感想《仮面ライダージオウ第36話「2019:ハツコイ、ファイナリー！」》嘘に嘘を重ねた女が迎えた最期…。なんか雰囲気が凄くキバっぽい…

祝え！

宇宙最強ギンガファイナリー！

緊急時につき、短縮版である

戦闘中は常に緊急時じゃないのかよ…笑

どんな状況でも祝うとか流石、祝鬼。

アナザーキバについて

前回から色々とぶっ飛び要素が多かった釈由美子さん演じるアナザーキバ。今回も大活躍でしたね笑。

マンホールの蓋を異様に推してくるな…と思っていたらアナザーキバになる前からマンホールを使って事件を起こしていたとは驚きでした。キカイ編で機械とはいえ生人間をライダーが殴っていましたし、こういう普通(？)の殺人もやれるようになったんですね、今のニチアサ。出来るようになったのか無理矢理通したのかは分かりませんが…笑

そして最期ですよ最期。散々攻守によって活躍を見せたマンホールの蓋が最期には守ってくれないというのは何か胸に来るものがありました。井上脚本では、どんなに改心しても一度人間として道を外したものには制裁が下るイメージがありましたが、それは今回も健在でしたね。

その後、実はソウゴの初恋の人が釈由美子さん演じる裕子じゃなく、麻生ゆり(仮)だったかもという終わり方も実に良い…。嘘に嘘を重ねた思い込みの激しい狂ったサイコパスは結局何が本当で何が嘘だったのか、判明しないまま居なくなるというビター感に1期の雰囲気を感じ取りました。

嘘に8割真実を混ぜたら騙せる(意訳)と、『ドライブ』の映画で言っていましたが、彼女の発言の内、何が真だったのか、知る由はないんだろうなぁ…。

…あっ、あったわ。タイムマジーンを使おう(ダメ)

ギンガとはただの力

そして、ギンガです。杉田さんが声という事で何かしらキバットとの繋がりがあるのでは…？と思っていましたが、特に何もありませんでした。「まだまだキバって…」と言ったアドリブはありましたが、無関係だとは予想外でした。

普通なら無理やりにでもキバとの関連性を持ってきそうなところを「ただの力」と割り切ってしまう辺り、誠に1期らしい。流石井上脚本。

また、倒し方も井上脚本らしかったですね。「太陽が当たってないと活動出来ない！」と説明があると、キバを見たことある人なら「ははーん。じゃあ、ダークネスムーンブレイクみたいな事をジオウか釈由美子がするんだな。」と考えるわけですよ。そこをウォズのパワーアップフォームでゴリ押しで倒す。一体井上敏樹という脚本家はどれだけ予想の斜め上を行くのやら…

変身者がいたのか否か。キカイみたいにソウゴが作り出したライダーなのか。といった謎を「そんな事知るか！」の如く無視で済ます辺り本当1期ですよね笑。

その分(？)、ウォズギンガのアクションといい、上に挙げた釈由美子さんの最期といい盛り上がる瞬間があるのもまた、1期らしいなぁと。