エフライの感想記

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感想《Formula E 2020-2021シーズン(第7シーズン) 第8戦 プエブラ》水泡に帰したポールトゥウィン。アウディ、まさかの1‐2フィニッシュ!

モンテカルロの割に追い抜きが見られた第7戦から約1ヶ月。メキシコの地で第8戦が開催されました。北米大陸GPという事で、朝5時半から放送開始という地獄のスケジュールでお送りされた今回のレース。自分は当然、録画にて観戦しました笑。リアタイは流石に無理。F1、SF、インディカーとモタスポ盛沢山でしたしね。今回は、何時ものエルマノス・ロドリゲスではなく、プエブラという新しい場所で開催されたのが見所でした。ザントフォールトのようなオーバルっぽいコーナーもありましたし、どういったレースが展開されるのか楽しみでしたね。

 

綺麗…

 

幻のポールトゥウィン

 

今回のレースで最も強かったのは、ポルシェのウェアラインでした。予選でPPを獲得すると、決勝ではレースを完全に支配。度々導入されたSCの影響を少しも感じさせる事なく、ダントツでチェッカーを迎えました。いやぁ強すぎましたね。F1では報われなかったので、こうやってFEの地で飛躍してくれて嬉しいです。ウェアラインおめでとう!!

 

と、言おうとしたんですよ。

しかし、ここでシールドトリガー、"FEあるある"が発動。レース終盤に出された謎の技術規定違反により、ウェアラインは、同僚のロッテラー共々失格処分になってしまいました。悲しすぎますね。中継中では、理由等の内容が一切明かされる事がないのは、FEの悪い所です。技術的に難しいのは分かりますけどね。

ですが、ウェアライン当人の頑張りを全て無かったもの扱いされるのは、滅茶苦茶ショックです。一体、ポルシェは何をしてしまったのでしょうか。今回はWヘッダーなので、早急に解決して次こそ失格にならないようにして欲しいですね。本当、決勝結果から除外処分が惜しまれる程、素晴らしいレースをしていたウェアライン。彼の強さは、このレースを見た全員が理解しているので、めげる事なく取り組んでいって欲しいです。

 

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立つ鳥、跡を濁しまくる

 

既に今シーズンをもってFEからの撤退を表明しているアウディとBMW。今回のレースは、ここの2チーム4台の活躍が光るレースでした。

 

先ずは、優勝したディグラッシ率いるアウディですね。予選8位からの決勝でしたが、力強い走りを魅せ、第5シーズンの第10戦以来の表彰台頂点を獲得しました。いくらコロナウイルスによる中断があったとはいえ、約2年間も優勝から遠ざかっていたのは意外ですね。

 そして、ディグラッシの真後ろ、9位発進から2位を射止めたラスト。最終盤の、チームオーダーを感じられないトップ争いは、ヒヤヒヤしましたが、見ていて面白かったです。次からも彼らの活躍が楽しみですね。

 

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そしてBMW勢。最終的には、シムズが5位、ギュンターが12位と、芳しいかと聞かれると微妙な成績に落ち着きましたが、終盤まで2位3位を走行していたのは良かったです。というか、ギュンターって12位まで落ちていたんですね。最後1、2周で転落していったのは確認出来ましたが、まさか入賞圏外までとは予想外でした。ですが、まぁ。結果に結びつく事は叶わなかったものの、持っているポテンシャルの高さを嫌程感じられたのは、今後への明るい材料ですね。アウディ勢共々、タイトル争いからは一歩引いている台風の目として、大暴れして欲しいです。

 

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個人的殊勲賞

 

失格になったものの強さを魅せたウェアライン、そして古豪復活を印象付けたアウディの2人は当確でしょう。後は、魚雷アタックをもらったり、21位スタートだったりと、逆風が吹き荒れる中で9位と7位と、想定以上の成果を残したメルセデス勢も良いレースをしたと思います。因みにですが、前者がデフリースで後者がバンドーンですね。

デフリースなんか、フラインスのこの魚雷を喰らったのにも関わらず入賞ですからね。凄さが違います。バンドーンも、不利な予選から、7位というのは天外の結果でしょう。順位表示を見る度に、ジワジワっと順位が上がっている光景は鳥肌ものでした。このW入賞にて、コンストラクターズ首位をがっちりキープ。これからも頑張って欲しいですね。

 

また、6位から3位に入ったモルターラも良かったです。特筆すべき事は特にありませんが、気が付いたらトップ争いに居たのは、凄いと思います。これからもポイントを積み重ねて欲しいものです。

 

今回は、以上の6人が個人的殊勲賞ですね。皆さんの、次戦以降の躍進を期待しています。

 

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レイアウトさぁ…

 

基本的には、ウェアラインの失格以外、面白かったレースなのですが、1つだけ言わせて下さい。レイアウト酷過ぎませんか?と。今回のアクティベーションゾーンは、コース外の側に設けられていたのですが、その位置が絶望的に悪かったですね。コーナーの関係上、レコードラインとアクティベーションゾーンを通過しコースに復帰する所が被っていたんですよね。「これはクラッシュ起こるだろうな…」と思って見ていましたが、案の定、起こってしまいました。しかも2件も。

何の因果か、共にマヒンドラ所属のドライバーが、チャンピオン経験者を撃墜するという光景になりましたが、危険極まりないですよね。本当、頼みますよ…

 

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まとめ

 

という訳で第8戦の感想でした。アウディの復活は嬉しいですが、やっぱりウェアラインの優勝が見たかったですね。前回彼がPPを獲った時は、優勝目前、チェッカーの目の前でディグラッシに抜かれる、という悪夢のようなレース展開でしたが、今回は、それとはまた違う地獄が現れました。早期にこの悪い流れが断ち切れる事を祈ります。後、ディグラッシ自身も、優勝の翌日失格というパターンがFE創初期のお約束だったので、それが再現されない事も祈ります。

さて、次戦もここプエブラで行われます。1回走った事で各自経験値を積めたと思うので、次はもっとバチバチな争いを見られると嬉しいですね。

 

 

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