エフライの感想記

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感想《インディカー 2021 第9戦 ロードアメリカ》超絶不運ペンスキー。代わりに勝ったのは今後を担う若いスター?

F1、SF、FE、DTM等、モータースポーツが盛り沢山だった6/19~20の週末。そのグランドフィナーレを飾ったのが、日付が変わり月曜深夜1時放送開始だったインディカーでした。今回の舞台は、ウィスコンシン州、ロードアメリカ。コース幅が狭く、追い抜きが難しい印象のサーキットです。流石に寝落ちするだろうな、と思い、自分は録画で観戦しました。リアタイで見た方、お疲れ様です…

 

 

好調な週末を締めたのも、やっぱりホンダ

 

参戦していないカテゴリーを除くと、F1、motoGP、SFと、この週末開催のレースは全てホンダが優勝をしていました。正直、只のマグレや偶然だと思っていた為、インディカーまでその流れが来るとは予想外でした。

 

そんな自分の予想を覆し、栄冠を掴んだのはSF出身のアレックス・パロウでした。リードラップを刻んだのは僅か数周でしたが、"ここぞ!"という時に勝負を一気に決めに行き、見事開幕戦以来のシーズン2勝目を果たしました。

これが優勝を決定づけたオーバーテイクですね。鮮やか過ぎてお見事です。オワードが9位に終わった為、今回のレースをもってランキング首位に返り咲きました。これも嬉しいですね。正直、開幕戦勝った時は、ここまでランキング上位をキープ出来るとは思っていませんでした。良い意味で、開幕前の期待を裏切られたサプライズですね。これからも、3勝目、4勝目と勝利を積み重ねて欲しいものです。

 

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ペンスキー…

 

そんな歓喜に湧いたチップガナッシと対照的に、地獄に突き落とされたのがペンスキーですね。今回のレースは前戦に続きニューガーデンがPPを獲り、決勝もレースの大半を彼が支配していました。幾度と出されたコーションにも上手く対処し、今回こそはペンスキーが表彰台の頂点に立つと、誰しも思った事でしょう。

 

しかし、インディカーの神様はこのチームに試練を与えました。

何と、最後2周の段階で、これまで快調に走っていたニューガーデンのギアボックスが悲鳴を上げたのです。これにてニューガーデンは終戦。完走扱いにはなったものの順位は21位と、信じられない程ポジションを下げる事となりました。パワーがデトロイトレース1でレース再開時にエンジンがかからず戦線離脱した事がありましたが、正にそれの再来でしたね…。不運としか言いようがないのですが、一体どこまで神様はペンスキーに試練を投げるのですかね。少し可哀想に思えてきます。まぁ、それはそれとして、パロウの優勝は嬉しいですけどね。

 

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個人的殊勲賞

 

終始先頭争いを繰り広げたパロウとニューガーデンは当確ですね。結果は天と地程違いますが、お互いクリーンで良いバトルが見られました。

 

他には、デトロイトでのクラッシュが原因で欠場しているローゼンクビストの代打で急遽インディカーデビューしたマグヌッセンも良かったですね。本当に急な参戦でしたが、リードラップを記録する等、確かな傷跡を残しました。勿論、ピットストップの綾があっての事なのは分かっていますが、それでもラップリードはラップリードですからね。インディカー界にも彼の凄さが響き渡った事でしょう。IMSAも悪くないですが、来年のインディカ―、どうでしょう?笑

マグヌッセン、インディカーでの戦果の記録。

また参戦してくれても良いのよ?笑

 

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後、予選20位から8位にカムバックした琢磨選手も良かったですね。レース序盤にデイリーに対して魚雷特攻を仕掛けた時は、「駄目だ…」と思ったので、この好成績は滅茶苦茶嬉しいです。最後の再開後は、新品レッドタイヤを活かし、4台抜きしたのは素晴らしいですね。これだから琢磨選手のファンは辞められません。

新人にインディカーの"いろは"を叩き込む先輩の図。

 

また、ディクソンやレイホール、ロッシと言った並々ならぬ経験者に対して一歩も引かず、5位フィニッシュを果たしたグロージャンも良かったですね。13年辺りの良い状態の彼が帰ってきたような、素晴らしいバトルを幾度も魅せてくれました。感覚的に、映ったバトルの大半はグロージャン絡みだったような気がします。それくらい、良い走りをしていました。

 

そして、2回目のコーションの原因となった単独スピンを喫しつつも、予選18位から6位でチェッカーを受けたエリクソンも凄かったですね。マグヌッセンが参加した事で、F1卒業組が奮闘したのでしょうか。恐らく関係ないのでしょうけど、そう思うくらい彼らの活躍が光りました。

 

今回は以上の6人ですね。贔屓っぷりが凄いですが、まぁ気にしません。2位に入ったハータも良かったですけどね。流石に上記の人たちのインパクトには敵わない感じがします。

 

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まとめ

 

という訳で第9戦の感想でした。狭いコース幅に反するように随所でバトルが見られたので、とても楽しいレースでした。色々戦略が分かれましたが、結局、エリクソンのスピンによる2回目のコーションでピットを行う戦略が正攻法だったようですね。

こえーよ。メカニックさんの腕の見せ所とはいえ、重圧凄かっただろうな…

 

マグヌッセンが離脱した時に最終ピットを行ったアスキューやデイリー、ハーベイは奮いませんでしたね。残念。って、そういえば、アスキューは2戦連続の代打なのすっかり忘れていました。前回がローゼンクビストの代打で今回はビーケイの代打。このロードアメリカはエドカーペンターレーシングからの参戦でしたね。謎なマクラーレンからのクビ宣告だっただけに結果を残して欲しかったけど、残念。またの機会があれば良いんですけどね。「次、ないんだよ」ですって?そっか…

さて、次戦は7月にミッドオハイオですね。果たしてどうなりますかね。今から楽しみです!

 

 

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☆同週末開催レース

 

 

 

 

↩前回開催