エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《2019 SUPER FORMULA 開幕戦 鈴鹿サーキット》マシンが変わって初のレース。まさにどったんばったん大騒ぎ!タイヤ戦略は今後固定化するかな…

 

先週の忙しさが嘘のようにモタスポが少なかった4/20〜21の土日。そんな週末に開催されたのがSFこと「SUPER FOMULA」の開幕戦でした。SGTは先週開幕しましたし、ようやく日本のモタスポも始まった、という感じですね笑。

 

 

今年のSFは昨年F2にいた福住選手や牧野選手。レッドブル育成のティクタムにDTM等にいたベルガーの甥っ子、アウアー。空力の鬼才ことニューウェイの息子のハリソン等、錚々たるドライバーが参加するシリーズとなりました。

バンドーンやガスリー、ローゼンクビスト時代から急にSFの株が上がってきたようで嬉しい限りです。

 

そんなSFの開幕戦は予選、決勝共に荒れに荒れました。SGTと違い、いつもは静かなイメージがあるカテゴリーですが、新シャーシ導入初戦という事もあってか色々と入り乱れたレースでしたね。

 

波乱しかないレースを制したのは去年僅差でタイトルを逃したニック・キャシディ。速攻でミディアムタイヤを捨ててソフトでロングランを完遂し、予選12番手からの大逆転勝利でした。まさかさっさとミディアムを捨てて最初のSCまでにタイヤを履き替える事が最適解だとは思っていませんでした。

 

ディフェンディングチャンピオンの山本選手も最初のSCでミディアムを捨てる作戦で、序盤こそ苦戦しましたが、最終的に2位フィニッシュを飾りました。何だかんだで去年のランキング1-2がトップ2というのは面白いですね。

 

 

度重なるSCに笑ったドライバーも居れば、当然泣いたドライバーもいます。PPスタートだった牧野選手とかもしノートラブルならその最たる例になったでしょうが、実際に1番被害を受けたのは可夢偉選手でしょう。

 

ソフトを履いていたため、最初のSCでステイアウトを選んだ可夢偉選手は目一杯飛ばして後続との差を広げるのが最大の目標でしたが、SCが連発した事でそれがオジャンに。最終的にチェッカー2周前にタイヤを履き替え、9位という結果になりました。

 

「もし、SCがそんなに入らなければ」「もし、4回目のSCでピットに入っていれば」

 

と、色々な"もし"を考えてしまう惜しいレースでした。ペース自体は悪くなかったですし、次戦以降に期待したいですが、何せSFでは最強の不運の持ち主、可夢偉選手。なんとか良いポジションを今年こそ取ってほしいものです。

 

 

 

 

そんなわけで開幕戦の感想でした。

色々とありましたがザックリ言うと、ミディアムとソフトのタイム差が大きい。そしてソフトは案外持つというのが分かったレースでした。

 

これ、ヨコハマは上手いことやらないと

ミディアムスタート→燃料的に最低限走ってソフトにチェンジ→そのままレースの殆どをソフトで走り切る

という数年前のクソ戦略が真っ当な作戦になってしまいますよね。個人的にはこの作戦は白けるのでどうにかして欲しいところです。

 

また、久々に塩原さんの実況が聞けて嬉しかったです。どうもシューマッハとかが走っているイメージを持ってしまうので、日本人名をあそこまで連呼する塩原さんはなんか新鮮でした笑

 

 

次戦はオートポリス。

果たしてどんなレースが待っているか楽しみです!