エフライの感想記

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感想《2022 F1 第2戦 サウジアラビアGP》明暗を分けたSC。103人目のPPの行方は…!?

フェラーリが大復活を果たした開幕戦から数日。F1の舞台はサウジアラビアに移りました。ここは昨年初開催を迎えたのですが、フェルスタッペンのブレーキテスト事件が兎に角印象深かったですね。今年は、フェラーリが変わらず早いのか、それともレッドブルの逆襲か。はたまたメルセデスの巻き返しか。見どころ十分なレースでした。放送時間は地獄でしたけどね。

 

いや、こえーよ。

 

大混戦

 

今回、PPを獲ったのはまさかまさかのペレス。これは意外なことに自身初PPであり、これにてPPを獲得したドライバーは103人となりました。この勢いのまま、彼がフェラーリ勢を相手に善戦すると自分は思っていましたね。

 

実際、決勝も序盤は彼がレースをリードしており、2ndドライバーらしからぬ強いレース展開をしていました。

しかし、そんな順風満帆なペレスを見出したのが、ラティフィのクラッシュによるSC。この時点でピットストップを済ましていたペレスはこれにて大損。仕方ないとはいえ、アンラッキーで優勝はおろか表彰台まで逃すなんて本当に彼はついていないな…と思いました。SC解除後は序盤のような力強いレースペースが見られなかったので、精神的なダメージがよっぽどのものだったと推察出来ます。何とか、次戦でリベンジを果たして欲しいですね。

 

で、ペレスが優勝戦線から離脱した事で、トップ争いは2戦連続のルクレールvsフェルスタッペンの構図となりました。個人的にはルクレールを全力で応援していましたね。ファン含め、色々な思いが交錯するバトルだったと思います。

DRSを得る為の譲り合いがあったり等、面白おかしい場面もあったものの、比較的クリーンで、見ていてとてもエキサイティングするレースでした。

そんな白熱のバトルを制したのは前年王者のフェルスタッペン。黄旗に助けられた感じはするものの、王者の意地を魅せてくれました。今回のレースを見る感じ、暴走癖はまだ顔を見せていないので、シーズン終了までこのままでいて欲しいな、というのが今の感想です。

 

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個人的殊勲賞

 

そんな、素晴らしいレースを展開したフェルスタッペンとルクレール両者は勿論共に該当です。今年の主役となりそうな2人の熱戦は、深夜レースでも光っており、眠気を吹っ飛ばしてくれました。

 

また、予選ではQ3に進出し、決勝でもSCにより不利となったにも関わらず9位入賞を果たしたマグヌッセンも流石の一言です。確かこの人って、2回目のテストまでレース参戦するつもりじゃなかったんですよね?そんな事、信じられない程現在のパフォーマンスは飛び抜けています。

 

さらに、2戦続けて代打を務め、ストロールを上回ったヒュルケンベルグも良かったですね。残念ながら12位とポイントには届かなかったものの代役としては百点満点でしょう。またその勇姿を拝見したいです。

 

最後に、トラブルでリタイアを強いられたものの途中まで力強いレースを魅せていたアロンソも十二分に凄かったです。去年以上に何かデカい事をやってのけそうなこのベテラン。今年は特に目が離せません。

 

今回は以上の5人ですね。次戦では誰がどのような活躍を魅せてくれるのか。とても楽しみです。

 

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その他

 

躍進したフェラーリ、レッドブルの中で比較的影が薄かったのがサインツでしょう。予選決勝共に3位と素晴らしい成績なんですけどね。もっとPPや優勝争いに絡んで欲しい、というのが本音です。贅沢な望みなのは分かっているんですけどね。ルクレールがより強い走りをしているだけに、もう少し頑張って欲しいです。

 

昨年の王者メルセデスは明と暗がハッキリ分かれたレースとなりました。

"明"となったのは今年移籍したラッセルです。まぁ"明"と言っても去年までのチームの強さを思うと全然物足りないですけどね。それでも5位フィニッシュと、現状望める最高の成績を残しました。マシンの問題が解決した時に躍進するよう、今は我慢の時間です…。「いつもやん!」と突っ込みそうになりますけどね。

 

そんなラッセルに対して明確な"暗"となったのがハミルトンです。予選ではまさかまさかのQ1落ち。特に考慮すべきアクシデントがないにも関わらずこの成績だったので、滅茶苦茶驚きました。で、決勝もマグヌッセンやヒュルケンベルグと共にハードタイヤでスタートした事が不利に働いてしまい、結果的に10位で1ポイントを取るのがやっと、という戦果に終わりました。タイヤ交換もSC狙いで一周遅らせたらピットクローズになるという有様でしたしね(マグヌッセンとヒュルケンベルグはクローズ前に滑り込んだ)

ここまでやる事なす事ダメダメなメルセデスハミルトンもなかなか見ませんよね。ある意味貴重な場面を見れました。オーストラリアでは復活してくれると嬉しいですが果たして…

 

沈んだメルセデスに対して好調だったのがアルピーヌでした。予選では2台でラッセルを挟む活躍を魅せると、決勝でも2人での接触寸前のバトルを披露。最終的にアロンソはリタイアしたものの、オコンは6位入賞と、キチンとポイントを持ち帰りました。

最後のノリスとの接戦は見ていて緊張しましたが、勝てて良かったですね。これで負けていたらチームメイトバトルが原因でポイントを逃した事になりますから。これからもダークホース的存在としての暗躍に期待出来るチームです。

 

開幕戦で絶不調に陥ったマクラーレンですが、今回は復活の兆しが見えたレースとなりました。11位と12位と昨年を考えると喜べない成績なんですけどね。それでも開幕戦よりずっと良いです。決勝も、リカルドはトラブルでリタイアでしたが、ノリスがポイントを獲得しましたし、バーレーンの事は忘れてシーズンに臨んで欲しいです。

 

我らが角田くんが所属するアルファタウリですが…、ぶっちゃけ「喝!」一択ですね。ガスリーこそ予選9位決勝8位と結果を残しましたが、相方の角田くんにとっては消化不良なレースとなりました。

といっても、悪いのは角田くんじゃないんですよね、チームのスタッフというかマシンがボロボロでした。予選出走不可と決勝レコノサンスラップでリタイア。どちらかだけならまだ理解出来るんですよ。あっちゃ駄目ですけどね。ですが、今回の角田くんにはこの両方が襲いかかりました。TV付けたら角田くんのリタイア(DNS)がアナウンスされていましたからね。何とも言えない気分になりました。頼むから、せめて走らせて…

 

開幕戦では躍進したアルファロメオでしたが、今回は成果を残せませんでしたね。ボッタスは、予選Q3に行ったり入賞圏内を走行していたりと頑張っていましたが、マシントラブルによりリタイア。周に関しては、今年このチーム特有のスタート大失敗を再び起こすと、更に5sペナルティの消化に問題がありドライブスルーペナルティが加算と、散々たるレースとなりました。

昨年までのライコネン、ジョビナッツィコンビの時は、スタートが凄い良かった印象があるので、新規則マシンになってかってが変わってしまったんですかね。悲しいです。ペナルティ消化時にジャッキアップとかいうヒューマンエラーについては、何とも言えません。このチームは結構ポカしてますからね。これは治らないだろうなぁと思ってます。ドライバー2人は腐らず頑張って欲しいです。

 

ウィリアムズとストロール、ミックに関しては、クラッシュによる目立ち方が印象的です。夫々色々とやってしまいましたからね。

悲しい。次戦は良い方面で目立って欲しいものです。

 

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まとめ

 

という訳で第2戦の感想でした。白熱のトップ争いが見られて、深夜時間帯にも関わらず眠気とは無縁で過ごせました。終わってからすぐ寝ましたけどね笑

さて、次戦はオーストラリア、メルボルンです。舞台はもちろんアルバートパークサーキット。コロナが始まった20年、FP1前に開催中止がアナウンスされて以来のレースとなります。あの時はマクラーレンで感染が広まって大変な事になりましたね。既に懐かしいです。

久しぶりの地元レースとなるリカルド筆頭に、各車良い走りを展開してくれると嬉しい事この上ありません。期待して待っています!

 

 

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