雨でゴタゴタした第8戦から2週間。年明けてから超ハイペースで消化しているFormula Eですが、今回の舞台は第2シーズン以来のモナコ、モンテカルロでした。
復活という事でいよいよフルコースかと思われましたが、相変わらずのショートコースでしたね…。残念過ぎる。
流石に初期からパワー上がってますし、サン・デボーテ先の坂道が登れないなんてことは無いと思いますが、何で何でしょう…。次シーズンこそはフルコースで…!!
っていい加減内容に入りますね笑
過去のレースから分かっていましたが、ショートコースでもここは相変わらず抜けないコースでした。サン・デボーテのアングルがキツい分、フルより難しくなったかも。
そのお陰か、決勝はベルニュドライビングスクール(参戦4台)とブエミドライビングスクール(参戦多数)が開校されるという緊張しっぱなしの展開を迎えました。
優勝したのはその教習所のボス、ベルニュ。
ローランドのペナルティによりPPスタートだった彼が終始レースをコントロールし、シーズン2勝目1番乗りを成し遂げました。ポイントもトップに立ちましたし、これはシーズン連覇が見えてきたかも。
一方のチームメイト、ロッテラーは予選最下位。決勝でもセンサートラブルなのか、使用義務のアタックモードが使えない等のトラブルに見舞われるという不運っぷり。それでも、恒例のレース後のペナルティ祭りにより、7位フィニッシュを飾りました。
結局アタックモードに関するペナルティはどうなのかという事は疑問ですが、現状ランキング2位ですし、どうかこのままでいてくれ…!
2位に入ったのは日産、ローランド。
相変わらずの不運でPPタイムを取りながらもその位置からスタート出来ないという決勝でしたが、速さは確かでもうすぐです優勝というところまで巻き返しました。ブエミが点でダメだった分、ローランドが活躍してくれるのは嬉しい限りです。
そして3位に入ったのはマッサ。
個人的推しドライバーの1人ですが、第9戦にてFE初ポディウムを獲得しました。序盤のアタックモードブエミの攻撃を凌ぎ切ったり、終盤はウェーレインを封じ込めたりと光る速さを見せてくれました。慣れたら速いというのはロッテラーだけでなく、マッサにも当てはまりそうで嬉しいです。
残りのレースも頑張って、出来ればこのシーズン中に優勝が見たい…!!
2位を走っていたのに、自滅で順位を下げたのはウェーレイン。彼も勝てる速さはあっただけ残念。勝てそうで勝てないのが続きますよね、彼。どうか一回勝って波に乗って欲しいところ。
他に特筆すべきはやっぱりバードでしょう。
抜きにくいモンテカルロで幾度も披露したオーバーテイク。結果は惜しくもリタイアに終わりましたが、十分な速さは見せつけられたのではと思います。ディグラッシも巻き込みリタイアしましたし、ブエミは遅いしで、序盤から参戦組の不遇さが…汗
というわけで第9戦の感想でした。
雨が降らない、そして同時開催のF1予選も早く終わる等、前戦とはほぼ真逆の要素が集結していて面白いなぁと思いました。荒れる事は決してありませんでしたが、たまにはこういうレースも良いですよね。
そういや、各々のGPではマーシャル対応が遅くてイライラしましたが、ここは流石モンテカルロ、素早い撤去作業が目立ちました。SCじゃなくて大丈夫?と不安になりましたが、杞憂でしたね。
今までF1の12年シーズンを彷彿されるかの如く、勝者がコロコロ変わっていましたが、ここでようやく2勝目が現れましたね。ここからベルニュが抜け出すのか、それとも誰かが待ったを掛けるのか。チャンピオン争いが熾烈になりそうで楽しみです!