前回のレースから約2ヶ月程が空き、久々の感じがあるSUPER FORMULA(以下SF)。
今回は富士スピードウェイが舞台だ。
西日本を中心に襲った大雨で予選こそ開催が危ぶまれたが、無事開催。
そして、決勝は一転してドライコンディションで行われた。
このレースで優勝したのは近藤真彦氏率いるKONDO RACINGのニック・キャシディだ。
自身SF初優勝をポールトゥウィンで飾った。
そして、KONDO RACINGはSF、10年ぶりの勝利となった。
順位を争っていた石浦選手がピット入る前、ソフトタイヤで飛ばす中、ミディアムタイヤでそれと同等…いや、それ以上の速さで走れたのが勝因だろう。
キャシディ、本当におめでとう!
これから沢山ニュージーランド国歌が聴けるのを楽しみしています!
因みに、実況陣はシューイを危惧(期待?)していたが行わず、見て見たかった自分としては少し残念だ(笑)
惜しくも2位に終わったセルモの石浦選手。
ソフトで引っ張り、そしてピット入る前に飛ばしていたが、チームがキャシディのタイムをあまり見なかった事やリスタート時に手間取った事が敗因と思う。
表彰台、最後の一角を取ったのは同じセルモの国本選手。
ミディアム→ソフト
の作戦がどハマりし大きくポジションを上げた。
国本選手以外にも同じ戦術をとった人はいたが、その人たち全員タイヤが持ったのはちょっと意外だった。
以下
平川選手(インパル)、一貴選手(トムス)、関口選手(インパル)、大嶋選手(ルマン)、山本選手(無限)
までが入賞圏内。
個人的に、今まであまりパッとしなかった大嶋選手の躍進が印象に残った。
ソフトスタート勢の中で誰よりも長く走ったのは凄い。
これからの活躍が楽しみだ。
その他、入賞圏外で印象に残ったのはティクトゥム(ティクタム?)選手と可夢偉選手だ。
ティクトゥムは予選こそ初の富士スピードウェイの洗礼を浴び、最下位に沈むも、決勝では11位に上がってきたのは流石である。
時期、トロロッソのドライバー候補とも言われており、今からでもF1での活躍が見たいドライバーだ。
元々、福住選手の代打という事もあり、今年のSF参戦は一旦これにておしまいである。
勿論、F1でレースするのが1番見たいが、もしシートが取れなかったら来年、フル参戦してほしい。
一方の可夢偉選手は、予選とレースの序盤はあまり冴えなかったが、中盤から追い抜きを始め、結局は12位。
特に最後の塚越選手をほんのちょっとの差で抜いたのは見事である。
SFでは不安が続いているが、初勝利がそろそろ見たい。
今回、キャシディがポールトゥウィンしたため、チャンピオン争いも面白くなった。
トップは山本選手の22pts。
それをキャシディが1ポイント差で追うという熱い展開だ。
次戦は1ヶ月後、ツインリンクもてぎで行われる。
熾烈なチャンピオン争いがどうなるか、そして帰ってくる福住選手がどのような走りを見せるのか、非常に楽しみだ。