エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《2018 F1第7戦 カナダGP》ベッテル復活のV!

強いベッテルが帰ってきた。

予選でPPを獲り、そのままポールトゥウィン。

正にV6ターボになる前よく見られた「はいはいベッテル、ベッテル」と評されるレースだった。

 

荒れたり、ハラハラさせるレースが多いカナダGP。

しかし、今年は例年とは真反対にとても単調だった。

 

SCはスタート後のハートレイとストロールのクラッシュによるもののみ。

そこからはVSCすら出なかった。

 

 

トップ6の動きはリカルドがスタートとピット作業で2台を交わしたのみ。

 

6台は滅多に接近せず各自独走状態だった。

 

 年に何回かこういうレースがあるのは承知してるがよりによって睡魔と闘うカナダGPでやられると少し参る。

 

中団勢はルノーの圧勝。

今回で4番目のチームはハースではなくルノーワークスだと言っても良いだろう。

 

そのハースは12位と14位。

予選開始速攻で煙を噴いたグロージャンが12位っていうのは明るいニュースだが、もう4番目のチームではない気がする。

現状、トロロッソと同ポイントというのも意外だ。

前半の取りこぼしがあまりにも痛い。

 

トロロッソはハートレイが上記の通り1周リタイヤ。

FP3にPUトラブルに見舞われたガスリーは新品PUを積み19位から11位。

 

ハートレイのあのクラッシュは彼に全ての責任があると思えない。しかし、シート喪失の噂が流れ「僕には契約がある」というフラグを建ててしまっている現在、1周リタイヤはキツすぎる。

 

ガスリーは良く巻き返したと言えるが、レースの終盤、10位のルクレールから見るみる遅れ、グロージャンからの追撃を受けたのは少々懸念材料である。

 

 

ウィリアムズはともかく今週、マクラーレンに全く元気がなかったのが気になる。

バンドーンが16位、アロンソが2戦連続のリタイヤだ。

16位とは聞こえが良いがバンドーンの下にはウィリアムズのシロトキンしかいない。

アロンソは2戦連続のマシントラブル。

 

昨年末、ホンダをボロクソに言ったりそのホンダと組むトロロッソを心配したりしていたが自分達の心配をするべきだと思う。

 

 

それに引き換えあのザウバーで10位入賞したルクレールは本物だろう。

今シーズンの序盤はあっちこっちでスピンしていた印象だが、ここに来て明らかに同僚のエリクソンより速さを見せている。

特に、今回のカナダは全く荒れなかったため実力で入賞したと言っても過言ではないだろう。

もっと上位チームで見てみたい。

 

 

そして、忘れてはいけないあのチェッカーフラッグ事件。

女優さんのミスなのかスタッフのミスなのかは分からないがこういうミスは本当に辞めて頂きたい。

 

14年の中国GPで同じ事が起き、可夢偉がビアンキをオーバーテイクした事が無効になったのが記憶に新しい。

 

 

 今回はリカルドのファステストラップが餌食なった(その結果FLはフェルスタッペン)。

 

 

2つのケースとも大事に繋がらなかったので良かったが(それでもダメ)、もしこれが優勝争いや表彰台争い、ポイント争いだったら非難轟々だろう。

 

 

今後二度とこんなミスが起こらないで欲しい。

…という事をあの時も思ってたが…。

 

 

 

現在ポイントランキングトップは1ポイント差でベッテル。次いでハミルトンとなっている。

フェラーリはポカが多く、どうしてもハミルトンがタイトルを獲る未来しか見えないが、メルセデスは今年のピレリタイヤをあまり上手く使えていない印象があり、まだどうなるか分からない。

 

次の舞台は久々のフランス、ポールリカール。

レッドブルリンクといい昔のサーキットが復活するのは個人的に凄い嬉しい。(改修されるのは嫌だけど…)

データが全くと言っていい程ないコースな為、どのチーム、ドライバーが速いか検討がつかない。

非常に楽しみだ。