エフライの感想記

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感想《2020 F1 第15戦 バーレーンGP》やっぱりF1は走る棺桶。改めてドライバーの凄さ、マシンやサーキットの安全性の高さを実感。

ハミルトンがシューマッハと並ぶ7度目のタイトルを決めたトルコGPから早2週間。F1はバーレーンに舞台を移しました。ルクレール初のPPやトロロッソホンダ初年度で珠玉の4位等、印象深い出来事の多いサーキットにて、どのようなレースが行われるか楽しみにしていました。例年だとタイトル確定後のハミルトンは一時不調に陥りますしね。何時もとは違う展開が見られるかも、とワクワクしていました。

 

 

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そんな期待を他所に、ハミルトンは圧倒的な強さを魅せつけました。ボッタスが偶数列スタートだったり、パンクだったりと不運(最終的に8位完走)に見舞われたのとは対照的に快調に走行していましたね。完勝という言葉が相応しい程レースを支配していました。

 

 

生きてて良かった…

 

今回のレースで特筆すべきはそんなハミルトンの圧勝ではなく、1周目に起こったグロージャンのアクシデントでしょう。カメラが先頭争いを追っている中、後方で炎が上がったのが見えた時、正直震え上がりました。

 

 

 

14年のビアンキの事故の際は本当に何が起こったか分からず、何で赤旗なのか、何でマルシャのクルーをカメラが映すのか全く理解出来ませんでした。しかし、今回は無給油となった昨今のF1では久しく見ていなかった大炎上が発生。赤旗中断中も暫く映像が届いていなかったので嫌な予感がヒシヒシと脳裏に浮かんできました。メディカルカーに乗るグロージャンがカメラに抜かれた時、安堵感でいっぱいになりましたね…。マシンが真っ二つに分かれるなんて、17年インディ500のディクソン以来。F1では初めて見た気がします。HALOがあって、しかも変に曲がらなかった事。グロージャンが息を吸わなかった事、気を失わなかった事。HALOの隙間とガードレールが重なっていなかった事。等々、色々な幸運が重なった結果、大事に至らなかったと思います。あれだけ猛スピードで衝突したのにも関わらず、しっかりドライバーを守ったマシンやサーキットの安全性も素晴らしいものです。

 

 

 

 

こちらはメディカルカードライバーのアラン・バン・デル・メルベさん(表記揺れ有)。あの炎上中のマシンに果敢に消火作業に立ち向かわれた勇気には脱帽ものです。また、マーシャルさん達も近くに居たのにも関わらず大きな怪我が無かったみたいなのでホッとしました。

 

 

 

連鎖は続く…

 

そんなグロージャンの奇跡の生存があった後、レースは再開されました。すると、今度はクビアトとストロールが絡み、ストロールが上下逆さまにひっくり返ってしまいました。掬い上げ自体は過去にマルドナードがグティエレスに対して行っていますし、昨年のアブダビでグロージャンがヒュルケンベルグをひっくり返していますから、そこまで珍しいものでもありません。ただ、グロージャンという前置きがあったので、これもまた肝を冷やす一件となりました。

 

 

この接触についてクビアトに10sペナルティが課されたのは個人的に解せませんね…レーシングインシデントの範囲かなと思います。本人に非は全く無いとはいえ、グロージャン大炎上にもクビアトは関わっていましたから、彼の精神的なものが心配です…

 

 

再々スタート後は比較的平和にレースが進んでいましたが、残り数周という所で3位を走っていたペレスのマシンから煙、そして火が発生しました。

 

 

力尽きたペレスのマシンを撤去する為にSCが出動し、結果そのままチェッカーとなった訳ですが、この場面にて隊列が整うのを待つ事なく消化器を持ったマーシャルがコースを横切りました。そのせいでノリスが危うくマーシャルを引きかけるというニアミスが発生しました。もう勘弁してくれ、といった所ですね。イモラでもマーシャルがコース内に居るのに隊列整列を優先させましたが、これは酷い。トム・プライスの再来にならなくて良かった…

 

 

 

個人的殊勲章

 

話を個人的殊勲章に移しますね。

先ずは大事故に遭ったにも関わらず自力で脱出したグロージャン。そして彼を助けたメディカルカードライバーのメルベさんの2人は当然ですね。本当、無事で良かった…

 

レース内容を見ると、トラブルでQ2落ち、15位となりつつもソフトスタートを成功させ5位入賞を果たしたサインツ。SCに助けられつつも、実質の1ストップで走り切り6位に入ったガスリー。上位陣に大きな変動が無かったものの後一歩で2戦連続のポディウムだったペレスが該当すると思います。後、大きな面倒事に巻き込まれる事なく4位で終えたノリスも立派ですね。

 

以上の5人+αが該当者です。

 

 

その他

 

ホンダ勢に目を向けると、今回は4台揃って予選トップ10入りという好成績でしたね。決勝でもクビアトに不運があったのを除けば3台入賞。しかもレッドブルは2台共に表彰台という17年鈴鹿以来の快挙でした。ホンダ勢W表彰台となると昨年のドイツGP、ブラジルGPに続く3回目の偉業達成ですね。

フェルスタッペンは兎も角、アルボンがペレスと比較し、タイヤマネージメントに難があるのは気になりましたが、まぁ結果オーライでしょう。残留に向けて一歩前進ですかね。フリー走行でのクラッシュ等微妙な所はありますが、結果を残せて良かったです。クビアトはただただ不憫…

 

 

躍進したマクラーレンや逆に闇落ちしそうなレーシングポイントとランキングを争っているにも関わらずチームメイト内で戦っていたのがルノーでしたね。ロシアGPでもそうでしたが、意外とドライバー管理が下手くそなチームかもしれまんね…。アロンソが復帰する来年が気がかりです。7位と9位という結果は悪くないと思いますが…

 

 

フェラーリPU勢は悲惨過ぎる週末でしたね。本家のWQ2落ちに驚かなくなっているのが怖いです。一応、ルクレールは昨年のポールシッター何ですけどね…。そんな彼が10位に入って1ポイント持ち帰ってくれたのが救いですかね。後、2人でそこまで大きな差が無かった事も良かったポイントかも。兎も角、トルコGPのような天国気分は一瞬で終わりました…

 

本家がダメならアルファロメオもダメ。ライコネンこそ再スタートの際、12位まで上がっていましたが、スタートの時に珍しくジョビナッツィと接触しておりノーズ交換に時間を要しました。加えて車のバランスが崩れたのかペースが良くありませんでしたね。ベッテルと揃ってウィリアムズを抜けなかったのが印象的…。来週も望み薄ですね…

ジョビナッツィは、最後タイヤを代えた事で後方に沈みましたが、それまでは比較的良い感じで走っていた気がします。ただ、根本的に車が遅いのが問題。

 

ハースに関してはグロージャンが無事というのが何よりの成果ですね。マグヌッセンも良く奮闘したと思います。結果は全然でしたが事故なく終われて良かったです。

 

最後、ウィリアムズですが、ラッセルがまたも Q2に進出したり、2台揃ってフェラーリPU勢を抑え込めたりと収穫は多いにありましたね。一方、入賞には神風が必要という事を改めて認識させられた気がします…

 

 

 

まとめ

 

という訳で第15戦の感想でした。

リカルド・パレッティやロジャー・ウィリアムソン。ヘルムート・コイニクにフランソワ・セベール、そしてトム・プライスといったサーキットで散って逝った往年のドライバー達を彷彿とさせるようなアクシデントの連続で、見ていてとても疲れたレースでした。グロージャン含め、皆さん大事に至らなくて本当良かったです。

 

さて、来週もここでF1は開催されます。

しかもレイアウトがオーバル擬きの超高速レイアウトに変更されての実施なのが不安材料ですね…。無事に終わってくれる事を祈ります…