エフライの感想記

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感想《ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第13話(最終話)「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」》遂に完結、アニガサキ。ワクワク叶える舞台だったなぁ

お願い、かすみちゃん

任せて下さい!

それでは行きましょう!

 

!!!!!!!!!!

 

遂に始まった、スクールアイドル好きの、スクールアイドル好きによる、スクールアイドル好きのためのお祭り。最終回に相応しい、規模の大きな特大花火だ!!

 

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本来ならAqoursのドームツアー福岡公演が行われていたはずの12/26。アニガサキこと虹ヶ咲のアニメが最終回を迎えました。10話で立ち上げを決めたスクールアイドルが好きな人の為の祭典、スクールアイドルフェスティバル(以下スクフェス)の開催が遂に決行されるという事で、一体どんなお祭りになるのかとても楽しみにしていました。勿論、終わってしまう事への寂しさもありましたが、それ以上に虹ヶ咲メンバーの活躍が見たいという気持ちが強かったです。

 

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正に"ダイスキだけのお祭り"

東雲、藤黄とスクフェス転入生組を巻き込んで行われたスクフェス。それは、これまでのアニガサキの集大成のイベントのように感じる程規模が大きく、そして今までのお話出てきた要素を巧く拾ってきたものでした。歩夢達が披露したのは1stアルバム楽曲ではなくアニメ挿入歌で、ダンスシーンは特にありませんでしたが、その分、各々のライブのスタンスが「これでもか!」という程溢れていました。

 

ファンとの距離が近い歩夢や、実家であるもんじゃ焼き屋を巻き込んだ愛さん。ゲーム対戦を取り入れた璃奈に、すやぴタイムを設けた彼方。「声繋ごうよ」のライブのように子供達と触れ合っていたエマに、スクールアイドルになれるか不安がる観客に対し5話にてエマから言われた「やりたいと思った時から〜(以下略)」を伝え奮い立たせる果林。寸劇を取り入れたせつ菜、しずく、かすみ。とバラッバラで個性豊かなライブが生まれていました。

どれも好きですが、敢えて1番を決めるならやはりせつ菜達の寸劇が好きですね。12話にてかすみ陣営に加わったコッペパン同好会お手製の"どこでもかすみん"に乗り悪役になりきったかすみ。『美少女仮面ポワトリン』のような衣装を見に纏い、『鎧武』のような名乗り口調を装い登場したしずく。「せつ菜スカーレットストーム」を代表とするライブでのコーレスを再現したせつ菜。演劇部部長の手を借りつつ即興で行った寸劇は大変面白かったです。場所が本来同好会のお披露目ライブをする予定の場所だったというのも胸熱ですよね。この3人は元から同好会の一員ですから。

 

また、楽曲はないものの、藤黄や東雲にもちゃんとスポットが当たっていたのも好印象です。設楽ふみのギョロちゃんや門田剣の竹刀、神谷理華の白衣等、スクフェス(ゲームの方)の設定をキチンと拾ってて滅茶苦茶嬉しかったです。2期があればY.G.国際学園等、残りの学校の登場にも期待してしまいます。

これは余談ですがスクフェスがこの先も続いていくとなると、第1回を企画、参加した虹ヶ咲、藤黄、東雲はレジェンド級に扱われそうな気がしますね。

 

 

更に話を逸らすと、今回はスクールアイドルの他にも多くのキャラが登場しました。今日子ら璃奈の友達や演劇部部長、生徒会メンバーは勿論の事、コッペパン同好会、服飾同好会、報道部、そしてスクールアイドルに接点のなかった流しそうめん同好会等、アニガサキに登場したキャラは殆ど全員顔を見せたのでは、と思う程沢山の見知った顔が居ました。μ'sの「SUNNY DAY SONG」を披露したライブにて、尺の都合でカットされた部分はこうなっていたのかな、と感じ取れる良いお話でした。「スクールアイドルが好きな皆んなのお祭り」と言っている手前、裏方とも言える存在を疎かにするのはご法度でしたが、そこを巧く扱ったのはお見事です。今まで散々見切れ芸を披露していたユニコーン(ガンダム)もスクフェスの状況に応じて様々な姿を見せてくれましたしね。皆んなで作っている感が存分に感じられました。

 

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遂に全体楽曲が…!

既にあちらこちらで言われている通り、虹ヶ咲はμ'sらとは違いソロアイドルの集合体となっています。なのでOP等を除き、作中で9人が同じ楽曲を披露する事はありませんでした。

ところが今回、侑へ感謝を伝えるという形で全員楽曲がお披露目されました。「夢がここからはじまるよ」というタイトルを冠したこの楽曲は、ED楽曲のような爽やかさが感じられるものでしたね。「Love U my friends」をEDっぽくすればこんな風になるのかな、と思いました。

"あなた"を強く意識していた事から、個人的にアニメ以前の虹ヶ咲の空気感を感じましたね。勿論、歩夢達作中のキャラからすると「あなた=侑」なのですが、それ以上に応援してくれる(た)ファンに向けての楽曲のように受け取りました。

 

統一された衣装でなかったり、ソロパートにて各挿入歌の振り付けを取り入れいたりと「虹ヶ咲らしさ」と「アニメ総まとめ」を巧く融合している演出、振り付けとなっていましたね。各キャラが侑とどのように関わっていたのか分かるカットインがあったのも嬉しいポイントでした。特にしずくに関しては唯一お互いを呼ぶ事がありませんでしたからね。しずく担当回の8話においてもしっかり関わっていた事が判明して良かったです。エマとのツーショットは和むものだった一方、せつ菜はカッコ良すぎて笑ってしまいました。

 

しずくとかすみ、愛さんと璃奈、果林とエマというお馴染みの組み合わせを映す傍ら、同学年揃い組のスリーショットや、ユニットシングルと同じ構図のカットがあったりと制作陣の尋常じゃない拘りが見られて嬉しかったです。「Dream with You」から最後まで、本当細かいところまで作り込んでいるMVでした。

 

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そうそう、話は逸れますが、しずくとかすみと言うと、遂にかすみの髪飾りがアニメ初登場しましたね。まさか演劇のお返しとしてしずくからのプレゼントだとは思ってもみませんでした。作画省略の為にカットされたか、たとえ付けるシーンがあっても侑からのプレゼントだと考えていた自分の目は節穴です汗。 

 

また、侑に話を向けると、彼女にとってスクフェスとは転科試験に向けての自信を付ける場だった事が本人の口から語られましたね。個人的に『タッチ』にて、達也が須見工戦を前に、自信の形としてノーヒットノーランを欲しがった一件と同じように見えました。挑戦する為の後押しとして何か成果を求めるのは古今東西同じですね。

そしてこれは余談ですが、1話では歩夢の手を引っ張っていた侑が、今回は歩夢に引っ張られる立場になったのは個人的に好きなポイントです。走った後、スクールアイドルでない侑のみ息を切らしていたのも印象深いです。歩夢達が回していたノートの件や転科試験の結果等、気になるところが多いですが多分オールオッケーでしょう!多分!知らんけど!!

 

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まとめ

という訳で13話の感想でした。

どちらかといえば、最終回というより"おまけ"とか番外編等と形容した方がピッタリなお話でした。ストーリーの山は、前回までの歩夢の覚醒でひと段落着いた感じがあったのも余計にそう感じさせる一因なのかもしれません。

 

確かに、雨の事を考慮しないイベント構成はどうなのか。とか、生徒会副会長が頑張っている傍ら菜々は何もしないのか。とか、その事に対して副会長が「菜々=せつ菜」に気づかないのか。といったツッコミどころもない訳ではありません。ですが、多少のトラブルを乗り越えスクフェスという一大イベントを成し遂げたというのは、素晴らしいエンディングだったと思います。今挙げたツッコミは揚げ足のようなものですからね。完全なレインコンディションなら兎も角、途中からの降雨は対処が難しいですし。そもそも"虹"には雨が不可欠ですからね。そういうものです。副会長関連は…まぁせつ菜が上手くやったでしょう、うん。

 

 

さて、次回は…と言いたいところですが、悲しい事に14話はありません。正に「次、無いんだ」といったところです。13話放送前のイベント『トキメキらんらんるんるんGo!』や13話放送最後に「特報!」があるのかと思いましたが、残念ながら来る事はありませんでした。『ごちうさ』3期と並ぶ土曜22時からの癒しが終わってしまう事を未だに受け入れられませんが、本当、アニガサキは思い入れが強い作品となりました。また彼女達の活躍を見られる事を祈りつつ、OPやED、挿入歌をリピートしようと思います。

 

 

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