エフライの感想記

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感想《2022 F1 第3戦 オーストラリアGP》久々のメルボルン。コーナー改修に待っていたのは、ハットトリックを達成したルクレール!

2020年、FP1開始数時間前にレースキャンセルという前代未聞な事があったオーストラリアGP。あの悲劇から2年が経過し、ようやくメルボルンの地にF1が帰ってきました。レイアウトが一部変更になったり、レースウィーク中にDRSゾーンが4ヶ所から3ヶ所に変更になったりと、バタバタしていた印象がありますね。レース自体は、ルクレールとフェルスタッペンが1勝ずつ並んでいた為、彼らのトップ争いが見どころでした。

 

 

完全無欠の跳ね馬(仮)

 

久々に開催されたメルボルンでのレースにて、圧倒的な強さを魅せたのが、開幕戦を制したルクレールでした。赤旗まみれだった予選でPPを獲得すると、決勝でも抜群の強さを披露。自分はフェラーリファンなので結構楽しめた週末だったのですが、ぶっちゃけフェラーリファン以外にとっては退屈なレースだったと思います。それくらい、この週末のルクレールには付け入る隙はありませんでした。気が早いですが、彼が今年のタイトル最有力候補といって過言じゃないでしょう。

 

かっけぇ…。

 

そんなルクレールと比較し、全く冴えなかったのが相棒のサインツですね。

予選では、アロンソのクラッシュによる赤旗に祟られ9位に沈むと、決勝ではスタート後に無理をしてしまいグラベルに魚雷特攻。残念ながら脱出する事は叶わず、1周リタイアを犯してしまいました。

いくらマシンが速いとはいえ、こういう取りこぼしをしているとチームタイトルを逃す気がするんですけどね。ルクレールと比べ焦ってしまったのが原因なような気がするので、次戦以降改善して欲しいところです。まぁでも、サインツなら大丈夫でしょう!

 

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個人的殊勲賞

 

自身初、チームとしては10年シンガポールGP以来のグランドスラムを成し遂げたルクレールは勿論当確です。サウジアラビアでの接戦は何だったのかと思わせる程、素晴らしい走りを魅せてくれました。

 

また、今年波に乗れないメルセデスにて3位表彰台を獲得したラッセルも立派でしたね。展開の綾でハミルトンの前でフィニッシュする事が出来ましたが、偶にはそういう幸運が彼にあっても良いでしょう。いつも不運側の人間ですからね。

ハミルトンも4位でしたし、この結果を皮切りに巻き返しを図ってほしいものです。何だかんだ言って、ここまでメルセデスが弱いのは信じられませんし、より多くのチームでトップ争いを繰り広げて欲しいですからね。期待しています。

 

そして最後の殊勲賞該当者は、ハードスタートから最後1周の時点までタイヤを引っ張り、10位フィニッシュを果たしたアルボンです。

予選失格からのこれですからね。訳が分かりません笑

同じくハードタイヤ発進だったアロンソ、マグヌッセン共にSC等で大損していた事を考えると、この成果はとんでもない大儲けです。上記の2人は、他車と結構バトルしていましたから、そう考えるとウィリアムズだからこそもぎ取れた結果なのかもしれません。

どちらにせよ、これでアストンマーチンより早くポイント獲得になりましたからね。この結果をバネに次戦以降も躍進して欲しいです。

 

今回の個人的殊勲賞は以上の3人です。次戦のイモラでは誰が目立つ活躍を魅せてくれるんですかね?今からとても楽しみです!

 

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その他

 

フェラーリの対抗馬最有力のレッドブルですが、ペレスが2位を獲れた一方、フェルスタッペンはリタイアに終わりました。「速くて脆い」なんて15年くらい前のマクラーレンみたいですね。

個人的には、フェルスタッペンよりルクレールを応援しているので、正直ラッキーな気分でした。しかし、現状ルクレールに肉薄できるのは彼しかいないんですよね。独走でも良いのですが、可能であるなら接近戦が見たいので、レッドブルにはもっと頑張って欲しいですね。

 

そんなフェルスタッペンとタイトルを争ったハミルトンですが、今回はツイてなかった印象です。純粋な速さではラッセルを上回っていたものの、最終順位は彼より下ですからね。このまま消え去っていくドライバーでないと信じていますが、ここまでハミルトン&メルセデスコンビが遅いのは正直予想外でした。昨年までは嫌という程聞いた「Get in there Lewis」が恋しくなっています。

 

フェルスタッペン、ハミルトン以上に運がなかったのがアストンマーチンでしょう。

先ずはベッテル。開幕2戦をコロナ罹患で欠席した彼にとって、アルバートパークサーキットが22年シーズンの開幕戦となりました。しかし、FP1からマシントラブルが彼を襲います。

その結果、今回は消防士ベッテルだけでなく、スクーターで爆走するベッテルが見られるという珍しい1日となりました。まぁ彼はその後罰金を喰らったんですけどね。

 

更に、ベッテルはFP3でクラッシュ。

弟子であるミックが大丈夫かどうか確認するシーンは昨年のスパの予選を彷彿とさせますね。人望凄いよなぁ…

ストロールのダーティアシストにより、何とか予選出走を果たせたベッテル。しかし、悪夢はまだまだ続きます。

決勝でマシンのトラブルが再発し、まさかまさかのリタイアを強いられる事となったのです。仕方ないとはいえ、彼にとっては踏んだり蹴ったりな開幕戦となってしまいました。次戦では、昨年までの力強い走りを見せて欲しいですね。

 

同情が寄せられそうなベッテルとは対照的に、批判が起きそうなのがストロールでした。

前述の、ベッテルの予選参加に繋がった疑惑のアクションです。

予選の、しかも両者共アタックラップでない状況での接触→大クラッシュは新鮮でした。ストロールとラティフィのどっちが悪いとは自分には言えません。ただ、2人とももっとちゃんと前や横を見とけよ…とは思いましたけどね。モンツァなら兎も角、アルバートパークで譲り合いを披露する意味が自分には分かりません。

 

更にもう1つ。VSCが解除された際、ストロールはボッタスをコース外に押しやるという離れ業を披露したのです。謎にお咎めなしとなりましたが、今後同じような事が起こった時の悪い判例になりそうで、少しヒヤヒヤしています。もっと落ち着いて走って欲しいんですけどね。そうしたら入賞なんてすぐ出来ると思うのに。

 

開幕してから、Q1落ちを喫したり不振を極めていたマクラーレンですが、今回は予選でメルセデスの間に割って入ると、決勝でも4番手チームの定位置を確保する事に成功しました。このサーキットが特殊とは良く言いますが、この復活劇がこのレース1回限りでない事を、ファンとして祈るばかりです。まさかここまでマクラーレンが落ちぶれるとは思っていませんでしたしね。早急に表彰台争いに加わって欲しいです。

 

アルピーヌについては、取りこぼしが多かった印象です。

オコンこそ、予選8位から決勝7位と頑張りましたが、気になるのがアロンソです。FP3やQ2までの走りを見ると、メルセデスやマクラーレンと良い勝負をするのは明白でしたからね。それをクラッシュで亡き者にしてしまったので、勿体ない…という気持ちになります。

 

アルファロメオについては、順位の割にそこまで目立っていた印象がありません。それこそ、ボッタスの被寄り切りくらいですかね。周も11位と良い成績を残しているんですけれど、それ以上にライバルチームに(主にアストンマーチンが)色々あったので、あまり話題に上がりませんでしたね。

 

まぁそれはアルファタウリやハースにも言えるんですけどね。

マグヌッセンこそ、ハードスタート作戦が失敗した印象がありますが、後の3台に対する記憶はほとんどありません。まぁガスリーはポイント獲れていますし、大きな問題ではないんですけどね。ただ、もう少し良い面での印象に残る事を起こして欲しいものです。

 

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まとめ

 

という訳で第3戦の感想でした。ルクレールファンにはたまらないレースだった一方、そうでない方にとっては見応えが薄いレースだったような感じがします。今までのオーストラリアがアクシデント連発だったのは、開幕戦だったからかもしれませんね。

まぁそれは兎も角。こうやって無事に開催される事が出来て良かったです!

さて、次戦はイモラです。抜けないコースですが、面白いレースが見られたら嬉しいですね。昨年は、角田くんが長い暗黒トンネルに入ってしまった印象がありますが、今年こそは飛躍して欲しいものです。

 

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