エフライの感想記

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やっぱり『俺ガイル』って俺の青春だな、っていうお話

アニメ1期放送から7年の月日を経て完結を迎えた『俺ガイル』こと『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』。3期自体の感想はまた書くとして、今回は『俺ガイル』に対して思う事ついて綴っていきます。

 

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最初に言っておくと、自分は『俺ガイル』が終わる事に酷く寂しさを感じています。それは決して「大ヒット作品が終わったから」とか「長期作品が終わったから」とか、そういうのでは無いんですよ。上手く言葉に出来るか分かりませんが、「幼少期に活躍していたプロスポーツ選手の引退を見届けた感じ」と例えたら伝わるでしょうか。小さい頃憧れだったトッププレイヤーが引退試合をし、何処か自分の中で1つの時代が終わった感覚に陥る。ここ数年間のスポーツ界、特に好きなプロ野球やF1に対して持つこの感覚を、不思議にも『俺ガイル』に対しても持ちました。

 

理由はハッキリしています。それは、自分にとって『俺ガイル』は数多ある作品の1つではないからです。これは自分がこの作品に出会った時期や経緯が関係しています。というか、正直「時期」のウェイトが半端なく大きいです。というのも、自分が『俺ガイル』に出会ったのは、確か15年春クールの、2期が終わって少し経ってからでした。当時『ラブライブ!』を知り、深夜アニメというジャンルにハマり始めた頃、この作品の存在を知りました。

 

それで、何を言いたいかというと、自分の中で無意識に『俺ガイル』を特別視していたという事です。だからいざ完結を迎えて、他の、既に完結した作品より寂しく感じる訳です。

良くいるじゃないですか。「昔の方が凄かった」とか「今の○○は○○じゃない」とか言う人が。勿論、何をどう思おうと自由なので、人にそれを強制しない限り別に構わないと考えていますが、やっぱり良い気持ちにはならないので、自分はそのような感情はなるべく持たないようにしています。

 

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が、まぁ無理ですね。どうしても小さい頃の好きなものやハマって直ぐ触れたものやこと(或いは人)は特別視してしまいます。そのものやことに直接関係ない部分に「思い入れ」がありますからね。

例えば、20年以上の歴史のある『ポケットモンスター』シリーズだと、最初に遊んだ『ダイヤモンド』ら、第4世代が至高だと何処かで思っていますし、野球なら、今後どんな素晴らしい選手が出てきても、イチロー選手が最高の選手だと思うでしょう。

 

なので、深夜アニメにハマって直ぐ視聴した『ラブライブ!』や『俺ガイル』は、どうしても特別視しています。こればっかりは本当仕方ない。『龍騎』~『ブレイド』までの『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』。『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』。『イナズマイレブン』や『ダンボール戦記』。今ザっと挙げたこれらの作品も、浅くない思い入れがある作品達です。アニメに限定して列挙しましたが、当然これ以外にも存在します。『メタルファイトベイブレード』とかね。「コロコロコミック」に対する思い入れは反則級に強い。

 

話が微妙に逸れましたが、『俺ガイル』や『ラブライブ!』達もこの「思い入れのある作品」軍団の仲間という訳ですね。全然そんな事思っていませんでしたが、終わってその事を感じるとは…。まぁこれらの作品を知った15年って当時高校生ですからね。余計に感じる事が色々ありました。今思うと恥ずかしい事が多いですけどね笑。

 

そんな自身の深夜アニメ初期を支えた『俺ガイル』は終わりを迎えました。

原作の都合もあり、お世辞にも良い構成だったと言い辛いアニメですが、それでも自分の高校時代を象徴とする作品なのは変わりませんし、思い出補正込み込みで好きな作品です。綺麗に締められた事で、良くも悪くも諦めがつきましたしね。ありがとう。僕の青春。

 

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それにしても本当寂しい。他の1クール作品に比べて喪失感の酷さったら比較のしようがありません。何せアニメ1期から7年。自分が出会ってからは5年ですからね。積み上げた年月が違います。このロスを、例え忘れる事は無理でも、軽減出来る作品探しの旅に出る必要がありますね。これはこれで楽しい事でとても好きですけれど。

 

と、言っても、実は最終回放送のちょっと前にゲームを買ったんですよね。PS4版のおまとめセットの奴。なので、まだもう少し『俺ガイル』ワールドに浸っていようと思います。『完』のゲームも発売が発表されましたしね。まだまだ青春は終わりそうにないかもしれません。往生際が悪いと言えばそれまでなんですけどね。それでも良いです。だって好きですからね。何も待つ必要はありません。来ないのなら、こちらから楽しみを見つければ良いんですから。