2DAYSにて開催された鈴鹿ラウンド。昨日はトラブルにクラッシュと休む暇なく何かしらの出来事が起こり非常に慌ただしいレースとなったので今日はいつものSFらしい、大人しいレースが展開されるのでは、と予想していました。
スーパーフォーミュラ 第6戦 JAF鈴鹿グランプリ 決勝レース スタートシーン
— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2020年12月6日
#SFormula #JAFGP pic.twitter.com/DM18zYV9ho
大湯選手、初優勝!
そんな予想を裏切るかのように今日のレースも様々な事が起こりました。ランキング2位に落ちた平川選手が調子を戻せず予選で下位に沈むと、彼とタイトルを争っている山本選手やキャシディは決勝にてトラブルに見舞われました。
そんな2日連続大荒れとなった展開で初勝利を飾ったのは、今年がSFデビュー年の大湯選手でした。今年一年あまり良い流れが来ず、昨日は予選でWチェッカーを受けたり、チームメイトの牧野選手をリタイアに追い込んだりと評価を下げる運転が目立っていた中、F2経験者である福住選手の猛攻を凌ぎ切っての勝利は素晴らしいの一言に尽きます。
これで来年以降落ち着いてレース運びをするようになると、楽しみがまた1つ増えるので期待してしまいます!大湯選手、おめでとうございます!
パルクフェルメでの歓喜の瞬間、[65]大湯都史樹選手!
— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2020年12月6日
#SFormula #JAFGP pic.twitter.com/W0ZWyKUPg1
マスク越しでも感激してるのがよーくわかります!
— 鈴鹿サーキット (@suzuka_event) 2020年12月6日
スーパーフォーミュラ 第6戦 JAF鈴鹿グランプリ表彰台!
#SFormula #JAFGP pic.twitter.com/S3x9eV9btA
またまた大荒れのレース模様
さて、それでは、本日の"荒れ要素"を書き出していきます。
今日は、可夢偉選手とサッシャとの接触から始まると、次に上位走行中だった山本選手のギアが故障。そして、時間を置いてキャシディにもトラブルが起こると、それとほぼ同タイミングで同僚の一貴選手にもタイヤトラブルが。更には、幾度となくオーバーテイクを魅せていた国本選手もタイヤトラブル発生と、昨日に続くロシアンルーレット祭りが開催されました。多すぎますね汗。可夢偉選手とサッシャの接触は可夢偉選手の締めすぎが原因のように見えましたが、後はぶっちゃけ不運でしかなかった感じがします。前日、圧倒的な強さを魅せた山本選手は、昨日の福住選手を彷彿とするトラブルでした。ほぼ同時に起こったという事から、ある意味品質の安定性は証明されましたね…汗。トムスの2人や国本選手は一体何が原因なのでしょうか。キャシディ以外の2人は、松下選手が昨日起こったタイヤトラブルと似ていますし、やっぱりヨコハマタイヤがタイヤウォーマーを想定して作っていない、という事なんでしょうか。最終戦の富士は恐らくもっと寒くなるので心配です。今回は坪井選手がニアミスしていましたし、怪我人が出ない事を祈ります。
https://t.co/VfwEb8p7Gn pic.twitter.com/7hyiUz8Pwn
— Haas F1 Team (@HaasF1Team) 2020年12月4日
坪井選手の気持ち(適当)
個人的殊勲賞
さて、個人的殊勲章ですが、初優勝を果たした大湯選手は当確ですね。(このブログでも)色々言われてきましたが、持っているものは凄いんだ、という事を示したレースでした。その他は、トラブルに終わった昨日の鬱憤を晴らすような走りで、優勝まで後一歩の所まで迫った福住選手や、17番手スタートから5位まで巻き返し、タイトル争いに僅かな望みを残した野尻選手が該当するでしょうか。
少ない気もしますが、殊勲賞は以上の3人ですかね。20番手スタートから一時は8位か7位まで上げるもピット戦略ミスで14位に終わった松下選手や、16位スタートから6位に入り平川選手を抑え切った山下選手の2人も、殊勲賞まではいかなくとも充分健闘したように感じます。何だかんだ言って海外勢は強いな、と改めて感じましたね。
まとめ
という訳で第6戦の感想でした。
昨日に負けず劣らず色々な事が起こったレースでしたね。SCは、普段の2倍、3倍の出番があったのではないでしょうか…?
昨日あんなクラッシュがあったにも関わらず、今日20台全員走れたのは幸いですし、あちこちで様々なバトルが見られてとても楽しいレースでした。クラッシュも可夢偉選手とサッシャが絡んだもの位で心臓に悪いシーンは少なかったですしね。そういう意味では昨日より安心した見れました。
公式予選結果表と決勝レースグリッド表はこちらです⏬ #sformula #JAF鈴鹿グランプリ pic.twitter.com/FF4UQoXczW
— SUPER FORMULA (@SUPER_FORMULA) 2020年12月6日
#スーパーフォーミュラ 第6戦 #JAF鈴鹿グランプリ 決勝正式結果表はこちらです⏬ #sformula pic.twitter.com/zcflUQ3JOq
— SUPER FORMULA (@SUPER_FORMULA) 2020年12月6日
さて、次戦は遂に最終戦です。富士スピードウェイを舞台にどのようなタイトル争いが見られるか楽しみですね。平川選手がSGTでの雪辱を晴らすのか、山本選手がWタイトルを獲得するのか。それともキャシディや野尻選手が大逆転するのか。個人的には山本選手が好きなので、彼をイチオシしたいですが、正直どう転んでも面白いと思うので4人ともトラブルフリーで頂上決戦して欲しいですね。昨日や今日のように上位陣が軒並み潰れるのも面白いっちゃ面白いですが、タイトル争いくらいはガチンコの勝負が見たいです!なので、魔物さん、ダークパワーは4人以外にお願いしますね…?