エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!スーパースター‼ 第4話「街角ギャラクシー☆彡」》新部員加入にセンター騒動。ファーストライブ後も落ち着く暇は一切なし!

今日から私が教えてあげる

本物のショウビジネスの世界を!

ギャラクシー!!

 

只の痛い子じゃなかったすみれ。"本物"の彼女が魅せる、今後の活躍に大いに期待!

 

ラブライブ! スーパースター!! 2 (特装限定版) [Blu-ray]

 

 オリンピックによる延期が終わったと思ったら、今度は高校野球の影響を受けた『ラブライブ!スーパースター!!』。自分はスポーツが好きなので、特に恨み節とかそういうのは一切ありませんが、今の所NHKで放送するメリットがあまり感じられないのが残念ですね。

それにしても、見ましたか?甲子園。5-0でリードしながらも雨でノーゲームになり、もう1度最初からの仕切り直しを強いられた明桜(秋田)の逆転勝利(第1試合)に、最終的には押し出し四球で決着がついた高川学園(山口県)vs小松大谷(石川県)の超接戦試合(第4試合)。見ていて手に汗握る、とても熱い試合でしたね。

 

閑話休題。話を『スーパースター!!』に戻します。人前で無事歌え、μ'sともAqoursとも異なるファーストライブを完成させたかのん達、(将来の)Liella!。優勝を求められた大会で新人特別賞という結果が恋や理事長にどのように響くのか。1週間気になっていました。まぁそう悪い方に事は流れないだろうな、とは思っていましたが、どう転ぶか分かりませんからね。こんなに必要以上に警戒するのも、とあるゲームのせいなんだよなぁ…

 

スポンサードリンク

 

 

 

スクールアイドル同好会、発足

 

「優勝は出来なかったけど、賞貰ったしスクールアイドル活動して良いよ。」

見る前は精々こういう落としどころが妥協点かな、と思っていました。しかし、現実はそのハードルを優に超してきましたね。なんと、同好会という形ではありますが、理事長直々にスクールアイドル活動の公認を貰えました。これに関しては驚きしかありませんね。2話の時点で生徒の活動を奨励する理事長だな、とは思いましたがここまで前向きな人とは思いませんでした。

 

「努力しようとする者からその場を奪う事が良い事とは思えない」。

素晴らしすぎるハラショーな考えをお持ちな理事長ですね。何処ぞの「自由な校風と専攻の多様さで人気の高校」とか言いつつ自分の娘の我儘を我関せずと黙認した理事長とは天と地ほどの差があります。

失礼。そんな理事長は『ラブライブ!』シリーズには存在していませんね。一体何の事を綴ったのやら。最近寝不足だからなぁ…

 

スポンサードリンク
 

 

 

この同好会発足の一連のやり取りで気になった事が2つ。

1つ目は「学校アイドル部」という表札ですね。部室は新校舎の方にあるにも関わらず、(恐らく)結ヶ丘の前身である音楽学校の校舎に通された時点で伏線の気配を感じましたが、案の定、古のアイドル部の存在がありましたね。かのん達は理事長が用意してくれたもの、と流していましたが、多分そんな事はないでしょう。新設1年目にも関わらず新校舎の部屋が満室とも考えにくいですし、旧校舎を部室として指定した理事長には何かしらの考えがあるのでしょう。明かされる時が楽しみです。

 

2つ目の気になった事は恋の言動ですね。1話からスクールアイドルを敵対視していた彼女ですが、3話では心配そうに練習やライブを見守るシーンがありました。そして今回は、スクールアイドルじゃなければ、幾らでもかのん達の活動を応援する。という趣旨の発言をしていました。少し悲しそうに話していたのが印象的ですね。恋も当然1年生なので、アニメ版Aqoursの3年組らのように昔アイ活をしていた。とか、そういう事は留年でもしていなければ不可能です。となると、一世代前の母親の代とかで何かあったとかそういう事が考えられます。「学校アイドル部」の札も恋の親族が関係している可能性もありますしね。まぁこの辺は話が進んでいけば分かる事でしょう。間違っても、お姉さんがスクールアイドルにのめり込んで家から出ていった過去からスクールアイドルを逆恨みするようになった、とかいう設定は止めてくださいね。何故か頭痛がするので。

 

スポンサードリンク
 

 

 

ギンギンギラギラギャラクシー!

 

ようやく第4話メインのすみれに話を移します。

3話までは碌な出番を貰えていなかった彼女ですが、今回は縦横無尽の活躍を魅せてくれました。

【平安名すみれ (アップ) 】 ラブライブ!スーパースター!! トレーディングミニ色紙

「始まりは君の空」のPVでも見られた通り、ショウビジネスの世界に生きていたすみれは、スクールアイドルでなら有名になれると考えた事を背景に、発足して間もない同好会への参入を計画しました。鍵がかかっている筈の部室に何故侵入出来たのか。そもそも、恐らく発足して直ぐの同好会の部室場所を知っていたのかといった事は謎ですが、まぁそれは良いでしょう。こういう「何でこのキャラはこの事を知ってるの?」という現象は『スーパースター‼』では度々起こっているので、言及はすれど"そういうもの"として流す事にします(1話にて恋のスクールアイドル嫌いを知っている千砂都。3話にてかのんが歌えない事を知っている恋etc.)

スクールアイドルを踏み台のように捉えるすみれの考えは、G's時代というか漫画版の真姫やにこのようでしたね。確かあの2人はUTXへの編入権を求めていたんでしたっけ。まぁ多少の差異はあれ、スクールアイドルへ取り組む切っ掛けがソックリだなと思いました。実際に子役として場数を踏んでいた事もあり、すみれの実力がかのんらと遜色ない、又は上回っているという点が漫画版の諸先輩らとの相違点ですね。

決着は付きませんでしたが、スクールアイドル観を巡るクゥクゥとのやり取りはピリッとした空気が流れましたのはヒヤヒヤしました。今後は仲良くやっていって欲しいものです。

 

3話の転倒事故でも分かる通り、すみれには運がありません。本人もそれを自覚しているようで、「そういう星の下で生まれてきた」と何処かリアリストな面を除かせていました。これはAqoursの善子と似たような境遇ですね。これは推察の範囲ですが、なまじ主役を目指せる程実力があった(ある)だけに、単にオーディション落選で終わらず、脇役が与えられる事が多かったのでしょう。それが逆に彼女の自尊心を傷つける事に繋がったと思います。そんな状況の中、過去に行った脇役を黒歴史として封印するのではなくキチンと自身の歩みとして記録しているのは良いですよね。彼女のハングリーさというか、過去をキチンと糧にしているすみれの良さを上手く表しています。結果的に、その過去の記録が、スクールアイドルへの道に続きましたしね。一見"持ってない"ように見えるも、実力は確かなものがあり、運も"ここぞ!"という時は随一のものを持つ。それが平安名すみれなのかもしれません。

 

スポンサードリンク
 

 

 

センターは誰だ?

 

すみれが加入する事で、センターをどうするのか、という問題が起こりました。μ's1期6話のような流れですね。まさかこれも4話で行われるとは思いませんでした。

偉大なるにこ大先輩が仰った事を思い返すと、スクールアイドルのセンターには歌やダンスだけでなくカリスマ性が求められます。μ'sは「『みんなで歌って、みんながセンター』。でも実質穂乃果だよね。」という落としどころに着地しましたが、Liella!はクゥクゥ或いは千砂都の提案によりクラスで選挙を行い明確にセンターを決定しました。中国人に自由を求めるデモを行わせたり選挙を行わせたり挑戦的だな…と思った事や、そういえばLiella!はまだセンター総選挙やっていないな…思い返した事は置いておくとして、外部の人間にグループの在り方を委ねるのは、AKBを筆頭とした現実に居るアイドルがやっている事と同じ構図なので面白い手段だなと思いました。

 

結果は、クーカーでイベントを行った事もあり、新参者のすみれは1票も票を獲得する事が出来ず、センターの座はかのんが射止めました。この結果でダメージを受けたすみれは、特性「ききかいひ」が作動し逃亡。思わぬ形で子役時代に振られたグソクムシの配役は適任だった事が証明されてしまいました。

…というのは冗談ですが、あれだけ自信ありげな言動を取って0票は恥ずかし過ぎますからね。逃げる気持ちも分からなくはないです。ここら辺りは「止める?」「止めない!」のやり取りがあった千歌周りのやり取りっぽかったですね。0だったんだよ、悔しいじゃん!

 

 

閑話休題。センター云々に話を戻すと、選挙で選ばれたかのんはセンター1発目の仕事として、すみれの再勧誘に向かいました。偶々見かけたからとはいえ、すみれに気を掛け過去を聞き出し、最終的にスカウトというすみれ本人が最も喜ぶであろう形で誘った事には流石の一言です。

「センターが欲しかったら奪いに来てよ!」という発言は、色々な解釈が出来る素晴らしいセリフですね。単にすみれのやる気を出させる事を狙ったのは勿論、センターとしてかのんが自覚を持った事が分かりますし、なんならショウビジネスというある意味経験者に対してそう易々とセンターは譲らないよ、という決意表明のようにも捉えられる。日の目が当たらない辛さが分かるかのんだから発する事の出来る最高のワードチョイスだと思います。人前で歌えないよ~と弱気になっていたかのんはもう居ませんね。完全にスクールアイドルとして覚醒しました。

 

話は逸れますが、そんな覚醒した中でも、かのんらしさが失われていないのが個人的には良いな、と思っています。先ずはお化けが苦手な所ですね。

特段それ自体がどうこうという訳ではなく、2話で千砂都に対して恋の弱点を聞いた時に、かのんは例としてお化けを挙げていたんですよね。自分が苦手だったから恋の弱点候補にお化けを出したのか…と笑ってしまいました。

2つ目は、すみれのグソクムシの歌(仮称)の映像を見た時に、「これがショウビジネス?」と少し煽るような言動を取った事です。1話前半のやさぐれというか、少し口の悪い感じが出ていて良かったです。同じような理由で、最終盤の「見~ちゃった」も好きですね。毎話毎話、何かしら印象に残るセリフを発する主人公かのん。次回以降も彼女から目が離せませんね!

 

スポンサードリンク
 

 

 

 

まとめ

 

という訳で第4話の感想でした。今まで影の薄かった平安名すみれが、どのような考えを持った子なのかが分かる、大変良い回でした。かのん達今回のメインでなかった4人のキャラにも夫々魅せ場や伏線等があり、とても楽しかったですね。新曲もグソクムシの歌(仮称)を聴けましたし、EDはすみれソロになっていましたしで、満足度の高いお話でした。録画機器が自動延長になっておらず、リエラのうたが聴けなかった事だけが唯一の残念ポイントですね。まぁ自責なんですけど。

 

さて、次回の5話は、予告を見る限り夏合宿かそれに準ずるイベントが行われるような感じが伺えます。もしそうなら展開が早いですね。まぁ今回から夏服に制服が変わっていましたし、卒業があった諸先輩と比べて巻きの展開で物語が進んで行くのかもしれません。3話で声が聞けたサニパの面々も出てきそうですし、箸休め回に見せつつも本筋をガッツリ進めるお話になるかもしれませんね。面白い展開になりそうです。弱点が見え隠れしてきた恋や、予想以上にスクールアイドル活動に協力しつつ本入りしていない千砂都の動きも気になりますね!

 

 

←前回のラブライブ!

 

次回のラブライブ!→