エフライの感想記

のんびりやっていきます。

感想《Formula E 2020-2021シーズン(第7シーズン) 開幕戦(第1戦) ディルイーヤ》FE史上初のナイトレース。新たなウィナー誕生の時

長いようで短いオフシーズンを終え、遂にFEの第7シーズンが開幕を迎えました。コロナウイルスの影響により、昨シーズンは大幅な延期&ベルリン6連戦で終結というドタバタだったこのカテゴリーでしたが、こうやって無事に開幕を迎えられて良かったです。

 

 

そんな開幕戦の舞台は、もはや恒例になりつつあるサウジアラビア、ディルイーヤでした。今年からなのか今年限定なのかは分かりませんが、ナイトレース開催だったので、マシンがとても映えて綺麗でしたね。

 

 

演出も凄い。中継中にウェーブになった時、焦ったのは内緒笑。

 

昨年のベルリン6連戦で大きくドライバー変更があり、更に今シーズンに向けても大量移籍があった為、まだドライバーとチームがキチンと一致していませんが、元F1組や日本での出走経験のあるロッテラーや今年から参戦のキャシディを応援していくつもりです。マッサやダンブロオジオが居ないのが残念…

 

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ここでも圧倒的メルセデス

 

昨シーズンから本格的にFEに参入しているF1の覇者、メルセデス。ドライバーが、バンドーンとデフリースというF1出世街道を歩めなかったラインナップなので、密かに推しているチームなんですよね。

そんなメルセデスが、今回のレースでは大躍進を果たしました。特に、初優勝を飾ったデフリースは、フリー走行から全セッショントップという完全無欠なレース運びを魅せてくれたので、とても嬉しかったです。ラストやモルターラからの猛攻を受ける時もありましたが、終始安定していましたね。昨シーズンは、速さはあるもののツイていない事が多かったので、今シーズンこそ報われて欲しいですね。

 

 

これはエモい。 

同僚のバンドーンも、予選こそ最初のグループの先頭という最悪なタイミングでのアタックを余儀なくされ、18位スタートを強いられましたが、そこから鬼神の走りを魅せて8位入賞を果たしました。レースがそこまで大荒れじゃなかった事を考えると、今年の本命はこのチームかもしれませんね。

 

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個人的殊勲賞

 

さて、個人的殊勲賞ですが、先ず前述のメルセデスの2人は当確でしょう。F1に対する鬱憤をここで晴らして欲しいものです。

 

後は、2台抜き等印象的な走りを魅せ、2位表彰台を獲得したモルターラ。ウェアラインに対して豪快なオーバーテイクを披露し優勝も望めた4位フィニッシュのラスト。予選19位から9位に帰ってきたディグラッシ。非力なNIOで10位入賞を果たしたターベイの4人が該当者ですかね。

 

 

特に、このモルターラの動きは凄い。レース最終盤においてギュンターの単独クラッシュによるSCが発動した際、上位で唯一アタックモードに入っておらず大幅な順位ダウンの可能性があったにも関わらず2位に生き残ったのは流石です。

 

 

こっちのラストの動きも興奮しましたね!

 

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その他

 

後は、正直あんまり印象に残っていないですね。ロッテラーが上位走行していたのにも関わらず謎にピットインして順位下げた(16位)り、そのロッテラーの同僚で、予選2位だったウェアラインは、防戦一方の5位が精一杯といった辺りが記憶に残っている範疇です。

 

まぁ後はざっくばらんに綴っていきますね。

昨年圧倒的な強さでシーズンを支配したダコスタと、2度のタイトル経験のあるベルニュを擁するテチーターは、全く見せ場なく2台揃って0ポイント(11位と15位)に終わりました。悪い意味で予想外でしたね。予選結果が奮わなかったのが、出走タイミングのせいなのか純粋なパフォーマンスなのか、次戦以降分かると思いますが、ちょっと気がかりです。

 

このサーキットで強さを魅せていたBMWは、ギュンターがクラッシュ。デニスが12位で、こちらも2台揃って0ポイントでした。残念。

 

 

昨年の優勝者バードは、ヴァージンからジャガーに活躍の場を移しました。結果は、リンと接触を起こしリタイアに終わりましたが、アグレッシブさは変わっていないようで取り敢えず一安心。次戦からの躍進に期待ですね。同僚のエバンスは、昨年の安定感そのままに3位表彰台を獲得しました。彼も不運さえなければタイトル候補の1人ですからね。楽しみです。

 

バードが昨シーズンまで所属していたヴァージンは、フラインスとキャシディという体制で臨みましたが17位と19位と下位に沈みました。まだ1戦が終わっただけなので判断出来かねますが、バードというチームリーダーが抜けたのは結構手痛いかもしれませんね。まぁキャシディに関しては、あわやデビュー戦でスーパーポール進出という偉業を成し遂げたかもしれませんし、次戦の大活躍に期待です。

 

 

昨年のポールシッター、シムスはマヒンドラに移籍し、7位入賞を果たしました。ここは得意なのかもしれません。明日も楽しみ。同僚のリンは締めすぎ。

 

 

日産はローランドが6位と頑張った。ドラゴンは20位と21位と完走した中で最下位とブービー、残念。

 

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まとめ

 

 

という訳で開幕戦の感想でした。

毎シーズン恒例の年跨ぎが無く、更に開幕延期、という逆境の中、こうやって無事にレースを見られて嬉しかったです。今回強さを魅せたメルセデスが、F1と同じように圧倒的な差をつけるのか、はたまた別のチームの逆襲が見られるのか。今シーズンもドキドキワクワク出来るレースが見られるかと思うと今から待ち遠しいです。

 

 

さて、次戦もここディルイーヤで行われます。FEは1dayレースなのでダブルヘッターだと2回決勝が見られてお得感がありますね。スタートが深夜2時で無ければもっと嬉しいものですが…。まぁそれは仕方なし。初のナイトレース、そして久々のモタスポを存分に楽しんでいきたいです。

 

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