エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第12話「花ひらく想い」》離れたり出来る筈がないんだよ。だからこれからはもっと宜くね。

侑ちゃん、今までありがとう

歩夢、今までありがとう

 

これからも

よろしくね

 

歩夢、完全覚醒。

これからはみんなの為に歌うスクールアイドルへ…!!

 

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衝撃的な終わりを迎えた11話。一体ここからどんなお話が展開されるのか、不安で夜しか眠る事が出来ませんでした。もう一方の軸であるスクフェスの開催は大きな問題なく実行出来そうな分、余計に歩夢と侑の事が気になってしまいましたね。大きな仲違いはしないだろうな、と思う反面、どういう落とし所を見つけて来るのか不安と楽しみとが両立したこのウィークデイでした。

 

 

Dream with You

1話で、あくまで侑の為にスクールアイドルとなった歩夢。しかし、活動を続けていくうちに今日子らのファンが生まれ自らのスタンスに揺れが生じてしまいました。更にらほぼ時を同じくして、侑がせつ菜には表明しつつも歩夢に隠してピアノの練習を行なっている事が発覚。自分の立ち位置と知らない侑登場のWパンチにて歩夢の精神はノックアウト。侑を押し倒すというまさかの行動に出てしまったのです。

 

…というのは12話を見たから言える事で、11話までを見ただけでは「知らない侑が生まれた事を信じたくなかった&現状維持の関係を望む歩夢が、変わっていく侑を受け入れられずに押し倒した」と受け取れる内容でした。

今回は、そんな暴挙とも言える行動を取った歩夢の裏付け&覚醒に尺を割いたお話でした。ファンが増えた事に初めは困惑しつつも最後は変化とも言えるそれ(ファンの増加やサポート)を受け入れ、侑だけでなくみんなの為に歌う事になった歩夢。決して侑だけでなく変わっていく自分にも戸惑っているという要素は、担当回で覚醒した他のメンバーとは違う部分が見えて良かったです。加えて歩夢の人の良さも感じられて嬉しかったですね。

 

また、今回の歩夢の覚醒には、今日子らのファンや侑だけでなく、せつ菜の助力も欠かせません。「始まったのなら、貫くのみです!」という励ましは、一度"大好き"を爆発させる事を諦めた経験のある彼女だからこそ出来る芸当ですね。あのグータッチには少年漫画的な熱さを感じました。その後の歩夢が走る道に、青信号や展開禁止の標識がある事が歩夢の心象を表しているようでグッときました。

 

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楽曲

1話から9話までの個人回において毎回お送りされたソロライブ。てっきり残りは全員楽曲と、ひょっとすればの侑の楽曲がサプライズであってフィニッシュだと予想していました。

 

しかし、今回なんと歩夢の2曲目がお披露されました。全く予想していなかったので驚きしかありませんでしたね。良い意味で裏切られました。タイトルは「Awakening promise」。披露した舞台が1話と同じ場所である事や「Dream with You」の2番に「Make a promise」という歌詞がある事等、対比が強く感じられたのでとても感傷的な気分になりました。チャイナ衣装や「Present for you」の衣装等のファンサービスを欠かす事なく、「Dream with You」とはまた違う歩夢が見られて嬉しかったです。

 

歌い終わってから2人で手を繋ぎ階段を登るシーンは、「開花宣言」をなぞった独白をも相まってとても胸に刺さりました。侑が転科試験に通るか否かは分かりませんが、これから物理的に過ごす時間は少なくなっても心は繋がっている事が明確になったのは歩夢の成長を感じられてとても良かったです。

 

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まとめ

という訳で12話の感想でした。

11話の不穏なラストからここまで平和な着地点に到達するとはある意味予想外でした。結論は兎も角、過程でもっと暴風雨が吹き荒れると思っていましたから…

歩夢が只単に侑に依存しているのではなく、スクールアイドルに出会った事で変わっていく"自分"に困惑しているというのは巧い構成をしているな、と思いました。加えて、楽曲披露前にあった侑の「歩夢を最初から可愛いって思ってたのは私なんだからね」というセリフは、歩夢の気持ちが一方通行的なものでなかったという事の証左になっていてとても好印象です。姫乃を筆頭にミスリードの多いアニガサキですが、決して誰かの株を下げる展開にしないのでとても安心して見る事が出来ますね。

それにしても、「これからはもっと宜しくね だって離れたりできるはずないんだよ」という「MOMENT RING」の歌詞が歩夢と友情にはぶっ刺さります…

 

 

また、スクフェスの方に目を向けると各部員(部員?)、着実にファンを増やしているようで何よりですね。熱烈なサポーターが唯一居なかったかすみんにもそれっぽい人が現れましたし、平和な世界で何よりです。いつの間にか偉大な先輩となった花陽の「アイドルは残酷な格差社会」という発言がありましたが、アニガサキの時空ではそれは適用外ですね。花陽推しとしては少し複雑な気持ちですが、皆んなが笑顔になれるならそっちの方が良いですもんね。A・ZU・NAランドもアニガサキ時空も、皆んなが大切な尊い場所。

 

さて、早いもので次回は最終回。「みんなの夢を見て叶える場所」と書いて「スクールアイドルフェスティバル」と読ませるのは凄ワザの一言です。このサブタイトルの文字が虹色だったり、全員コールだったりと集大成感が凄いですよね。一体どんな「ダイスキだけのお祭り」が開催されるのかとても楽しみです。

侑が弾いていた楽曲が披露されるのか。されるとしたらどういった形態での披露なのか。1stアルバムソロ楽曲が見られるのか。ワクワクが止まりません。もう終わりというのは寂しいですが、そのマイナスな気持ち以上に楽しみが上回っています。早く次回が見たい…

 

 

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