エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《Formula E 2020-2021シーズン(第7シーズン) 第15戦(最終戦) ベルリン》遂に決着タイトル争い。序盤から波乱が起こりすぎた…!

遂に迎えたFEの最終戦。開幕戦のディルイーヤがつい最近のように感じるので、体感的に一瞬のシーズンでした。ドライバーもコンストラクターズも各車ポイントが接近していたので、誰が、そして、どのチームがタイトルを獲るのか、とてもワクワクして迎えた日曜の夜でした。ドライバーに関してはレース前ランキング13位だったウェアラインまでチャンピオンの可能性がありましたからね。面白い事になるだろうなぁと思っていました。

 

 

栄冠メルセデス

 

ランキング上位に居れば居る程不利になる予選の都合上、白熱のタイトル争いは、上位6台が下位から如何に巻き返してくるかが見所になると思っていました。

ところがどっこい。ランキング4位だったエバンスが3位グリッドを獲得しました。他のタイトル候補が後方に沈んだ事を考えると、最も王座に近づいたドライバーだったと言えるでしょう。ランキング2位のモルターラが11位、ランキング首位のデフリースが13位スタートでしたからね。普通に走れれば、エバンスが栄冠を手にすると思っていました。

 

しかし、そう上手く事が運ばない事に定評があるのがFE。残念な事に、エバンスはスタートを切る事が出来ませんでした。エンジン搭載車のエンストみたいな動きでしたね。スタート前はキチンと動けていたので、エバンスは不運でしかありません。更に悪い事は続きます。なんと、その動けなかったエバンス車に、ランキング2位だったモルターラが追突してしまったのです。残念な事に、これにて2台はリタイア。大接戦だったタイトル争いの火ぶたは、ランキング2位と4位の早期退場によって切られる事になりました。魔物さんの出勤、早すぎますね。

 

これにてレースは赤旗中断。不手際による再開のディレイは、最早FEのお約束ですね。勘弁して欲しいけど。

マシン撤去を完了しレース再開を迎えても、魔物さんの活躍は止まりません。

再開して直ぐに、今度はレース前ランキング3位のデニスが壁とコンタクトしてしまいました。ブエミがアンダーブレーキで動いたのかどうか微妙ですが、リタイアはリタイア。外野から言うのは簡単ですが、タイトル争いをしているなら避けられるリスクは避けるべきでしたね。

これを見るだけで悔しさが伝わってきますね。来年の契約を無事結べたようですし、次のシーズンでのリベンジに期待したいです。速いですしね、彼。今後が楽しみです。

 

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まだ終わりません。レース終盤には、ランキング6位だったディグラッシが、7位のディフェンディングチャンピオンのダコスタを壁に押し付けリタイアに追い込みました。

前戦で見られたクレバーさは何処へやら。杜撰すぎるディフェンスでしたね。これにて、ディグラッシはドライブスルーペナルティを科され、王座争いからの離脱を余儀なくされました。

 

こんな感じで、タイトル争いに関わる面々が脱落していく中、ランキング首位で最終戦を迎えたデフリースは、スタートでの混乱を寸での所で交わすと、そこからも攻めるレースを展開。一時は3位浮上を狙ったオーバーテイクを仕掛ける等、エキサイティングな動きを沢山魅せてくれました。最後の数周は流石に手堅く走ったようで、その反動により幾つか順位を下げましたが、無事に8位でチェッカー。その結果をもって、第7シーズンのチャンピオンに輝きました。

いやぁ。嬉しさしかないですね。個人的にFEに参戦するってなってからずっと応援していたので、こうやって成果を残す事が出来て嬉しいです。相方のバンドーンもPPスタートから3位フィニッシュと素晴らしいレースを展開し、コンストラクターズのタイトルも獲得。レース前に、来シーズンを持って撤退か、という噂も流れましたが、その不安感を払しょくする素晴らしいレースでした。

ここ一番でPP獲得は凄い。ローランドを従えていた時は怖かったけど、今回は何も起こらなくて良かったです笑。来年は彼もタイトル争いに絡んで欲しいですね。

 

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個人的殊勲賞

 

どうしてもタイトル争いの方に目が行ってしまいましたが、今回FE初優勝を飾った人が居ます。ヴェンチュリのノーマン・ナトです。予選で6番グリッドを獲得すると、決勝ではモルターラの仇として、素晴らしい走りを魅せてくれました。最終盤は独走でしたし、完璧なレースだったと言って差し支えないと思います。前戦では4位だったので、こことの相性は良いのかもしれませんね。まるで、メキシコとウェアラインの関係とは正反対です笑。

 

また、ナトやメルセデス勢の他に、ポルシェの2台やシムスも良いレースをしましたね。手に汗握る攻防を何度も魅せてくれました。デフリースとの攻防はヒヤヒヤして見ていましたね笑。心臓が止まるかと思いました。

ここら辺りは生きた心地がしませんでしたね笑。何も起こらなくて良かったです。

 

また、22位から7位まで帰ってきたバードも良いレースをしましたね。中々カメラには映らなかったので結果を見るしかありませんが、ベテランらしい巧みな技で浮上したんだな、と思います。

 

今回は、以上の面々にメルセデスの2人を加えた7人が個人的殊勲賞です。多い気もしますが、最終戦なんでね。出血大サービスです。

 

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まとめ

 

という訳で最終戦の感想でした。メルセデスを応援しているので、タイトル候補が続々と脱落していく展開は嬉しいようで、何時デフリースの番が来るかヒヤヒヤものでした笑。全体的にバトルが多く、楽しかったですね。反対周りや4分×2回のアタックモードという前戦からの変更がどのように作用するか心配していましたが、いざ蓋を開けてみると、プラスの方に働いたような気がします。いやぁ楽しいシーズンでしたね。ありがとうございました!!

序盤の波乱もあり、結構順位変動の激しいレースでしたね。ある意味、見ていて疲れました笑

 

エモい…エモすぎる。2人のこれからの大躍進に期待大です!

 

 

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