コロナウイルスの影響もあり、暫く止まっていたFE。8月6日から怒涛の6連戦をベルリンで敢行する事で、シーズン閉幕を迎えました。
で、やっとその連戦の初戦、第6戦を見る事が出来たのでその感想です。
レースの内容に入る前に、中断中にドライバーの入れ替わりが多数あった事を書いておきましょう。具体的にはウェアラインやハートレイといった推してたドライバーが離脱。バーチャルレースで替え玉を行ったアプトがNIOに移籍。空いたアウディの席にDTMでお馴染みラストが抜擢、等と新シーズンなのでは?と思う程移籍が行われました。ややこしい笑。
さて、漸く内容に入りましょう。今回強さを魅せたのはテチータの2台、特にダコスタでした。2戦連続のPPスタートから他を寄せ付けない圧倒的強さを維持し、SCやFCYもなんのその、全ラップリードでチェッカーを受けました。強い、強すぎる。ランキング2位のエバンスがスピンもあり12位に沈んだのでこれで96pts vs 58ptsと圧倒的な差に。逆回りだのなんだのとレイアウトが変わりますが、基本的なサーキット特性は変わらないと思うので、より一層ダコスタ有利となった気がします。
そんなダコスタに対し、割りを食ったのがチームメイトで2位スタートだったベルニュ。序盤は素晴らしいレースをしていましたが、2回目のアタックモードに入っている最中に不運のFCY。事前の取り決めで2台揃ってアタックモードに入るというのが決まっていたらしく、「ダコスタがその取り決めを破った」事と「FCYにより自分だけが損した(ダコスタは得した)」事が気に障ったのか、FCY解除後は精彩を欠きました。ズルズルと順位を下げ、最終結果は何と20位。初年度に同じくベルリンでポールトゥビリを成し遂げたトゥルーリ並みに酷い下がり具合ですね。残念。
個人的殊勲賞
ダコスタの他に光る走りを魅せていたのは7位スタートで3位表彰台まで上り詰めたバード。15位スタートから6位まで来たバンドーン。20位から8位まで巻き返したディグラッシ辺りでしょうか。後、スタート順位からはあまり変わらずとも3位スタートから2位フィニッシュのロッテラー。5位スタートから4位のデフリースも素晴らしいレースをしたと思います。FEのベルリン並びにメルセデス勢といったところですね笑。流石の一言。今挙げた5人のドライバー並びにダコスタが今回の個人的殊勲賞です。
そういや、メルセデスはFEのマシンも黒くなっていましたね。カッコ良い…
一方、唯一(?)残っている推してるドライバーであるマッサは9位スタートから一時はエバンスの前、8位を走行していました。久々の入賞に期待していましたが、残り15分の所でクラッシュ。リタイアに終わってしまいました。エバンスと共に遅めにアタックモードに入り、追撃体制の最中だったのでとても残念です。惜しかったなぁ…。次に期待。
それにしても、マッサのクラッシュからFCYになるまで4分位ラグがあったのが気になります。まーた怠慢運営か…
まとめ
という訳で第6戦の感想でした。
前半の大人しめのレースから、FCY解除後の乱闘寸前の喧嘩レースへの変貌は、FEらしいなぁと感じました笑。漸くFEも帰ってきた(1ヶ月遅れ)。
それにしても、個人的に、アクティベーションゾーンが大回りのコーナーの外側にあり、ロッテラーやブエミのようにアタックモードに入れず順位をただ失うだけのドライバーが多発したのが気になります。後ろが取りに行ったら取りに行くというのがスタンダードで、基本的に先出しが不利というのは"アタック"じゃないでしょ…と思います。まぁこれは6連戦全部そう感じるんでしょうね。はぁ…
しかも今回もレース後のペナルティが多発。入賞に関連するものだと8位だったギュンターですね。バッテリー使用超過で失格となりました。お陰で11位のラストが10位入賞となりました。おめでとう!
他にも何か色々とありましたが、入賞に関わりが無さそうなものばっかりなので割愛割愛。本当このカテゴリーは面倒臭い。
しかし、悪い面ばっかりではありません。解説陣にエミリーさんが居たのはポジティブな面でした。彼女は今回、無線の翻訳に徹底していましたが、聞き漏らしがなく、安心して見る事が出来ましたね。J SPORTSが放送元となった事でここまで安心出来るのかと、そう思いました笑
さて、約1ヶ月遅れの6連戦観戦はまだまだ続きます。息切れしないよう頑張って見届けようと思います!