エフライの感想記

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ネタバレ&感想 《『がっこうぐらし!』第10巻》待ちに待った新刊発売!!!

           

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やっと…

 

 

やっと発売された……!!!

 

第9巻が発売されてから待つこと1年と3ヶ月。

ようやく第10巻が発売されました。久々に『がっこうぐらし!』の世界に浸れて楽しかったです!いや、世界観的に楽しくはないですけど!笑

 

 

 

以下、感想です。ネタバレ全開で行くのでお気をつけ下さい。

 

 

 

ストーリー等々

 

武闘派が全滅し、大学内に入ってきたゾンビを処理し無事平和になった大学。このまま残るかと思いきや、学園生活部には大学に残る選択をせず、ランダルコーポレーションに向かう事を決意しました。そのため、大学メンバーとはここでお別れです。てっきり、このまま一緒にランダルコーポレーション本社(以下ランダル)に行くかと思っていましたが、妊婦さんいるから仕方ないですね。助産師さんとかいないのにお産上手くいきますかね…?流産とかやめてよ…

 

学園生活部と大学メンバー、また会えたら良いなぁ…。でも、この世界じゃ次会った時はゾンビになってそうなのが気になりますね…。圭とかの例がありますし。

 

そんな、大学を去る学園生活部に新しい部員(?)が加入しました。大学にいる間、みーくんと接触していた引きこもりの研究者、椎子です。彼女は胡桃の体質に非常に興味を持っていました。そりゃゾンビの研究していた人にとっては気になる人ですよね、胡桃は。

どうやら彼女によると、胡桃は完全ではないですが、ゾンビ発症を克服しているようです。完全ではないっていう所に希望を持つか絶望を持つか、凄い微妙なライン。個人的には胡桃含め、学園生活部にはハッピーエンドを迎えてほしいんですけど、胡桃が脱落しそうで怖い…

 

 

明かされた謎

 

ランダルで(正確には違うのもあるが)様々な謎が明かされました。

1つ目はゾンビ現象は空気感染で感染るという事。

これは一応憶測の範囲ですが、大学での武闘派、そして高校を脱出した時に他に生存者が!?というきっかけになったラジオのお姉さん(既にゾンビ化)を根拠にみーくんと椎子はそう考えています。空気感染ってどう防いだら良いんですかね…

 

 

2つ目はゾンビ現象の感染源及び原因です。

感染源はまぁ予想通りランダル本社でした。現在、学園生活部がいるところです。そして原因は杜撰な管理体制でした。まさか研究者の誰かが手洗いを忘れたせいだとは…

 

まぁ"手洗いを忘れた"というのは椎子の予測ですが、ヤバい細菌を扱っているならちゃんと管理しとけよと文句の1つ…どころかグーパンを喰らわせたい気持ちになりますね。幾ら凄いものでも使用者がポンコツだと意味がありません。ランダルにはキチンと落とし前を取ってもらいたいです。

 

 

とまぁ凹む話題が続きましたが、何も暗い事実だけが判明しただけではありません。ゾンビ現象を引き起こした菌は元々巡ヶ丘にあった菌だという事が分かりました。しかも過去に流行った事もあるという事も同時に判明しました。ナウシカみたいな事が起こっていない限り、その時に人類は全滅していませんから、この現象は止められる可能性があるということです!いやぁ〜。やっぱりまだまだ学園生活部に光が見えますね〜!

 

 

 

…と、すっかり騙されましたよ。上の感染は治るという事は嘘です。もう勘弁してほしい…。これ以上精神を削らないでくれ…

胡桃の離脱フラグがビンビンに立ってますけど、大丈夫ですよね…??

 

巡ヶ丘爆破計画!?

 

その後、ランダルで取得したスマホにランダル保護機構から通信が届きました。内容は後数日で救助に行くというものでした。当然、これに安堵する学園生活部。

 

しかし、無慈悲ながら希望が上手くいかないのが『がっこうぐらし!』です。(2回目)

ランダルにあったスマホはSiri的な機能(ボーモン君)が搭載しており、ボーモン君は嘘発見器のような機能も持っていました。通信の後、確認の為椎子は保護機構との会話をそのボーモン君の嘘発見器にかけました。

 

 

お分かりだと思いますが、結果はでした。

正確にはランダルは最初は助けに行こうと思っていましたが、由紀達がいるのがランダル本社だから断念したというもの。

 

これだけで既に絶望案件にも関わらずもっと大変な事が嘘だと判明しました。

それは「数日以内の生存」という事です。

椎子の推測によると、保護機構は事態収束或いは証拠隠滅のために巡ヶ丘の地を高熱により殺菌消毒するつもりみたいです。つまり、このままボサーッとしていると、数日以内に学園生活部(と大学メンバー)が全滅するというまさかの展開。やっぱりこういうシチュエーションで怖いのはゾンビじゃなくて人間ですね…。

 

今から車で範囲外に逃げるのはほぼ不可能と判断した学園生活部は、生存のためになんとかして保護機構を説得しようと策を練ります。頭脳担当のみーくんとりーさんは胡桃を交渉の材料に使うかどうかを検討していました。

確かに、一応とはいえ症状を克服している胡桃の状態を伝える事が出来れば、高熱殺菌は免れる可能性はあります。しかし、その代わり胡桃は保護機構の実験対象になり、2度と会えなくなるでしょう。

 

胡桃を渡すか否か。そして、これから一体どうするか。散々悩んだ挙句4人が出した結論は最後(期)まで自分たちらしくいるというものでした。それがどういうものかは11巻にお預けですが、多分「胡桃を囮に自分が助かるのは嫌だ。生きるも死ぬも皆んなと一緒」という考えだと思います。

大体このパターンは全滅エンドまっしぐらですが、多数の窮地から脱出した学園生活部です。願望丸出しですが、この危機も乗り越えられると思います。というから信じさせて下さい…!!!

 

 

まとめ

 

はぁ…それにしても、もっとこう…救いのある展開があっても良かったのになぁと読んでて思いました。こうも辛い展開が続くと読者のこっちが由紀やりーさんの様に心が壊れて幻影を見てしまいそうです、冗談抜きに。

個人的には学園生活部には会者定離なんて寂しい言葉は似合いません。必ず高熱殺菌を阻止(或いはそこから生き延びる)して、胡桃含めみんなでハッピーエンドを迎えると信じたいです。でも…どうかなぁ〜。キツいかも。覚悟するか。

 

 

いつの日にかこの話がアニメで観れたら良いなぁと思ってます。だいぶ精神的に来ると思いますが笑。

映像と言えば、今度公開する実写映画は少し…いや、かーなーり不安です。何とか売れて、アニメ2期への布石にして欲しいですけど、どうでですかね〜?。個人的に見るかどうかは予告を見てから判断しますが、本当に、再びの映像化。お願いします!!

 

 

がっこうぐらし!  (10) (まんがタイムKR フォワードコミックス)

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☆11巻の感想はこちらから

 

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