エフライの感想記

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感想《インディカー 2022 第5戦 インディアナポリス》降雨によるタイムレース。翻弄される各車が選択した戦略は…?

インディ500の前哨戦として、その地位を獲得しつつあるGMRグランプリ。基本的に追い抜きが行われる事の少ない、単調なレースとして名高いレースですが、今年は降雨の予報があった為、期待するものがありました。実際、レース開始前はレインタイヤを履いていたものの降雨はなし。その後、雨が降るという見ていてとても楽しいレースでしたしね。一体誰の作戦が1番良かったのか。チェッカーまで目が離せない、エキサイティングな展開でした。

 

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今季初優勝のハータ!

 

計7回ものコーションが入るという波乱のレースを制したのは、アンドレッティ所属のコルトン・ハータでした。予選は14番手と芳しくなかったものの、決勝では3周目にドライタイヤに交換した事が功を奏し、一気に優勝争いに加わったハータ。上位進出後は、幾度となくマクラーレン勢と首位争いを演じてた彼が、他車と比較し大きなミスも不幸もなかった為、最終的には悠々とトップチェッカーを受ける事が出来ました。

「完璧」という言葉がピタリと当てはまる程、今回のハータは強かったです。全く付け入る隙がなかったですね。同学年という単純な理由から彼の事を応援しているので、今回の結果を非常に嬉しく思います。これからもジャンジャン勝って欲しいですね!

 

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個人的殊勲賞

 

当然、今季初優勝を飾ったハータは当確です。

普通に強かっただけでなく、「D1かな?」と思う程のド迫力なドリフトを魅せてくれましたしね。フォーミュラカーでここまで見事なドリフトを見るのは早々ないので、貴重な1シーンだと思います。

 

また、ハータと同じく3週目にドライタイヤに変更し順位を上げ、不運から一旦は後方に沈んだものの最終的に7位フィニュッシュを果たした琢磨選手も物凄いレースをしましたね。マクラーレンの同士討ちに巻き込まれなければもっと上位を狙えただけに、勿体ない気もしますが、このトップ10フィニッシュは貴重です。インディ500に向けて、調子を上げていって欲しいですね!

 

更に、接触し勝負権を失ったものの、見事な追い上げにより6位に入ったローゼンクビストや、夫々自己最高の結果を残したアイロット(7位→8位)とルンガー(8位→9位)のルーキーコンビも凄かったですね。最終的にクラッシュに終わったものの、一時は6位まで順位を上げていたモントーヤも中々の化け物っぷりで好きです。

 

今回の個人的殊勲賞は彼ら6人ですね。他には、ガス欠を起こしたものの10位にカムバックしたディクソン等、大波乱も良いところなレースが展開されました。来たるインディ500にて、全員が完璧なパフォーマンスを出せるよう、祈っています。

 

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まとめ

 

という訳で第5戦の感想でした。各車雨に翻弄された結果、滅茶苦茶カオスなレースを見る事が出来てとても楽しかったです。

マクラーレンの同士討ち(に巻き込まれた琢磨選手)に、

アイロットに寄り切りを喰らい、回ったビーケイに突っ込むデフランチェスコに、

琢磨選手のおこぼれを貰おうとしたロッシやハーベイに撃墜されるニューガーデンに、

ハーベイにやられたグロージャンに、

ドライタイヤが災いし、SCラン中にも関わらず回るマクロクリンと、実に多くのスピン、接触が見られました。その他にも、パロウとかジミー・ジョンソンとかモントーヤとかありましたしね。災難すぎるタイムレースでした。

さて、次回はいよいよインディ500です。一体誰が王者になるのか。とてもワクワクしています。面白いレースになると良いですね!