エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!スーパースター‼ 第3話「クーカー」》遂に迎えたファーストライブ。果たしてかのんは歌えたのか、それとも…?

歌える…!

1人じゃないから!!

 

待ちに待った、かのん達の初ライブ!

彼女らの、これからの躍進が楽しみだ!

 

ラブライブ! スーパースター!! 4 (特装限定版) [Blu-ray]

 

オリンピック休暇を挟み、迎えた『スーパースター‼︎』の第3話。何の因果か、スクールアイドルを愛してやまない、虹ヶ咲のせつ菜の誕生日に放送された今回のお話は、かのん達のライブを準備から本番まで描いた、大変エモいストーリーとなっていました。正に彼女らの"本気"を、直球で描かれていましたね。

 

 

ファーストライブ

 

流石にシリーズ4作目となると、否応でも前作と比較してしまうもので。完敗からのスタートを切ったμ'sや、失敗…と見せかけて成功に終わったAqoursといった先輩方と、どのように差別化を図ってくるのか、期待と不安が入り混じっていました。

 

お話の前半は、前回の流れを汲みライブの準備に焦点を当てていましたね。1話で歌えていたかのんが、再びあがり症(というかイップス?)を発症してしまったがために、それを克服しようと千砂都とクゥクゥが2人掛かりでアレコレ試していました。その活動の一環で、前回の感想で言及した衣装についての描写がありましたね。確信は持てませんが、作中の雰囲気を見る感じ恐らく今回のライブは既製品で挑んだのだと推察出来ます。衣装の感想はまた後程。

 

色々試しても成果が見えないかのんに対して、厳しい言葉を掛ける所か、オールソロを提案するクゥクゥの男らしさ(失礼)には惚れましたね。あのクゥクゥの家でのシーンは、イップスを解消出来ずクゥクゥの足手まといになる事に、自責の念に駆られるかのんの気持ちが痛い程伝わってくる一方、そんなかのんに対して「スター」や「夢」という言葉を用いて、彼女に寄り添おうとするクゥクゥの真っ直ぐな気持ちに心打たれるという、心が大変揺さぶられる名シーンでした。そんなクゥクゥの気持ちに、「かのんで良い…かのんって呼んでよ」という言葉と共に再奮起を決意するかのんも勿論良かったです。

 

スポンサードリンク

 

 

 

Tiny Stars

 

そして迎えたライブ。

あんなに気長に振る舞っていたクゥクゥが自身に「大丈夫、大丈夫」と勇気づけていたのが印象的ですね。震えるクゥクゥに、やはり歌えないかのん。あの一連のシーンとした場面は、滅茶苦茶胸が痛かったです。そこからすみれの、ブレーカー落としからの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的なムーブで再電灯というファインプレー(?)もあり、2人は無事にパフォーマンスをする事が出来ました。トラブルの一環の流れはAqours味を感じましたが、それとはまた異なる切り口で、山場となるファーストライブを上手く描き切ったと思います。

 

そして、歌った楽曲名は「Tiny Stars」。良いですね、このタイトル。立ち位置的には「START:DASH!!」の楽曲ですが、歌詞の内容やコンセプト的には「No brand girls」のような感じがします。衣装は「僕たちはひとつの光」っぽい雰囲気ですし、この辺りは意図的に先輩らを意識している事でしょう。そんな中でもLiella!らしいフレッシュさがあるのが素晴らしいです。これは今後の挿入歌も期待してしまいますね。

因みにですが、ハモリ連発の楽曲をクゥクゥ1人でどう歌うつもりだったのか、という突っ込みは『ラブライブ』シリーズでは御法度です。

 

スポンサードリンク
 

 

 

その他キャラ

 

ファーストライブという事もあり、今回は(も?)かのんとクゥクゥが目立った回でした。しかし、そんな2人だけでなく他のキャラも大きな爪痕を残しましたね。

先ずは、幼馴染枠である千砂都です。前回から振り付け師としてかのん達のサポートをしていますが、今回はよりその面がフォーカスされました。しかし、特筆すべきはやはりクゥクゥのスクールアイドルへの誘いを断った事でしょう。「スクールアイドルへの興味はあるけど自分にはダンスがある。兼部は本気で打ち込むかのんに対して失礼」というスタンスは、4シリーズ通じて初のスタンスでしたね。別にどっちがどうという訳ではありませんが、何となくのノリで兼部になった海未や、自発的に兼部したアニメ版曜。そしてナショナル級の実力を持ちつつも休部をしてスクールアイドルの海に飛び込んだG’s版曜とはまた異なる面白いアプローチだな、と思います。初対面ならまだしも、変に接点が多く、本人の意志が固い親友がここから加入までどう転んでいくのか。今後の展開が待ち遠しいですね。後、どうでも良いですけど"かのん呼び"をクゥクゥに先越されましたね。これで一波乱…は無いかな、流石に。

 

そして恋。かのん本人は隠しそうにも関わらず、彼女が歌えない事をいつ何処で知ったのかが疑問ですが、1話や2話で見せた敵対全開モードではなく、今回は2人を心配そうに見つめるシーンが多かったですね。個人的に、音楽科や結ヶ丘での音楽活動についてもっと絶対視していると思っていたので、今回の彼女の表情は意外でしかありませんでした。一体彼女は、腹の中でどのような事を考えているのでしょうか。次回以降の動きに注目です。

 

最後にすみれ。何となく分かっていましたが、にこや善子、かすみといった"いじられキャラ"の系譜を継ぐ者でしたね。今回の一幕でかのん達の存在を改めて認識したでしょうし、これからどのように絡んでいくのか楽しみです。EDを見るに千砂都より加入が早そうですしね。ワクワクが止まりません。

 

スポンサードリンク
 

 

 

ライバルキャラ爆誕

 

μ'sにはA-RISE。AqoursにはSaint Snow、虹ヶ咲には東雲や東黄が居るように、Liella!にもライバルキャラ(虹ヶ咲は微妙だけど)が存在しました。

その名も"サニーパッション"。通称"サニパ"。羽根が生えた衣装が特徴の、2人組のスクールアイドルです。既に相当な実力者のようで、作中では「神津島(こうづしま)が生んだスーパースクールアイドル」と形容され、ラブライブ前回大会の東京代表にも選ばれる程の人気を集めています。現状、どちらかと言うと、Saint SnowよりA-RISE的立ち位置な気がしますね。というか、今思うと一期でのSaint Snowの印象は最悪過ぎましたね。

自分は東の地理には疎い為、視聴後に神津島について検索したのですが、この島って滅茶苦茶離島なんですね。果林の八丈島にもビビりましたが、それ以上の田舎(?)な気がします。伊豆諸島なのに東京都なのにも驚きましたね。勉強になりました。

 

 

って、いやいやいやいや。サニパが東京代表ってマジですか。

Liella!の世界が、μ's、A-RISE時代から何年後か現状分かりませんが、何も残さなかった(by水瀬いのりさんのキャラ)音ノ木坂は兎も角、あのUTXがこの離島ペアに負けるって流石に何かの冗談でしょ…?Aqoursの時代では約7000グループのスクールアイドルが居るというダイヤさんの発言があったので、東京代表の枠が複数設けられているのかもしれませんが、「都会組もっと頑張れ」、と言いたいです。

 

で、そのサニパのメンバーに対して「黄色髪と紫髪のペアって何か『魔法つかいプリキュア』みたいだな」と思っていたのですが、昼と夜をモチーフにしているペアという事が今回判明し、当たらずと雖も遠からずな感じでしたね。

黄髪の方が、聖沢 裕奈(ひじりざわ ゆうな)というキャラで、クゥクゥ曰く、「向日葵のような明るさで心までポカポカにしてくれる、サニパの太陽」らしいです。"聖澤"という名前は、楽天イーグルスの選手くらいでしか見かけない、珍しい苗字ですね。担当声優は吉武千颯さん。2つ前の作品である『スター☆トゥインクルプリキュア』や現行作品の『トロピカル~ジュ!プリキュア』のEDを務めている事が印象的な声優さんです。特に『スタプリ』では「パペピプ☆ロマンチック」や「教えて…トゥインクル!」といった記憶に残る楽曲を歌われていたので、覚えていました。

そして、紫髪は柊 摩央(ひいらぎ まお)というキャラで、これまたクゥクゥ曰く、「圧倒的美貌と鮮やかな立ち振る舞い、サニパのナイトセクシー」らしいです。早くも神津島と八丈島でセクシーキャラ枠が被りましたね笑。これは殴り合いの喧嘩待ったなし。こちらの担当声優は、結木ゆなさん。自分の守備範囲では引っかからなかったのですが、調べると、星空凛役の飯田里穂さんの後輩のようです。

 

そんな訳で、今回登場したサニパについてザっと纏めました。これから彼女達がどのようにLiella!に立ち塞がっていくのか、とても楽しみです。彼女達は、Liella!を活動停止に追い込むようなキャラには見えませんし、A-RISEのように良き好敵手として堂々と立ち振る舞って欲しいものです。

 

スポンサードリンク
 

 

 

まとめ

 

という訳で第3話の感想でした。新人特別賞だったので優勝という課された目標には届かなかったものの、スクールアイドルとして大きすぎる一歩を描写した、素晴らしい回でした。直近作であるアニガサキの作風が、μ'sやAqoursとは少し異なっていた事もあり、本家大元のラブライブ感が十二分に溢れているな、と感じました。

只単にライブを行っただけでなく、すみれの加入フラグや、心配そうにかのん達を見つめる恋。そしてライバル枠と見られるサニパ等、今後の楽しみとなる種まきも欠かさず行っていた事も印象的です。これらがどのような花を咲かせるのか今から待ち遠しいですね。

 

さて、次回の4話は、今まで5人の中で最も影が薄かったすみれに漸くスポットライトが当たります。ショウビジネス云々といったアニメ以前での設定がどこまで活かされているのか。3話時点で接点の薄いかのん、クゥクゥにどのように関わっていくのか。期待度が自ずと高まっていっている気がします笑。只単に「ギャラクシー!」と叫ぶだけのキャラでなかったら嬉しいですね。

 

 

←前回のラブライブ!

 

次回のラブライブ!→