エフライの感想記

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感想《ルパン三世 THE FIRST》CGアニメでスクリーンに帰ってきたルパン。憎めないアイツは今でも健在!

見てきました、『ルパン三世 THE FIRST』。自分自身、そこまで『ルパン』に詳しくないのですが、大きな画面で活躍するルパン達が見たかったというただ一つの理由で映画館まで足を運びましたね。『ポケモン』や『ドラクエ』と同じく、CGで作られた今回の『ルパン三世』。次元が渋くなっていたり不二子ちゃんが可愛くなっていたりと、変わっている部分がありましたが個人的に違和感はそこまでありませんでした。流石。

 

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それで肝心の内容はというと、ザックリ「THE ルパン」っていう感じの作品でした。

漁夫の利を狙う不二子ちゃん。何だかんだ言いつつ助けに来る五右衛門と次元。ゲストと良い感じになりながらも、それとなく断り歩むべき道を諭すルパン。相変わらずルパン一味を捕えられないとっつぁん。と、恒例の「待てぇ!ルパン!」「あ~ばよ~。とっつぁん〜」の追いかけっこの他にもお決まりが多く、ルパンワールド全開の作品でしたね。正に今年の冬に公開された『シティーハンター』と同じような感じ。目新しさはありつつも、お決まりは外さず。かといってリブート、リメイク前のものと全く同じではない。という絶妙な匙加減。これがとても見事にハマっていました。

 

敵の敵は味方理論で、とっつぁんとルパン一味が手を組むのは、ありがちでしたが胸アツでした。何だかんだでお互いに信頼しあっていますからね。協定を結んだものの用件が終われば直ぐ追いかけっこを始め、そしてそのまま終わる。容易に想像出来た事とはいえ、やっぱり良いですよね。お約束はお約束だから面白い。

 

今回ゲストとして参加したレティシアも、とても魅力的なキャラでした。我々鑑賞者にはトリックが最初から分かっていましたが、それでも謎解きのパート、そして鳥かごからの脱出は熱いものがありました。レティシアの祖父とルパンの祖父が繋がっていた事は、ルパンが彼女を奮い立たせる為の最後の一押しとなっていて良かったと思います。未熟者から成長を魅せたレティシア。またどこかで再登場が叶ったら嬉しいな。

 

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まとめ

 

大泥棒だけど、お人好しで、どこか憎めないルパン。

それはCGになっても変わりませんでした。最後のヴィランとの戦いの時「殺すつもりはなかったのに…」と悔いる表情を見せたのが印象的です。そんな優しく非情になり切れないルパンだからこそ、不二子ちゃん達は彼に付いてくるんでしょうね。ヴィランが、"甘えは不要"と強気にレティシアに詰め寄った後、甘さ全開のルパンがひょいひょいと倒すのは大変痛快でした。

3DCGとして蘇った『ルパン三世』。本編後に流れた「もっともっとルパンを冒険させていきたい」というモンキー・パンチ氏の思いを汲み、この天下の大泥棒は、今後もどこかで盗みを働いていくのでしょう。またその姿を見られる事を楽しみにしています。