スーパー戦隊を舐めるなよ!
変身音声、名乗りが全てバラバラ。
しかし、それが良い!それが熱い!!
『ルパパト』の後、『リュウソウジャー』までの繋ぎとして4週間に渡り放送された『スーパー戦隊最強バトル‼︎』。大和、天晴、スティンガー、カグラ、そしてマーベラスという歪of歪で大和の胃が心配になる程の個性が強いキャラがメインを張り、その他、ルカや圭一郎を始めとした様々なオリキャスが出演したこの作品。良い意味で春映画感のある、でも仮面ライダーでは多分出来ないようなノリのお祭り作品でした。
話としては、「勝ったら願いが叶うというトーナメント戦にスーパー戦隊が集められる、でも謎の乱入者により滅茶苦茶に&主催者がヤバイやつ」というある意味お決まりの内容でした。それでも、坂本氏が監督を務めたからなのか非常に見応えのある戦闘シーンが山ほど見られた作品でした。
また、話の都合上、大和達に負ける必要のある登場人物が決してキャラが殺されることなく負けたのも個人的に好きなポイントです(例:ドギーvsカグラ)。そして、大人の都合により、本人でないキャラも本当に本人がいるような演出がなされていた事でテンションが上がるのなんの。更に付け加えると、VS映画は勿論、それ以外の繋がりがちゃんと残っていた事が嬉しかったですね。『ジュウオウジャー』本編の大和とマーベラス。『ゴーカイジャー』本編のマーベラスとドギー。『スペスク キュウレンジャー』のドギーとスティンガー(こっちは直接のやり取りはなかったけど)。とファンが妄想するような事をやってくれたのは嬉しいでは上手く表現出来ない何かがあります(圧倒的にボキャ貧)。ドギーの「あの時とは逆だな」のセリフはアドリブと聞くとキャストもスタッフも理解が深いというか、何というか、粋な事をするなぁと思いました。
後、戦闘BGMが其々の戦隊のモノが流れていたのも嬉しかったですね。やっぱりゴーカイジャーのBGMを聴くと心が躍ります。最終決戦にはガレオン登場からのゴレンジャーのOP。もうね、テンションがおかしい事になっていましたよ。日曜の朝から。
上に「乱入者」と表現した敵はガイソーグ。これがカイゾーグとなると『仮面ライダーX』の敵になるからややこしい。彼は、強いやつと闘うのが好きな性格をしており、実態は鎧が本体となっています。乗っ取りゴーストした人の戦闘スタイルを継承していく能力(?)を持っており、ルカや天晴等の戦闘スタイルを真似ていました。つまり、ハカセに乗っ取ると面白いアクションが…?それはそれで見たい。
そういえば、ルカがガイソーグに乗っ取られた理由は明らかになりませんでしたね。『キュウレンジャー』の宇宙から帰るときに拾ったんですかね。まぁ何だかんだ言って、ほぼ毎年ルカが見られているのは『ゴーカイ』ファンとアニメファンを兼任している自分的にはとても嬉しいです。
ガイソーグに話を戻しますが、バッチリ"装"だいう感じがしますし、『リュウソウジャー』に出そうですよね。望みとしては、雑魚キャラとしてではなく、幹部くらいの偉さがあってほしいです笑。
そんなわけで『スーパー戦隊最強バトル‼︎』の感想でした。おもちゃ販売戦略の都合にて無理くり作られた作品で、ゴーカイチェンジが多少見られたら良いや…と正直、視聴前の期待は高くなかったのですが、「おおおおおお!!!」とエキサイトする場面が多く、回を追うごとに次回が楽しみになっていました。
見るからに強く、OPの歌詞を1人で回収した最終回専用フォーム、イーグルの野生大解放や本編未登場で応募者全員サービスのDVDのみの登場だったゴーカイレッドのゴールドモード等サプライズが多く本当に楽しめた作品でした。そういや、レンジャーキー等々はまた鎧が頭を下げまくったのですかね?お疲れ様です…
何はともあれ、4週間本当に楽しめました。スーパー戦隊同士が戦うのを見るのはライダーと違ってとても新鮮でした。これは何となく『リュウソウジャー』にかかる期待が自ずと上がっている気がしますが、彼らはどのような戦いを見せてくれるんですかね。今からとても楽しみです。
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おまけ
カグラがドギー戦でバトルフィーバーのロボ技を使っていたのは驚きました。中学生相当の年齢のはずなのに何で知ってるんだ!?イマジネーションってすげぇ