エフライの感想記

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感想《2020 F1 第13戦 エミリア・ロマーニャGP》14年ぶりのイモラ。セナやラッツェンバーガーが眠る地に再びF1がカムバック。

14年ぶりにイモラにF1が帰ってきました。エミリア・ロマーニャGPとグランプリ名は変わりましたが、それでもセナやラッツェンバーガーが散り、シューマッハとアロンソの2年連続のバトルが見られた歴史あるサーキットなのには変わりありません。ムジェロ並みに狭く、またそこ以上に抜きにくいレイアウトなので、単調なレースにならないか少し不安な気持ちになっていました。

 

 

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圧倒的メルセデス

 

そんな不安を現実に引っ張ってきたのが王者メルセデス。なんと今回のレースをもってコンストラクターズタイトルを決定してしまいました。これで14年のエンジン規定変更から7連覇。強すぎにも程がある…

 

そしてその7連覇を支えたハミルトンが今回も強さ、そして幸運度を見せつけました。予選こそ2位に甘んじスタートでフェルスタッペンに先行を許した彼ですが、決勝では卓越したタイヤマネージメントを披露。そのお陰で3位からのオーバーカット成功させトップに躍り出ました。オコンのマシン撤去による遅めに出てサッサと引っ込んだVSCもハミルトンの味方になりましたね。こういうツキがある辺りハミルトンは盤石だなぁと感じます。

 

対してボッタスは予選にてPPを獲得しました。レース名に元奥さんの「エミリア」が入っていたのが力になったのでしょうか笑。まぁそんな冗談は置いといて。ボッタスってイレギュラーで開催されたサーキットでは割とハミルトンに肉薄している気がします。ムジェロもアルガルベもニュルブルクリンクも接戦ないしはハミルトンより上を獲っていましたしね。経験があまり関係ないレースでは強いのか、ハミルトンが経験から引っ張ってくるアドバンテージが凄いのか…

そんなイレギュラー開催レースに強い(偏見)ボッタス、決勝では2周目にて1周目で接触したベッテルのデブリを拾うという不運に見舞われました。お陰で車のエアロに悪影響が出てしまい、フェルスタッペンにオーバーテイクを許してしまいました。最終的にフェルスタッペンはリタイアしたので2位に入れましたが、デブリといいVSCのタイミングといい、ハミルトンと比較して運が無いなぁと感じてしまいます。何処かマクラーレンやフェラーリ時代のライコネンみたいですね。辛い。

 

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明暗分かれるホンダ勢

 

今回のホンダ勢4台は明暗がクッキリ分かれました。予選、決勝通して"明"だったのはクビアトでしょう。予選こそガスリーの後塵を拝しますがそれでも8位。決勝では終始アルボンを追い回し、SC後では豪快なオーバーテイクを披露。表彰台まで後1歩の4位という今年ベストのリザルトを残しました。SC解除後の動きは痺れましたね。キレッキレのクビアトが帰ってきた気がしました。イモラじゃないなら3位だったかも…と思うと悔しいですが、それでも4位は立派。現状、就活が必要な立場なので、良いアピールになったのではないでしょうか。個人的にはまだまだ見ていたいドライバーなんで何処か拾って欲しいんですよね…

 

好成績を残した相方に対し、予選のみ"明"だったのはガスリーですね。セナのトリビュートヘルメットを装着して挑んだ今回のレースでは、何と予選で4位という好成績を残しました。開幕戦での、中団と下位の中間にいたあの時からは信じられない進歩です。しかも親玉チームのエース、フェルスタッペンと並んでのセカンドローでしたからね。ソフトスタートというハンデはありましたがモンツァの再来を密かに…いや、大いに期待していました。

しかし、決勝はトラブルによりリタイア。スタートでは、あわやハミルトンを抜くかという蹴り出しを魅せ、その後リカルドに抜かれたものの十分上位フィニッシュを狙えたポジションに居ただけに残念でなりません。まぁでもマシンの性能が1番出る予選で力強い走りを魅せましたからね。これからに期待出来る週末でした。

 

 

そんな妹チームと違い、親チームであるレッドブルは"暗"しかありませんでした。フェルスタッペンはQ2でトラブルに見舞われると、決勝でもイギリスGPにて開催されていたパンク祭りに遅刻して参加と、只々ツキのないレースでした。ボッタスより前の2位が狙えただけに残念です。まぁ彼がトリガーとなったSCが最高のスパイスになったので、興行という面では良かったですが…

 

対してアルボンはそろそろ首に保冷剤が付いている位涼しくなっている頃でしょうか。終始クビアトに煽られるとSC後は単独スピン。最終的に完走マシンで最下位という無念の結果に終わりました。予選でもトラックリミットを多く取られていましたし中々に辛い週末を過ごしましたね…。ムジェロ以降あまり良いところが無いのが気になります…。余計に優勝が狙えた開幕戦が悔やまれますね。

 

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個人的殊勲賞

 

先ず、前述の強さを魅せたアルファタウリの2台は該当しますよね。予選でトップ8に2台とも食い込み決勝でクビアトが4位というのは天外の成績です。

 

また、ニュルブルクリンク以来の表彰台に登ったリカルドも凄かったですね。5位スタートからガスリーを抜き力強いペースを魅せるも、リバースストラテジーのマグヌッセンに引っかかり一時はペレスの後ろに。そんな逆風から、SCの綾もあって3位へ浮上した後、ソフトのクビアトを抑えきったのは流石の一言です。今回は前回忘れていたシューイを披露しましたしね。ハミルトンを巻き添えにしたのには笑いました。シューイはコロナに効く(適当)

 

 

予選ではもう少しでQ2進出の所までタイムを上げ、決勝ではミディアムタイヤを誰よりも(48周)引っ張り9位フィニッシュを果たしたライコネン。最後尾発進にも関わらずスタートタイヤにソフトを選択。10周目にサッサとミディアムに乗り換えて10位入賞したジョビナッツィ。このアルファロメオの2人も力強いレースをしましたね。周りがハードを履く中ミディアムで走り切ったジョビナッツィはタイヤマネージメントが凄すぎですし、ベッテル、ラティフィ、マグヌッセンよりもスタートタイヤを持たせたライコネンもベテランの巧さを感じました。開幕戦辺りの底辺感は脱しましたかね。来年もこの良き先輩後輩コンビは継続ですし、楽しみが増えました。

 

 

アルファロメオの2人が頭おかしい(褒め言葉)

 

以上の5人に加え、SC後使い古したハードでペレスやマクラーレン勢といったソフト勢を退けたルクレールを入れた6人が今回の個人的殊勲賞ですかね。

 

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その他

 

ルクレールに触れたので相方のベッテルに目を移しますね。今回もルクレールに差を付けられた彼ですが、非常に巧いレースをしたと思います。ピット前はライコネンの前に居ましたしね。ですが、そのベッテルの頑張りをピット作業が全てぶち壊しました。左リアタイヤの交換に時間がかかっているな、と思いきや実は右フロントが滅茶苦茶遅いというギャグは超絶つまらない…。まぁそのお笑いにて眠気が吹っ飛んだのである意味感謝しているんですが。

 

フェラーリPU勢でいうと、ハースは良い印象はあまりなかったですね。グロージャンはレース後に過剰なトラックリミット違反により5sペナルティを貰っていましたがそれくらい。マグヌッセンは1周目でベッテルと接触したのが全てでしたね。その後のレースペースは良く、中盤はリカルド達の壁として頑張っていましたが頭がガンガン揺れるトラブルに見舞われて結局リタイア。「リタイアする?どうする?」というチームからの無線に対して「いや、頑張るよ。それが俺の仕事だろ?」と返したのはカッコ良かったんですけどね。報われないレースが続くなぁといった感じです。

 

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「報われない」と言えばペレスもそうですよね。予選はQ2落ちになりましたが、ミディアムスタートというリバースストラテジーを成功させ、ベストオブザレストを確たるものとしていました。しかし、フェルスタッペンのトラブルによるSCにてタイヤ交換を選択。それが仇となり6番手に沈みました。3位が狙えただけに残念です。イモラは抜けないコースなのでトラックポジション重視が正解でしたね…。同じタイヤ交換組のクビアトに抜かれたのも悔しいところ。

 

相方のストロールは、まだモンツァ辺りの良い流れが戻ってきていない感じがします。1周目にてオコンと接触を起こしてしまいジ・エンドでしたね。ポルトガルではペレスが同じ事をやってしまったものの見事なリカバリーを魅せましたが、ここは抜けないイモラ。順位を満足に上げる事なく14位でレースを終えました。更に、ピットでクルーを撥ねたという余罪もあります。一貴が頭をよぎってしまいましたね…

 

そんなストロールと接触したオコンは再び不運に見舞われました。今回もトラブルが起こってしまいリタイアに終わってしまうとは…。走ればそこそこの位置に付けるだけにレッドブル時代のリカルドを彷彿とさせるツキの無さには同情します…

 

また、「ツイてない」となるとラッセルがそうですよね。今回もQ2進出を果たしましたが、SC下で単独クラッシュを喫してしまいました。9位入賞を果たしたライコネンの前を走っていただけに残念でなりません。

 

 

本人も認めていますし「エリクソンのせい」ですね(適当)。相方のラティフィが開幕戦とモンツァに続く3度目の11位に入っているのもラッセルの残念さに拍車がかかります。大雨となった19年ドイツ、大波乱だった今年のムジェロといい「ここ!」という時に居るべき場所に居ないのは「持っていない」臭がして今後が心配です。

 

最後になってしまいましたが、マクラーレン勢はというと、良くも悪くも印象に残っていません。ファンの方、すみません。予選では9位-10位と2台揃ってQ3に進出していますし決勝も7位と8位と、悪くは無いんですが惹きつけられる動きは少なかったかな…と思います。唯一の魅せ場は、サインツがスピンしたアルボンを神回避した場面ですね。ムジェロの再来にならなくて良かった…

 

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まとめ

 

という訳で第13戦の感想でした。

抜きにくいサーキット特性に4位スタートだったガスリーの早期離脱。ベッテル、ライコネン、ラティフィに得をさせずハミルトン贔屓と感じられるVSCのタイミングとつまらない序盤の展開でしたが、フェルスタッペンのリタイアによるSCから一気にエキサイティングなレースとなりました。寝落ちしなくて良かったです笑。メルセデス(ハミルトン)の独走にピレリのバースト祭り、エリクソンと一貴の電撃復帰、と最近の出来事を詰め合わせたようなレースでしたね。

 

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次戦は、こちらもお久しぶりトルコGPです。

つい最近起こった地震が気がかりですが大丈夫なのでしょうか。一刻早い復帰を祈っています。

 

レースに話を向けると、イスタンブールというとマッサが異様に強かった事やレッドブルの同士討ちが印象深い出来事ですね。因みに、イモラはライコネンのみが経験者でしたが、イスタンブールは11年まで開催していたので、ライコネンは当然としてベッテル、ハミルトン、ペレスと4人も経験者が居ます。グロージャンが未経験なのが意外ですね。フレッシュな面々がどんなレースを魅せてくれるか楽しみにしています。まぁそれ以前に地震の被害が心配ですが…。こればっかりは中止でも仕方ありませんね。

 

 

F1速報 2020年 11/19号 第13戦 エミリア・ロマーニャ GP