エフライの感想記

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感想《インディカー 2021 第3戦 テキサス レース1》ベテランvs若手。果たして世代交代はなされるのか。テキサスらしい接近戦が少なかったのが残念…

録画機器のトラブルで、先週行われた初開催のナッシュビルと、今週末の開催だったインディアナポリスのレースが録画されておらず、ちょっと悲しくなっているこの頃。録画しつつも見れていないレースの消化に気持ちを切り替え、今さっき、まだ見ていなかった第3戦のテキサスをようやく見終えました。インディ500前のレースなので、今の状況と色々違う所はありつつも、楽しく観戦出来たので良かったです。

 

 

2年連続のジ・アイスマン

 

昨年のテキサスは、開幕戦に据えられた事もあり、兎に角ワクワクしていたのを覚えています。ディクソンとローゼンクビストのガナッシ1‐2が堅いと見られた中でのローゼンクビストのクラッシュ。そして予選でのクラッシュが響き琢磨選手は決勝不出走と、インパクトの強い出来事が多かった印象があります。

そんなレースから1年経ち、今年はどんなレースが展開されたかというと、やっぱりディクソンの圧勝劇でした。強すぎましたね。2度のコーションも、パロウ、マクロクリンという若手のプレッシャーも彼には全く関係なかったようで、昨年の強さを彷彿とさせる圧倒的な強さを魅せてくれました。

何時になったら、このベテランは衰えるんですかね。既に全盛期は過ぎているでしょうけど、それを感じさせないくらい、素晴らしい走りでした。人により評価ポイントは異なるでしょうけれど、個人的にはディクソンが現役最強ドライバーと考えて間違いないな、と今回のレースをもって改めて感じました。これで通算51勝。勝者の入れ替わり立ち替わりが激しいインディカーでこの功績はエグイですね。まだまだこの記録を伸ばしていって欲しいものです。

 

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レースの流れ

 

NASCARレーンと呼ばれる増粘剤がインディカーにはマイナスの方向に働き、基本的には追い抜きが見られない、単調なレース展開でした。テキサスらしさが無くなって少し残念でしたね。ここは、燃料よりタイヤに厳しいサーキット特性なので、各自どのような戦略を取ってくるかが見所でした。

 

基本的にはトレインのまま進行されていましたが、2回程、コーションが発生しました。1回目はブルデーのクラッシュでしたね。単独ではなく、ニューガーデンの小突いによるスピン&クラッシュでした。

ここでピットを済ませていたのか否かで戦略が分かれる事となりました。タイヤ交換を我慢していた組が有利でしたね。残念ながら、琢磨選手がピットに入った時にコーションが出てしまい、彼にとっては大損する展開となりました。

 

その後、また隊列が整い始めた時位に、2度目のコーションが発生。

今度はヒンチクリフのクラッシュでした。ローゼンクビストが彼を周回遅れにした後にバランスを崩し、ウォールにヒットという感じでしたね。昨年はほとんど同じ状況でローゼンクビストがスピンしていましたが、今年は逆でしたね。来年は果たしてどうなるやら…。楽しみです。

 

グリーンフラッグ後は、40周前後のスプリントレースになった事で、各車激しいバトルが見られました。4位を走行していた前戦のウィナー、ハータにブレーキトラブルが出たのは残念でしたが、それ以外は大きな混乱なく、手に汗握る攻防が展開されたと思います。個人的には、レイホールの躍進が凄かったですね。1回目のコーションで2回目のストップを敢行した事が、良い方に回ったような気がします。前半では後方に居た事を考えると、5位フィニッシュは嬉しい結果ですよね。同僚の琢磨選手も9位チェッカーと、2台揃って好成績を残せました。

 

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個人的殊勲賞

 

優勝を果たしたディクソン、ルーキーながら初オーバルレースで2位に入ったマクロクリンは当確ですね。ディクソンは既に綴ったので割愛しますが、マクロクリンは唯一のルーキーとして、ルーキーらしくない素晴らしい走りを魅せてくれました。本当に彼、新人なんですかね?笑。それを疑う程、良かったです。1年目でペンスキーに乗るのはプレッシャー凄いと思いますが、今後も頑張って欲しいですね。

 

後、魅せ場を作ったレイホールも良かったですね。こちらも詳しくは割愛しますが、最終盤のトップ争い以外でのバトルでは、殆ど彼がTVに映っていましたね。これは優勝を飾る日も近いと思います。

また、オーバルレースではジミー・ジョンソンの代打として出走するTKも、シーズン1戦目の事を抜きにしても良いレースをしたと思います。11位フィニッシュですからね。並大抵のドライバーでは成し遂げられない結果です。そんなTKと共に、オーバル専門であるエド・カーペンター社長は対照的に不振だったのが残念です。社長、頑張ってください…!

 

今回の殊勲賞は、今挙げた4人ですね。他には、琢磨選手だったり、3位のオワード、4位のパロウ、13位だったものの魅せ場を作ったローゼンクビスト等、日本にゆかりのあるドライバーの活躍が光りました。彼らの走りからは、今後も目が離せませんね。

 

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まとめ

 

という訳で今更ながらの第3戦の感想でした。実際の開催日から間が空いた事で、結果&内容が頭から抜けているという、ある意味幸運な状況で観戦出来たレースでした。増粘剤の件は残念ですが、それでも見所が多く、面白いレースだったと思います。まぁ退屈な時間は確かに多かったですけどね。今後、上手く改修していって欲しいものです。

 

さて、第4戦もここテキサスです。1度走った事が、各車どのように影響するのか楽しみですね。このレースもまだ見れていないので、なるべく日を空けずに観戦しようと思います。

 

 

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