エフライの感想記

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感想《Formula E 2020-2021シーズン(第7シーズン) 第10戦 ニューヨーク》キャシディ、2度目のPP!決勝は8台による白熱の首位争い!!

さてさて、7月10日11日の週末に開催されたFEのニューヨークラウンドについて綴っていきます。午前5時放送開始は、アメリカ大陸GPな事を考慮すると割と親切さのある時間設定でしたね。流石にリアタイは無理でしたが。アジア在住民からすると、夜の楽しみとして観戦出来る欧州の時間帯が好みです。

 

 

2度目のPP獲得も…

 

そんな日本人ファンが見辛い時間帯のレースでPPを獲得したのが、SFで名を馳せたニック・キャシディでした。ルーキーイヤーにも関わらず、これで既に2回目のPP。改めて彼の非凡さを感じますね。前回のPPスタートレースは、1周目でスピンをするという残念な結果だったので、今回は上手くスタートしてくれ…!と祈って迎えた決勝でした。

 

 

ローマとは異なり、しっかりスタートを決めたキャシディ。ベルニュやディグラッシといった実力者を引き連れながらも、しっかり首位を固めてレースを運んでいました。「これは勝てそう!」そう思ったレースの中盤でした。

 

しかし、そう事が上手く運ばないのがレース、そしてFEです。

レース終盤、痺れを切らしたベルニュが、キャシディの追い抜きを敢行。しかし、上手く曲がれず、両者アウトに膨らんでしまう事態に。結果、3位に居たギュンターが、漁夫の利的に首位に浮上という、何ともFEらしい追い抜き劇となってしまいました。

この一連の流れから、キャシディは、トップから4位にまで一気に順位を下げました。前のPPの時よりマシとはいえ、残念な事には変わりありません。やっぱり、ルーキーには電費管理は難しいみたいですね。今でこそベテランの域に達していますが、ベルニュも、参戦時はエネルギーマネージメント全然でしたもんね。これをバネに、キャシディには頑張って欲しいものです。

 

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個人的殊勲賞

 

キャシディに着目すると、惜しいレースでしたが、勝者のギュンターから見れば、最高のレースだったと思います。4位スタートから着実に順位を上げ、最後は運も味方に付けてのオーバーテイク。エネルギーマネージメントも完璧で、首位争いしていた車の中では断トツの電費を誇っていました。お見事の一言に尽きますね。流石です!

 

また、22位スタートから10位に入ったラスト、20位スタートから9位入賞+ファステストを掻っ攫ったバードの走りも良かったですね。あんまりカメラで抜かれませんでしたが。順位表を見る度にポジションアップしている光景は、F1でのライコネンやアロンソを見ているようでした。これが後々のタイトル争いで響いてきそうですね。

そして、7位から3位表彰台のディグラッシや、11位発進からの5位フィニッシュしたフラインスも巧いレースをしましたね。彼らの走りも良かったです。

 

今回は、以上の5人が該当者ですかね。彼らの躍進に期待しています。

 

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その他

 

今挙げたドライバー以外で言うと、勿論2位表彰台を射止めたベルニュも素晴らしかったです。ただ、インパクトさが他の人には敵わないな…と感じて外しました。あのキャシディへの追い抜きを完璧に決めていたら、間違いなくDotDなんですけどね。惜しい。

 

前戦、Wヘッダーで開催されたメキシコでは唯々不運だったウェアラインでしたが、今回は自爆でしたね。残念です。予選は悪くなかったのですが、まだ呪いは解けていないようですね。早急にお払いに行くべきです。

 

また、応援しているメルセデス勢は、今回もダメでしたね。デフリースは1周目で落とし物をするわ、バンドーンはトラブルに泣くわ。散々なレースでした。W入賞のチームが目立つ中、この成績は中々しんどいですね。開幕戦や電欠祭りとなったレースの時の強さが早く戻ってきて欲しいです。

 

後は、3位スタートで、決勝ではウェアラインに追突されたリンですが、魚雷アタック前からペースが良くありませんでしたね。一体どうしたのでしょう。上手く復調の兆しを見つけられると良いのですが…

 

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まとめ

 

という訳で、第10戦の感想でした。キャシディ、ベルニュ、ギュンター、ディグラッシの首位争い組と、フラインス、ローランド、ブエミ、ロッテラーの5位争い組に分かれ、互いに競っていたのが印象に残っています。トレインが2つ形成された後、レース最終盤ではこれが1つに纏まり、8台が連なるトップ争い軍団が形成されたのは胸アツな状況でした。特段何か大変な事が起こった訳ではないですが、見ていてとてもエキサイティングするバトルで、見ていて面白かったです。

さて、次戦もニューヨークです。1回走った後、各車、各チームどのような最適解を構築するのか。今回のレースと対局は変わらない気もしますが、楽しんで観戦しようと思います。

 

 

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