年明け前の11月、サウジアラビアにて開幕した6シーズン目のFE。『ラブライブフェス』に参加していた為、リアタイ視聴出来ませんでしたが、ようやく見る事が出来ました。
さて、開幕戦がダブルヘッダーだった為、第3戦になったサンティアゴ。マッサ、ウェーレインという好きなドライバーがセカンドロー発進という予選結果だったので、いつも以上に決勝が楽しみでしたね。
そんな期待を持った決勝。
バトルがとても多く、FEらしさが存分に出ていましたが、チーム力の差が顕著に出たなぁと感じました。
ダコスタとベルニュのテチータ。バンドーンとデフリースのメルセデス。今回はこの2チームの強さが現れていましたよね。
ベルニュは残念ながら残り10分くらいでトラブルに見舞われましたが、それがなかったら表彰台は確実でしたし、ダコスタは言うまでもなく、優勝まで後一歩というところまで迫りました。
メルセデスの2台も最終的に5-6位に落ち着きましたが、2人してジワジワ順位を上げていくのに上手さを感じました。
逆に下手くそだったのがベンチュリ。
マッサとモルターラが所属するチームですね。
今回アタックモードに入る為のアクティベーションゾーンはコーナーの外側にあり、その為、追い抜く為のブーストモードに入る筈なのに後ろの車に抜かれてしまう、というまぁ良く見る光景が今回も見られたのです。
モルターラ-マッサの並びで、モルターラがアタックモードに入った時、大回りする関係でマッサが前に出たのです。そしてそこはチームオーダーなりなんなりで譲ってしまう方がチームとして得なのに、ストラテジストはその選択を取りませんでした。
お陰で、モルターラは早く前に出ようと強引にマッサをオーバーテイク。接触&進路塞ぎで抜いた為、行き先を失ったマッサはテチータの2台にあっさり抜かれてしまったのです。
勿論、譲っていれば、テチータの前に居座れたか、といえば、多分無理だったでしょう。このレースでのテチータは速かったし。ただ、チームとして、無抵抗で2つ順位を下げる事が良い事ではないのは確かです。
マッサはそれからペースを落としたのか、メルセデスとアウディの2台ずつ、そしてブエミの計5台に抜かれて11位フィニッシュでした。ブエミとアプトにペナルティがあった為9位入賞となりましたが、予選や、決勝の途中までを見ると残念な結果となってしまいました。
モルターラもリタイアしてしまいましたし、ベンチュリとしては最悪ですよね。大いに反省して欲しい。
逆に、テチータとメルセデスはドライバー間の争いはあんまり行わせず、あったとしても、ぶつからないようにと箝口令が敷かれている感じがしました。これがトップチーム何ですかね。ベンチュリもFEでは老舗な筈ですが…汗
トップ争いに話を移しましょう。
今回PPを獲り、レースの大半を支配していたのはパナソニックのエバンスでした。本当に圧巻の走りで、このまま勝つのではないかと思われましたが、中盤以降失速。何とか3位で表彰台に登れましたが、圧倒的な速さを予選で見ていただけに、悔しいレースとなったと思います。
中盤からのトップ争いを演じたのは、BMW アンドレッティのギュンターとテチータのダコスタでした。この2人の抜きつ抜かれつの攻防は目が離せませんでしたね。決まったと見せかけて、最終ラップに再逆転が起きるとか熱すぎる。これは見て正解のレースでしたね。
というわけで第3戦の感想でした。
アタックモードが上手くオーバーテイク促進に役立っており、最後までとてもエキサイティングするレースでしたね。早くも今年1面白いレース筆頭候補です笑
ギュンターとダコスタのトップ争いだけでなく、(2戦連続)ペナルティを貰っていたデフリースが、最後の最後でエバンスを抜いた(3位争い)り、と見所満載でした。この数多く、手に汗握るバトルこそFEですよね。
日産勢が2人共入賞圏外だったのは残念でしたが、ウェーレイン、バンドーン、デフリース、マッサといった好きなドライバーがトップ10に入ってくれて嬉しいです。
次戦は2月のメキシコですね。
未だにマヒンドラの同士討ち(ハイドフェルドとローゼンクビスト)が記憶に残っていますが笑。あのスタジアムセクションを各チーム、各ドライバーがどう攻略していくのか、とても楽しみです!
ただ、時差がなぁ…笑
モルターラがチームメイト、マッサを強引に抜く
お陰でマッサはテチータ2台に抜かれる
グンターがエバンスを抜いた
ラスト10分で3位のベルニュにトラブル
アウディの猛攻を凌ぐマッサ
しかし、残り4分で落ちる
最終ラップでダコスタをオーバーテイク
デフリースのエバンスを最後抜いた
ペナルティで5位にさがったけど
マッサは11位フィニッシュ