エフライの感想記

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感想《2019 SUPER FORMULA 第5戦 ツインリンクもてぎ》平川選手、SF初優勝!!タイヤの使い方が”カギ”に…

まだ色々書いていないレースが多いですが、取り合えず昨日あったSFの感想です汗

 

 

ツインリンクもてぎで行われたSF第5戦。

基本的にトレイン状態になる事が多いSF。今回もその例に漏れず、我慢比べのレースとなりました。もともと抜きにくいコースですしね、仕方ないです。

 

 

そんな第5戦ですが、今まで以上にタイヤ戦略がカギとなるレースとなりました。

“カギになる”というと何かプラスのように感じられますが、実際はマイナスも良いところでしたね。レースの4分の3以上持つ異様なソフトタイヤと2~3秒/周遅いミディアムタイヤ。レギュレーションでどちらのタイヤも履く必要がある為、如何に使えないミディアムタイヤを処理するかというのがチームの課題でした。

 

上位選手は「ソフト(長い)→ミディアム(短い)」という至って普通な戦略でしたが、KONDOレーシングは「ソフト→ミディアム(1周のみ)→ソフト」という変わり種。予選12位から3位入賞したキャシディは「ミディアム(5周)→ソフト」というSFらしい戦略。と、各チーム、ドライバーで作戦が違う面白いものになりました。

 

面白いですけど、使用義務のある片一方のタイヤがここまで使えないのはちょっとどうなの?と思います。ソフトの耐久性もおかしいですし、開幕戦から続いているこの問題は19年シーズンの反省点ですね。

 

 

 

 

 

さてレース内容ですが、今回のレースはレーススタートする前にバタバタするものとなりました。山本選手がフォーメーション出れずにピットスタートへ。そして、フォーメーションラップ後、グリッドを間違えたオワードとエンストしたニューウェイのお陰でスタートディレイ。というドタバタさ。スタート直前に赤旗なんて初めて見た気がします。オワードに関しては久々のグリッドスタートレースですから仕方ないのかな。

 

結局この3人は順に9位、14位、19位と振るわない結果になりました。この結果、山本選手は2戦連続のノーポイントでランキングトップから落ちることに…

次戦以降の復活に期待します。

 

 

 

2度のフォーメーションラップ後のスタートでは、2戦連続PPのパロウが好スタートを決める中、可夢偉選手がミラクルスタートを決めて4位へジャンプアップしたのがサプライズでした。ここ最近、可夢偉選手が光る速さを魅せてくれるので嬉しいものです。

 

レース序盤はミディアムスタート組は早々にタイヤを変え、ソフトスタート組は上位を走行というSFでよく見る2分化された展開が繰り広げられました。パロウvs平川のトップ争いに福住選手vs可夢偉選手の3位争いと見ごたえのあるバトルが見られて楽しかったです。

 

終盤になり、トップに立った平川選手やパロウ選手、そして福住選手がピットに入ると、ミディアムスタートだったキャシディが待ち構えていました。くたびれたソフトと遅い新品のミディアム、速いのは前者。というまさかの展開で、キャシディは3位まで浮上しました。

 

 

一人タイヤ交換を先延ばしにしたのは可夢偉選手。

所属チームのKCMGのピット作業というと、色々嫌な思い出がありますが、今回は無難にこなせました。いやぁ、良かった良かった。可夢偉選手はミディアムでも速く、もう少し周回数があれば優勝も狙えた位調子が良かったです。

 

 

そんな白熱したレースの勝者は平川選手。個人的には意外でしたが、自身初優勝なんですね。もっと勝ってると思っていました。今日はソフトでのタイムが良かったですし、これからの活躍に益々期待がかかります!

 

 

5戦にて5人のウィナーというFE的展開となっているSF。牧野選手がスピンした時、SCを出さないところも本当、FEそっくりだなぁと汗。いやいや、アレはSC案件でしょ。どう見ても…

 

閑話休題。山本選手に変わってポイントランキングトップに立ったキャシディから4位の可夢偉選手まで僅か10ポイント。まだまだひっくり返る可能性が十分ありますし、次戦以降のタイトル争いから目が離せません!

次は誰が勝つのかというのも気になりますし、面白い事になってきたぞ~

 

 

 

全日本スーパーフォーミュラ選手権 2018総集編

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…それにしても、いつぞやのシューマッハ的作戦をとった関口選手は一体何なんだ…?

インパルは平川選手に集中していて気付かなかったとか?まさかぁ…