エフライの感想記

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感想《2019 F1 第17戦 日本GP》台風の影響か、疑惑連発。メルセデス、コンストラクターズタイトル6連覇おめでとう!

台風19号のお陰で土曜のセッションがキャンセルになり、日曜に予選、決勝のワンデイ開催といなった日本GP。自分は現地参戦だったのですが、とにかく色々と振り回されて大変なレースでしたね汗

 

 

そんな日本GP、正直なところ曰くが沢山付いてしまうレースとなりましたね。先ず、会場が湧いたポールスタートのベッテルのフライング疑惑。センサーが反応しなかったとか、許容範囲内の動きだったとか、ベッテルが得をしなかった等色々と説明があり、ペナルティはありませんでしたが、ぶっちゃけフライングでしょ?アレ。前戦でライコネンが似たような事をやっていましたが、それと何が違うのか。

 

 

「動いた距離」の一点突破ならともかく、「得しなかった」、「センサーが無反応」等の理由付けはベッテルをノーペナルティにするには悪手だなぁと思います。だってそれならライコネンも同じでしたからね?

後で話しますが、ルクレールが後退した事で、これ以上フェラーリが下がるのはマズイと判断したのでは?と捉えられても仕方ありませんよ?スチュワードさん???

 

 

フライングと言えば、ボッタスも際どいスタートでしたね笑。ベッテルにスポットが当たっていますが、彼の動きもだいぶギリギリを攻めたものでした。まぁボッタスはイギリスか何処かで、ミラクルスタートを決めた前科がありますし、今回もそれを見事決めたのでしょう。レースペースも速く、今回は、こと決勝に限ればボッタスのレースだったと考えて間違い無いと思います。

 

 

話を疑惑に戻しますね。

次はフェルスタッペンとルクレールのインシデントです。1周目に、しかもよりによってホンダ応援席(C席)でフェルスタッペンを撃墜したルクレール。個人的には外にいたフェルスタッペンが見えていなかったのかな?と思いますが、モナコ等で見せたルクレールの時たまある暴走癖が出てしまったのでしょう。フェルスタッペンについては残念でしたが、このインシデントについてはペナルティも出ましたし、彼をこれ以上責められません。

 

ルクレールの動きより非難されるべきは、やはり審判でしょう。一度はレーシングアクシデントに裁定が下ったものの、その後レース後に審議し直しますのアナウンス。もうね、正直「は?」という感じですよ。如何にもさっきのノーペナルティは誤審でしたと言わんばかりのブレブレさ。シーズンを通してでもなく、レースウィーク中でも一貫性はなしですか…

しかも、去年から今年は今まで以上に地元勢に甘い裁定が下りる傾向がありましたが、今回ルクレールへのペナルティはたったの5秒。アロンソじゃないですけど、「5 seconds a joke!」と叫びたい気分ですね。忖度をするならするで一貫性をですね…

 

 

後、ルクレールには危ない状況で走行したと10秒のペナルティも貰っていましたね。フロントノーズのパーツがハミルトンのミラーをマリオカートのように破壊した事が問題と捉えられました。個人的にこれははチーム、そして運営のミスと思います。運営は危ないと考えたならオレンジボールフラッグを掲示するという手段が取れるのにそれをしなかった。そしてチームは13年マレーシアGPのアロンソという前科があるのにピットインを命令しなかったからです。

 

 

ドライバーからはフロントノーズは見えませんから特段ダメージを感じなければ、走りたがるのは当たり前ですからね。それを上手くコントロール出来なかった周囲の人がヘタをこいたと思います。

 

残りの疑惑というと、ペレスとガスリーの一件ですかね。結局チェッカーが一周早く振られた為、あってなかったようなインシデントですが、より激しく当たったルクレールが5秒ペナルティなら、このインシデントはノーペナルティでも妥当と思います。まぁ個人的には今挙げた疑惑、全部ペナルティで良いと思いますけどね!!

 

 

話を予選に戻しましょう。

台風の影響で日曜朝に開催された予選ですが、兎に角風が強かったですね。自分はB2席で見ていたのですが、半袖では到底過ごせませんでした。その風の影響か、クビサやマグヌッセンが最終コーナーでクラッシュしていたのが印象的です。Q2以降はクラッシュがありませんでしたが、Q1は綱渡りのようなセッションだったと思います。

 

 

そしてQ3。ここで完全復活を遂げたのは鈴鹿マイスターのベッテルですね!

ここ最近ではルクレールに負け続きでしたから、得意な鈴鹿でポールを獲れて嬉しそうでしたね〜。会場もベッテルがタイムを記録した時、滅茶苦茶湧きました。流石ベッテルだなぁと感じる一幕でした。

 

 

そして迎えた決勝。

前述の通り、沢山の疑惑があった訳ですが、それでも見所は多くありましたね。ベッテルvsハミルトンのバトルは流石チャンピオン同士と言わんばかりの戦いで、ギリギリを攻めつつも、決してぶつからない、とても素晴らしいバトルでした。特に同じ場所で、2人が通った後、ペレスとガスリーが当たってますしね。余計にそう感じてしまいます。

 

また、推しであるライコネンも頑張っていましたね。予選はジョビナッツィに負けましたが、決勝では流石のレース運び。序盤こそ突っつかれている場面が多かったですが、ソフトタイヤに替えてからはペースが上がり、ハース・アルファロメオ連合のトップでフィニッシュしました。ポイントこそ取れませんでしたが、彼の巧さはまだまだ錆びていないなと感じました。欲を言うなら、目の前で追い抜きを見たかったなぁ笑

 

 

メルセデスが1-3を決め、コンストラクターズタイトルを決めた今週末。レースが増えてもやっぱり鈴鹿はタイトル決定の地だなぁとしみじみ感じます笑。兎に角忙しいドタバタしたレースでしたが、山本尚貴選手の走りも見れましたし、決勝はデータ不足で幅のある戦略が見られましたし、と観客の自分にはとても面白いレースを楽しめました!メカニックさんとかは大変そうですけどね…汗

 

 

さて、次戦からは魔のアメリカ大陸GP!

その初戦はメキシコです。   良いシーズンフィニッシュの為、各チーム、ドライバーがどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみです!