9/15(土) 19:00から放送された特別番組。
今年30回目の開催を迎える鈴鹿での日本GPの名場面を色んな人のインタビューを交えながら振り返っていくという番組でした。
出演者は川井・今宮・森脇・浜島のお馴染み解説陣に中嶋悟と片山右京、可夢偉のドライバー陣、そして西岡アナという平均年齢がとてつもなく高そうな、それでいて日本のF1を支えた人達ばかりだった。(敬称略)
インタビューでは亜久里や古舘アナを含め、ヒル・ハッキネン・ライコネン・アロンソ・ベッテル・ハミルトンと錚々たる方達が鈴鹿に対する思いを語ってくれました。
インタビューでは94年と96年に優勝したヒルが「契約延長したんだって?後3年は鈴鹿に行くよ」と言ったのが印象に残っています。
それにしても、この人の年の取り方尊敬するなぁ…
その他にも亜久里の「僕の全ては鈴鹿」発言やベッテルの「Don't change it」、古舘アナの語録とF1ファンにとってはたまらない内容でした。
90年にセナプロが1コーナーで姿を消した時、仕事終わったと思った川井ちゃんにはスタジオだけでなく、我が家でも笑いが起きました。「余計な仕事増やしやがって」と思うのも無理はないかなぁ、でも可哀そう笑。
自分自身、古舘アナが実況している時には見ていなかった(というか生まれてない)ので当時の雰囲気は分からないが、それでも「UFOに乗った原始人」や「俺を誰だと思ってるんだ走法」、「納豆ネバネバ走法」は良く知ってるし個人的にお気に入りのニックネーム(?)です。
05年からF1を見始めた身として、個人的に記憶に残っているのは05年、06年、12年辺りですかね。折角ですし、憶に残っている05年からの簡単な感想を書きましょうか。
05年のあのごぼう抜きで自分はライコネンファンになった記念すべき(?)レースです。色んなレースを見てきましたがこのレースは2番目に好きなレースです。(1番は17年のインディ500)。どれくらい好きって最終ラップのオーバーテイクは今でもYouTubeで良く見るほど。
今考えるとアロンソも16位から3位に上がっててライコネンと2人揃ってDRSも無いのにわけわからん事やってたなぁ…。フィジケラ目線だと相当精神に来るレースですよね…笑
06年のシューマッハのエンジントラブルによるストップは今でも忘れられません。
当時地上波で見たこともあり、CM明けにシューマッハが止まっているのを見て、時代が変わるのを子供ながら感じたのを覚えています。「皇帝はこんなところでレースを終えてしまうのか!!」(うろ覚え)の実況も印象深いです。
07年、08年は富士で開催され3年ぶりの開催となった09年。
ここでレッドブルベッテルが活躍したのを見ると、時代の流れって早いなぁとテレビを見ながら感じました。このレースは、個人的にトヨタの右手フロント担当のクルーが2ストップ後にやったハイタッチ(グータッチ?)が記憶に残っています。
そして10年、可夢偉がヘアピンで抜きまくったレースです。正直、この時ぐらいまでF1以外のレースは全く見てなかったので、トヨタドライバーが鈴鹿で活躍できるの?と思っていました。今思えば何失礼な事を考えていたんだと反省、反省。
11年、バトンが逆転で優勝したレース。
レース始まる前はどうせベッテルが勝つだろうと予想していたなぁ。
この時はバトン大好きで必死に応援していたけど、まさか来年バトン憎しになるとは思っていなかったです笑
12年は忘れる事ない可夢偉、表彰台のレース。
ポディウムで「べっちゃん」と言っていたのが印象深いです。
あのレースはアロンソが1コーナーでリタイアし、チャンピオン争いとしては面白く無かったですが、可夢偉とバトンのバトルは熱かったです。いつもは応援しているマッサとバトンを敵として見たレースは後にも先にもこのレースだけだなぁ…
13年はグロージャンが凄かったレース。
今思えば、このレースが優勝に1番近づいたレースだったなと思います。12年スパからあのスーパースタートは死んでないようで妙に安心した記憶があります笑。
ウェバーがPP獲ったのに謎3ストップ作戦で優勝をベッテルに譲ったのが印象深いです。そしてこの年、アロンソとライコネンの気がつけば上位に浮上している感は凄かったなぁ…
14年はビアンキの事故があり、若干消化不良感があったレース。レッドブルの化け物感が尋常なく発揮されたレースだったと記憶しています。逆にウィリアムズはボロボロだったなぁ
15年は1コーナーで勝者が決まったレース。
ロズベルグ推しだった自分としてはあのハミルトンの押し出しにノーペナだったのは未だに納得いかないです。(しつこい)
後は今でもネタにされる「GP2 engine! GP2! Agrhhhhh!」が流れましたね。
16年はこの年、スタートに苦戦していたハミルトンがウェバーを彷彿とさせる(おい)スロースタートで、最後にフェルスタッペンに仕掛けたもののダメだったのが印象に残っています。後あれか。エミレーツ航空が冠スポンサーになったレースか。でもそれくらいの印象ですかね。
17年はある意味タイトル決着レースとなった印象。ハミルトンを追う立場だったベッテルが早々にリタイアしたのが印象に残っています。この年のフェラーリはアジアラウンドボッロボロだったなぁ…今年は…うん、ノーコメント。
後はポディウムでのインタビュアーが琢磨だったのが何故か嬉しかったです。日本人が世界に認められたって感じがして。
以上、記憶があるレースを振り返って見たましたが、それ以前のレースも面白いレースが多く、鈴鹿が世界に愛される理由が何となくわかった気がします。
解説陣が87年から変わってない事や、段々少なくなる観客と将来への不安要素がない事はないですが、これからもF1が日本で末永く開催される事を祈っています。
こういう番組をBSでやらずに地上波のゴールデンにやれば興味湧いてくれる人が増えそうだけど難しいのかなぁ…
兎にも角にも、ロシアGP後に開催される今年の日本GPが今まで以上に楽しみになりました。今年は現地初参戦する予定ですから、いつもより熱いレースが見られたら嬉しいなぁ。
出来ればライコネンの優勝が見たい!