エフライの感想記

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感想《2019 F1 第18戦 メキシコGP》アメリカ大陸GP開幕。強さを魅せたのはやっぱりメルセデス!

はい始まりました、鬼のアメリカ大陸GP。

一回寝て見るか、それとも起きとくか、はたまたリアタイ視聴を諦め、録画で済ますか。どの様な視聴方法をとるのか、今まで以上に分かれますよね。皆さんはどうしましたか?自分は21時くらいに寝て、3時半に気合で起きました笑。いや〜起きれて良かった良かった笑。

 

 

そんなアメリカ大陸GPの初戦はメキシコ。昨年まではアメリカ→メキシコの順番でしたからなんか変な感じがしますね。ここではここ数年、フェルスタッペンが猛威を振るっており、鈴鹿で残念な結果に終わった分、ここで爆発するのでは…!と期待していた人が多いと思います。

 

 

しかし、残念ながら現れたのは、今年見られた強いフェルスタッペンではなく、昨年序盤に見られたマッド・マックスでしたね。予選では黄旗が振られた部分を爆走してPP剥奪。決勝はスタートでハミルトンにえげつない幅寄せした後にコースオフ。そしてボッタスとの接触(レーシングインシデント)において左リアがパンク。

そこからはダメージを負ったマシンでボロボロハードタイヤを最後まで保たせるという事前の期待を裏切る結果となりました。

 

 

先ずは予選から。

ボッタスがクラッシュした事による黄旗をフェルスタッペンが無視したとして3グリッド降格が下されました。FIAはこの件を有耶無耶にしようとしたそうですが、フェルスタッペンが無視した事を認めた為、ペナルティが発生した様にも捉えられます。

この事について、16年ハンガリーのロズベルグが上げられましたね。アロンソがスピンした事による黄旗でロズベルグは対して減速していなかったと。しかし、この時ロズベルグはアクセルを少し緩めてますし、セクタータイムの更新をしていません。今回のフェルスタッペンは思いっきり走っていたという点が違います。しかも、フェルスタッペンの前を走っていたベッテルがスピードを緩めてましたしね。ペナルティは残当でしょう。

 

ハミルトンとの一件はまぁあのコースレイアウトだったらスタート後にああいう事が起こるのは避けられませんし、ボッタスともスタジアムセクションで抜き、その後ヨタヨタしていたら当たってしまうのも仕方ないと思います。

 

正直そんな事より、個人的にフェルスタッペンの動きで気になったのはマグヌッセンをコース外から抜いた事ですね。押し出された様にも見えますが、コースの外から抜いてもOKなんて初めて見ましたよ。フェルスタッペンは2年前のオースティンでコーナーカットしてライコネンを抜き、ペナルティを喰らっていましたが、あの時より悪質に見えるのは自分だけでしょうか。05年鈴鹿のアロンソがシケインカットでアドバンテージを得て(実際に得たかは微妙)ホームストレートでウィリアムズか誰かを抜いた時でさえ、「やり直し」の裁定があったのに…。今回が如何に杜撰な判定か分かりますね。どうせハースならペナルティ出しても意味ないと考えたのかもしれませんが、これは後々ほじくられそうな判定を作ったなと思います。

 

素晴らしい前半戦から散々な後半戦を送っているフェルスタッペン。プレッシャーも大きいですが、頑張って欲しいものです。

 

 

フェルスタッペンについて長々書きましたが、今回はフェラーリもダメダメでしたね。ラッキーがあったとはいえ、実に45年ぶりの6戦連続のPPを獲得し、ソチで曰くがあったスタートも上手くいき、1-2フィニッシュが見えたレースでありました。しかし、今回"も"戦略にてそれを投げてしまいましたね。2人のドライバーで作戦を分けるのは良くあることですが、ルクレールの第2スティントにミディアムタイヤを履かせる謎。リカルドやフェルスタッペンというハードタイヤのデータマンが居たにも関わらずビビってしまったのか、万が一の1ストップ作戦を取れない戦略を遂行したのはいささか疑問です。

ベッテルはベッテルで第1スティントを引っ張りすぎ。チームがボックスを指示した時に「まだ行ける」と答えた時点で負けは確定しましたよね。鈴鹿のルクレールで無理やりピット入れるのが重要と分かったはずなのに無理やり入れない謎。他のドライバーとの差なんてドライバーが知れるのは限界がある訳ですから、そこはチーム側がキチンと伝えるべきでした。まぁ日頃の行いと言えばそれまでなんですけどね…

 

 

そんなゴタゴタがあった中、ミスらしいミスがなく、シーズン10勝目を飾ったのはハミルトン。ハードタイヤを完璧に保たせての勝利は流石の一言です。チームメイトのボッタスもあのクラッシュ後、しかも6位グリッドでスタート後はマクラーレンの後ろに入ってしまうという状況から良く3位まで帰ってきたなと思います。

ここはフェラーリ、もしくはレッドブルという予想を覆した王者メルセデス。彼らの強さは堅実さにあるのかもしれませんね。

 

 

中団勢は地元ペレスがベストオブザレストを獲得しましたね。組織票さえなければDOTDも彼だったでしょう。最後のリカルドとのバトルは痺れましたね。もう暴れん坊と呼ばれた面影はなさそうです。

 

そしてトロロッソ勢はクビアト-ガスリーが9-10位フィニッシュを果たしました。クビアトこそファイナルラップでのヒュルケンベルグとのインシデントでペナルティを貰い、入賞圏外に落ちましたが、予選でQ3に行く等、速さは十分に感じられました。

元々ヒュルケンベルグ-クビアト-ガスリーの9-10-11でインシデントにてクビアト-ガスリー-ヒュルケンベルグの順位になり、ペナルティの後にはガスリー-クビアト-ヒュルケンベルグの順位になりました。つまり、クビアトはブレーキ違反の1000馬力PUを制裁し、自身を犠牲にトロロッソの獲得ポイントを倍増させた事になります。まぁこれは冗談ですが、こう考えると面白いなぁと笑。個人的にこのインシデントはノーペナでも良いと思いますが、厳格にとるならペナルティというのも納得です。17年のバトンとウェーレインの件もありましたしね。

 

 

 

さて、推しのアルファロメオ、ライコネンについてですが、今回も残念な結果に終わりましたね。予選は揃ってQ2最下位。決勝に関してはライコネンの方は1周目にソチのジョビナッツィ如くサンドイッチされマシンにダメージ。その後クーリングに問題が発生しリタイアという結果に。ジョビナッツィはタイヤ交換ミスで勝負権を失いました。どうも夏休み明けから乗れてないこのチームですが、次のオースティンこそ頑張って欲しいものです。

 

 

 

以上が今回のメキシコGPの感想でした。

表彰式の雰囲気といい、本当に楽しそうなイベントになっているのは羨ましいというか、行ってみたいなと毎年思わせてくれます。まぁ治安的にサーキット以外が心配なんですけどね…笑

 

次戦は連戦オースティン、アメリカGPです。幸いな事(?)に月曜が休日なのでいつもより観戦しやすいですね。それでも4時起きはキツイですが笑。昨年はライコネンが勝ったサーキットですけど、今年は一体どんなドラマが見られるのか、楽しみです!