エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《ラブライブ!スーパースター‼ 第9話「君たちの名は?」》爆誕「Liella!」。理事長の意味不明さや恋のバランス調整が目についた溜め回。

それでは皆さん、エントリーしますよ!

私達の名は

 

Liella!

 

遂にグループ名が出てきたか!

主人公考案なのはシリーズ初(アニメ内)かな。

何はともあれ、これからの展開が楽しみ。

 

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しっちゃかめっちゃかだと感じた、恋の栞子的な暴走が収まってから早くも一週間。第9話が放送されました。ここ2話の出来が「考えるな、感じろ」を地で行く展開だったので、少々不安を抱えて迎えた今話の放送。支離滅裂な事は起こってくれるなよ…と思いながら放送時間を待っていました。

 

命名!Liella!

 

今回のお話は、単にグループ名を決める以外に、5人の友情を深める事に主軸を置いたストーリーでした。まぁ言ってしまえば、次回以降への布石回というか、大きな本筋と本筋の間を縫う繋ぎの回でしたね。こういう日常回とも取れるお話は、シリーズを通して打率が高く、今回もその例に漏れる事なく平和に楽しく、そして面白い展開がされました。視聴後は、正に「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」っていう感想を持ちました。こういう日常回的な溜め回はμ's時代から評価が高い気がします。1期10話の合宿回とかね。

 

9話で目玉だったグループ名の命名は、「これっ!」という印象が無い事から困難を極めますが、最終的にはかのんがLiella!と名付ける事で無事決着が着きました。

先代はと言うと、アニメでのお話だと、μ'sは希が9人の女神になる事を見越して名付けた事となっており、Aqoursはダイヤさんが謎のワープ技術を使い砂浜に書いたものを曜が一発で完璧に読むというファインプレー×2で名付けられましたね。

Aqoursの名付けは当時から強引だな…と思ったのですが、今回のLiella!に関してはそこまでの力技感は感じませんでした。元々、フランス語で「繋ぐ」や「結ぶ」を意味する「lier」と「内面的な輝き」を意味するスペイン語の「brillante」を組み合わせたものとして考案された「Liella!」。アニメでは前者の説明だけで止まり、後者の「brillante」云々の部分はカットされました。まぁ仕方ないですね。考案者のかのんがスペイン人クォーターなので、出来れば「brillante」も組み込んで欲しかったのですが、流石に難儀だったのでしょう。一般公募で決まった背景を考慮すると、前者だけでも取り入れられて良かったと思います。命名者も父親が翻訳家という説得力のあるかのんが務めましたし、ここに関しては特に言う事はありません。

 

これは今更過ぎるお話なのですが、スペイン語的には「lla」が並ぶと「ジャ」とか「ヤ」と読むんですよね(トルティーヤ(Tortilla)等)。本当に今更なのですが、この事を考えると、読みは「リエラ」ではなく「リエジャ」とか「リエヤ」になった方が自然です。なんで英語読みなんだろうと今になってふと思いました。グループ名発表時は特に何も思わなかったんですけれどね。一応、綴っておきます。

 

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このLiella!という名を冠したかのん達同好会は、もはや何時、年何度開催か分からなくなっているラブライブ(大会)にエントリーする事となりました。あ、順番が逆ですね。大会に出る為にグループ名を決める必要があった。で、Liella!の名が決まった。そういう順序です。すみません。

 

μ'sの時代では花陽がラブライブを「スクールアイドルの甲子園」と説明していましたが、いつの間にかもっと上の次元の大会になっていたようです。何せ、千砂都が今回同じような事を口にした際、クゥクゥが「それレベルじゃない」と否定していましたからね。まぁクゥクゥはスクールアイドルが至高だと妄信しているので、この辺りの話は話半分に聞く所でしょうけれど少々驚きました。毎年史上最多の参加を更新するだの、廃校を阻止した学校が幾つもあるだの。いくら何でも信じられないような事がクゥクゥの口から語られたので、「えっマジで!?」と思ってしまいました。1期8話でダイヤさんが語っていた7236の参加数すら信じられませんでしたが、各校1組という決まりはないんでしょうかね。まぁシリーズ4作目にして本質が分からない大会の事をあれこれ言っても仕方ないですが…

 

兎に角、流石に1期の間で国立競技場神宮競技場に立てるとは思えませんが、何時かその時がきっと来るでしょう。その瞬間を待ち望んで今後の展開を楽しんで行こうと思います。

 

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ナーフ解除された恋

 

栞子よろしく私怨でスクールアイドルを逆恨みしていた生徒会長の葉月恋。

流石にキャラ人気命のこのコンテンツでヘイトの溜め過ぎは良くないと判断したのか、今話は恋にバフが多く盛られた印象です。というか今までのナーフが撤回された、という感じですかね。

 

先ずは次回予告の時点で明らかになっていた普通科の衣装。

これに関しては、「科によって制服を区別するのではなく自由にした方が良い」という理事長の提案を真っ先に取り入れた形で実現しました。特に言及はありませんでしたが、恋は恐らく母が着た制服に袖を通した事でしょう。想いが結ばれる事を体現する感じ、良いですね。

 

…ん?ちょっと待ってください。誰の提案で制服自由化ですって?理事長?始業式で音楽科優遇の発言をしていた理事長がこの提案?いやいや、それは流石に冗談でしょ。

普通科のかのん達に制服自由化の知らせを伝えなかったのは2521歩譲って良いとしますが、流石に制服自由化の提言が理事長発案とか何の冗談でしょうか。恋の心境の変化を都合よく使いすぎですね。音楽科の白制服に誇りを持っていた人も少なからずいる筈なのに急すぎる判断です。制服ビジネスで運営資金を稼ごうという魂胆は別に構わないのですが流石に雑。恋の監視委員会ごっこに関して何もしなかったにも関わらず、事が終わると恋を広告塔代わりに制服ビジネス。正に金の亡者。自ら制服に差をつけ差別を煽ると、恋の間違った思い込みもあり生徒は見事分裂。その後、何やかんやでその溝が埋まったと感じると即制服自由化。素晴らしすぎるマッチポンプですね。姑息すぎる。

結ヶ丘ってまだ創立半年くらいの学校ですよ。そんな新芽の学校のトップが入学式で差別発言をしたかと思うと、創立2日目にして留学生にデモを起こされるわ、暫定生徒会長は私怨で訳の分からない弾圧をするわ、しかもその弾圧は勝手な勘違いだったわ。理解不能な言動のオンパレードですね。廃校にした方が良いぞこの学校。頼みの音楽科も普通科の部活より成果残せていないし。

 

気を取り直して恋の2つ目のバフに行くと、今回彼女が機械音痴な事が明かされました。花丸かな。

Zoom的なテレビ電話を上手く使えずにいたり、生配信の事も疎かったりと、シビルドンやミカルゲと言われた時期が懐かしい程に弱点が露呈しました。対するかのんは「チクレカス」に対してネットスラングみたいと発言する程ネットに精通している描写があったので、その対比としても面白かったです。まぁ貧乏過ぎてネット環境が整っていないと捉える事も出来ますけどね。

 

これは余談ですが、『サンシャイン‼』ではニコニコ動画的な感じでコメントが流れていましたが、『スーパースター‼』ではラインライブとかYouTubeの生配信的な感じでコメントが流れていたのが印象的です。『サンシャイン‼』当時もニコ動は下り坂でしたが、こうやっていざ出番がなくなると寂しさを感じてしまいますね。後、一発ですみれを「グソクムシの子」と認識した強者には慄きました。熱烈なファンが居るんですかね。最近扱いの悪いすみれですが、ここは良かったポイントです。

 

閑話休題。3つ目のバフに移ります。これは特段この描写が!という訳ではないですが、全体的に恋が優しくも厳しい良いお嬢様キャラとして描かれていました。これまでの言動は、酷い悪夢だったと言わんばかりにアニメ以前の展開で見られたキャラにジョブチェンジしました。まぁこれに関しては特にとやかく言うつもりはありません。ただ、前話までの恋とはえらいキャラが違うなぁと思いました。手のひら返しというか転身が早すぎますね。「こういう恋を見たかったんだろ」と言われるとそうなんですけれど、今までの理不尽弾圧葉月恋は何だったのかと。思い込みって怖いですね。

 

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まとめ

 

という訳で第9話の感想でした。前2つが微妙of微妙だったので、今回のお話は面白く感じました。ただ、今までヘイト役だった恋の露骨なバランス調整だったり、適性があるのか些か怪しい理事長等、気になるところがあったのも事実です。上手い事巻き返して欲しいですが、正直無理そう…と思い始めている自分が居ます。5人になろうが、結局諸先輩らが担った9人の役を再分配しているだけのように感じてしまっているので、何とも言えない感じですね。5人だからこそ、新設校だからこそ、みたいな展開がないのが残念です。

 

さて、次回のサブタイトルは「チェケラ!!」。ここに来て『ゼロワン』のお話ですね。一体どういうお話になるのか楽しみです。

 

 

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