冬アニメの総評がひと段落したところでふと、まだやっていなかったなと思い出した、『SSSS.GRIDMAN』の総評。
今更感が半端ないですが、折角なので書きます!
第1話の感想記事でも言っていましたが、自分は特撮版の『電光超人グリッドマン』の世代じゃなかったので、正直見る前は楽しめるか。という不安がありました。
しかし、そんな不安は1話で吹き飛ばされましたね笑
バーン!と現れた怪獣。そいつは街を破壊しまくる。そいつを許さない!と颯爽と現れるグリットマン。特撮のような巨大さを感じる演出を率いながら、トドメはお決まり(?)のビーム光線!
そして破壊された街は一夜で元どおりになり、怪獣活動を知っているのは3人だけ。
というてんこ盛りな1話にすっかり引き込まれました。2話で攻撃を食らったクラスメイトは居なかった(ずっと昔に死んだ)扱いになる事が判明したりと序盤から「これでもか!」と言わんばかりの展開があって一気に沼にはまりましたね笑
そんな序盤の展開から次々に明らかになってはまた生まれる謎も面白かったです。
「ヒロイン枠だったはずのアカネちんが黒幕→しかもこの世界を創作した→実は操られているだけでしたー」
というのが本筋でしたが、構成がよく練られていたなと感じました。
振り返ってみると伏線とも取れる怪しい部分が多くあって、矛盾点も少ないですし、お話として普通に面白い作品で、他人にオススメできる作品だと思います。
特撮版の要素も無きにしも非ず(というか、オチは特撮版があってこそだと思う)ですが、見なくても十二分に話は理解できますし、燃えますし、本当、好きな作品だなぁとヒシヒシと感じます。
ストーリーだけでなく、キャラが非常に魅力的だった事もこの作品が好きなポイントですね。
Wヒロインの立花とアカネちんは共に可愛く、それぞれタイプの違うヒロインとして立場を確立していましたね。まぁ片方は半黒幕でしたけど。
裕太は12話の間、終始グリッドマンに憑依されていたので本当の性格がどんなのかは分からなかったのが少し残念なポイントです。しかし、いくらヒーローに憑依されているとはいえ、主人公らしい抜群の活躍を見せていました。校外学習回の立花をみんなの元に帰らせて戦いにいくシーンや最終回の立花を迎えにいくシーンは何度も見返しましたね。
そして凡人枠としているのが内海。ウルトラ怪獣好きのオタクですが、裕太の良き理解者として影が薄くならなく良かったです。出来ればもう少し活躍の場を与えて欲しかった気もしますが、仕方ないです…
そして個性豊かなアシストウェポン達。
個々にスポットが当たったのは多くありませんでしたが、それぞれ微妙なタイプの違いがあって面白かったです。まぁもう少し活躍を見たかったんですけどね〜。それは寝返ったアンチにも言えるか。
また、放送後にあったボイスドラマもこの作品の魅力を掻き立てる一部を担っていたと思います。裕太→立花の好意が本編より先に公開されたり、ナミコ達含めた日常会話が繰り広げられたりと聞いててニヤニヤしてしまう内容が多かったですね笑。本編では怒涛の展開が続いている中、ある種の癒し効果がありました。
この作品のOP曲、ED曲にも触れておきます。
OPはオーイシマサヨシ氏の『union』。
同時期に放送されていた『ウルトラマンR/B』のOPも担当されていましたし、土曜日はオーイシマサヨシタイムでしたね笑
最終回の場面で『夢のヒーロー』のあとに流れた時は勝ちを確信しましたね〜
![UNION MUSIC VIDEO/Making of UNION[Blu-ray] UNION MUSIC VIDEO/Making of UNION[Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41tOATtNNYL._SL160_.jpg)
UNION MUSIC VIDEO/Making of UNION[Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
そしてED曲は内田真礼さんの『youthful beautiful』。OPとはまた違う爽快感のある曲調が特徴です。
また、映像で3次元の学校風景と2次元の立花とアカネちんの組み合わせが良かったです。まさかこれが「アカネちん、本当は3次元の人間だった」事の伏線だとは気づかなかったです。
因みにカップリング曲の『君のヒロインになるためには』も良い曲です。好きな男の子に好かれようとする健気な女の子視点の歌詞がストレートに心に刺さります。これが立花→裕太への曲だったら面白いなぁ笑
凄い面白い作品でしたが、個人的には1クールだけでなく、2クール以上見ていたかったなぁと思いました。パーフェクトゼノンの出番が1回だけというのは実に勿体ないですし、アカネちんがイラつく→怪獣召喚という"お約束"がもっと見たかったです。
まぁ無駄に引き伸ばすことでマンネリ感が出るのも否定できませんし…。難しいところなのは分かっていますが、もっとアシストウェポンとかにスポットを当てた話を見たかったというのが本音です。内海とボラーのペアとか良かったですしね笑
そんなわけで、『SSSS.GRIDMAN』の総評でした。これを機に、特撮番組のアニメ化の流れが流行ったら嬉しい限りです。『風都探偵』とか漫画版『仮面ライダークウガ』とか出来そうですけどどうですかね??笑
今現在はNetflixで『ULTRAMAN』がやっていますが、生憎、加入していないのでどういう展開になっていて、どういうクオリティなのかが非常に気になります。Netflix…加入しようかなぁ…
そう言えば、グリッドマンってこれから新たな展開ってあるんですかね?
つい最近、ドンキホーテとコラボしていましたが、
↑これです。これ。
グッズ展開や声優さんの細かなイベントを除けば、OP曲の『union』のMVが発売くらいしか動きがないのが残念というか、「もっと続きが見たいのに〜〜!」という気持ちです笑
アカネちんは元の世界に戻ってしまいましたし、裕太達で新しい話を作るのは難しそうなのは分かりますけど、日常回でも良いので、是非是非続きを…!!
そして出来れば、立花と裕太がくっつくのが見たい…!!
そもそも、裕太が記憶を失う前に2人はどういう関係だったのか明らかになりませんでしたし、立花のお母さんが何故黄色の目をしているのかという謎も回収されていないのが気になります!!
さぁ!是非ここら辺を解決する続編を!(必死)

figma SSSS.GRIDMAN グリッドマン ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)
- 発売日: 2019/08/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る