしそうな同好会があるので部室が取られる事はないでしょうが、その代わりに廃部にされちゃいましたね…。ここからどうやってスクールアイドルに帰ってくるのか、当番回である次回に期待です。

 

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という訳で第1話の感想でした。

正直まだ序盤も序盤でストーリーに対してとやかく言える状況ではないですが、基本はスクスタの流れを継承しつつも所々で設定を変えている。しかも現状それが改悪ではないと感じられるのは素直に良ポイントだと思います。最後までスクスタのストーリーをなぞるのか、それとも途中からアニメオリジナルの展開になっていくのかは分かりませんが、制作陣の実績と「無敵級*ビリーバー」の出来から、大きくは外さないだろうな、と楽観的に考えています。

 

不安材料があるとするなら、やはり販促ですかね。既に発表されているCDのリリース情報や第1話を見るに、9人全員にライブシーンがあるのは確定でしょう。そして声優さんが行うリアルライブの事を考えると、9人曲ないしは侑を入れた10人曲のライブシーンも欠かせません。こういった大人の事情を考慮すると、どうしてもストーリーに割く尺は少なくなりますし、その少ない尺でメインストーリーに力を入れ過ぎてしまうと各キャラの掘り下げが十分に行われない可能性もあります。グループである為、ソロの虹ヶ咲に比べて比較的販促が緩かったであろうAqoursでさえ「Awaken the Power」等、販促に引っ張られたなと感じるお話もあったので、ここはどうしても気になってしまうポイントです。

 

まぁ幸か不幸か、虹ヶ咲のアニメはμ'sやAqoursと違いイレギュラーな立ち位置である為、ある程度はやりたい事が貫けそうなのが希望なんですけどね。お偉いさんから変な横槍が入らなければ、販促も上手くストーリーに落とし込んでくれることでしょう。期待しています。

 

 

さて、次回はかすみん回です。

サブタイトルにて「cutest」なんて最上級を使う位ですから、かすみんが大暴れするのは間違いないでしょう。予告から様々な表情を見せてくれましたからね。楽しみです。

スクスタでは、唯一同好会に残り、ワンダーフォーゲル部に部室を取られそうなかすみんが偶然あなたちゃんと出会い、同好会の再結成に向かうというストーリーでしたが、アニメでは既に1話で歩夢はスクールアイドルを目指しているという差異があります。この違いをどのように調理していくか、今から来週が待ち遠しいですね。

 

個人的に「あなたちゃんLOVEを隠さないかすみんと盗られたくない歩夢。そのやり取りを見つつ虎視眈々とあなたちゃんを密かに狙う彼方としずく」という構図が結構好きなんですよね。なので上手い事あなたちゃんLOVEを残しつつお話を回して欲しいですが、まぁ大筋がブレたら元も子もないですからね。この点については期待小という感じです。

 

それよりも、歩夢に次ぐ個人MVが楽しみですね。「無敵級*ビリーバー」や「Dream with You」を思うと、こればっかりはいくらハードルを上げても飛び越えてくれそうですし、曲調等含めてワクワクします。サブタイトルを見るに「ダイヤモンド」や「にこぷり♡女子道」のような自分押し(推し?)がグイグイ来る楽曲が披露されるのでは、と予想します。多分外れますけどね笑

 

それにしても、今年はアニメに関しては面白い作品が多いですね。往年の名プレイヤーの続編に期待のゴールデン新人。毎週の楽しみが増えていく一方でとても嬉しいです。

 

 

次回のラブライブ→