エフライの感想記

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感想『パワプロクンポケット 11』魔人にハタ人間。表も裏も面白いサクセス揃いの名作。往年の名選手が現役として収録!!

『パワポケ』がパワプロアプリにて復活した事を記念して、久々にプレイした『パワポケ11』。リアルタイムで買ってから幾度となく遊んだゲームで、『ポケモン』、『どうぶつの森』、『モンスターハンター』達に次ぐ時間、プレイした(している)と思います。

昔の感覚を思い出しつつ、"表サクセス"、"裏サクセス"、"グッピー"を一通りプレイしたので、今回はその感想記事となっています。

 

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サクセスの感想に行く前に、先ずは当時のプロ野球の思い出話から。

08年シーズンと言いますと、阪神ファン的には最悪のシーズンでしたね。ぶっちぎりの独走状態から最終的に巨人にやられての2位。CSも3位の中日に惨敗。上園選手が新人王獲ったのが唯一の救いだった記憶。まぁ同じ関西チームのオリックスも2位で、そういう意味では楽しかったんですけどね。

 

さて、登録選手を見ると、いやはや懐かしい選手ばかりですね。08年シーズンの選手が収録されているので、今や"往年の名プレーヤー"となっている方達の多いこと多いこと。翌年、WBCが開催された事もあって、この時代のトッププレイヤーは強く印象に残っています。

今でもチームの大黒柱として活躍している、藤川球児選手や石川雅規選手、炭谷選手。昨年大活躍した、おかわり中村選手に亀井選手。渡米し、メジャーでその名を轟かせている、ダルビッシュ選手に田中将大選手、前田健太選手。一方、メジャーから帰ってきても、なお第一線で活躍している青木選手や五十嵐選手、和田選手。等といった2020年現在でも現役でプレイしている選手がいる一方、

 

ガッツ小笠原選手や清原選手、番長、三浦選手。平成の三冠王、松中選手に死神、岩瀬選手。サブマリン渡辺俊介選手にレッドスター、赤星選手。メジャー組の上原選手と川上選手。50まで現役を続けた山本昌選手。鉄壁の二遊間、アライバこと荒木選手に井端選手。等や、監督をやっている(た)小久保選手、稲葉選手、高橋由伸選手、緒方選手、金本選手、矢野選手。といった名だたる名選手が収録されています。

 

また、オリックスで最恐打線を作り上げたタフィー・ローズとアレックス・カブレラの2人組。監督として横浜をCSまで引き上げたラミちゃん。打てる未来がまるで見えなかったグライシンガー。昨年、ヤクルトのイベントに参加していたガイエルに林昌勇。JFKの一角、ジェフ・ウィリアムス等懐かしの助っ人選手達も大勢収録されていました。

それに加え、木村拓也選手や小瀬浩之選手も収録されていました。R.I.P.

 

兎に角、今バリバリ現役選手の若い頃や往年の名プレーヤーを操作出来て楽しかったですね。

 

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では、ようやくサクセスに入ります。

先ずネットで不評の表サクセスから!

プロ野球編となった表サクセスは、新球団、ナマーズに所属した主人公が、同じく新チームのホッパーズとの接戦を繰り広げるという熱いシナリオが用意されていました。これだけ見ると、まぁ普通のサクセスなんですけど、問題は"ジン"という名の魔人。なんでも"願いを3つ叶える"と主人公に触れ込み、結果、それらを叶えないと死ぬという呪いをかける始末。お陰で主人公は、

 

・1年目で一軍昇格

・2年目で年俸5000万円

・3年目にナマーズが優勝

 

を実現しないといけない羽目に。おのれジン。しかもそれだけでなく、ジンは構ってちゃんなのか、放置してると色々と厄介事を起こします。練習器具を壊したり、基本的に主人公以外から見えないからとアレコレして、起こしたトラブルを主人公におっかぶせたりと散々な足の引っ張りよう。

好感度が高かったり、構ってあげると問題行動は起こしませんが、その為だけに月一で電話をかける(構ってあげる)のは面倒臭いったらありゃしない。裏側で起こっていた出来事に無関係なのも相まって、不必要な要素として、この表サクセスの低評価に繋がっているのでしょう。

「11」がパワポケデビュー作で、裏側の事情を知らず、ストーリーもイマイチ理解していなかった、当時の子供の自分的には、"鬱陶しい奴"としか認識していなかったですけどね笑。まぁ好感度高かったら、3年目の誕生日で結構良いもの貰えるので、それは有り難かったですけど。

 

 

彼女についてですけど、まぁ曲者が多い多い。

ジンと同じく魔人で、慎重に進めないと、直ぐ死んでしまう体質の"シズヤ"。無節操で、選択によっては寝取りルートに入ってしまう、マスコットの中の人、"室町しのぶ"。メンヘラでストーカー。ルートによっては主人公を負け犬呼ばわりするヤベーファン1号、"真島涼子"。ゴシップ上等、デートイベントは軒並みやる気ダウン、おまけにどのエンドも主人公が報われないという最悪の三拍子揃ったライターの"武内華音"。時限式選択肢。一歩間違えたら即死。ヒロインにとってのグッドエンドが無さげで『パワポケ』らしい最期を迎えるルートもあるサイボーグ、"浜野朱里"。父親譲りの貧乏で超多忙な女医。月一しかデート出来ず、なのに出会いはランダムという運ゲーヒロイン、"倉刈日出子"。

 

という濃い〜メンツが今作の彼女候補でございます。改めて一通りグッドエンドを迎えてみて、比較的、しのぶや日出子が攻略しやすいヒロインだったように思えます。ストレス要素もあまりないですしね。出会いの難しさ的に、本当は日出子も面倒臭い系に入るはずなんでしょうけど他が強すぎる。シズヤに関しては、最後にジンを封印しないといけないので、それが大変でした汗。ミニゲームのやり方とか覚えてないって。

 

パワプロアプリで出てきた紫杏や真央も「11」に出てきましたね。紫杏は攻略不可なヒロインっぽい立ち位置の球団社長として。真央は特定のヒロインルートにて出てくるヒーローとして。真央に関してですが、関わらなかったら本当に出てこないので、ある種レアキャラといっても良いと思います。逆に紫杏は、流れによってはパワポケらしい最期を迎えるという…。だからこそアプリの彼女イベは至高。

 

最期というと、カリムー(狩村)もそうですよね。彼が死ぬイベントを初めて経験した時は滅茶苦茶驚いた記憶。

 

魔人の鬱陶しさや、彼女候補の面倒臭さ。追加イベントの複雑さ等マイナスな面は確かにありますが、メインストーリーや試合にスポットを当てると、とても盛り上がるように作られており、広島戦(ロッテ戦)と日本シリーズ戦以外はすんなり勝てるので難易度的にもそこまで高くないと思います。逆に日シリはむずすぎる。後、「ステーキでやんす」は絶許。

 

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さて、個人的にも名作だと思う裏サクセス「怪奇ハタ人間」。一般的なRPGもので、野球ゲームのおまけだからと侮ってはいけません。一晩、時間を忘れのめり込める程プレイ出来る、最高の出来だと強く推します。

「終業式が終わり、夏休みを楽しもうとした矢先、頭にハタを立てた人間が多数出現。彼らは言動が可笑しくなっていた。ビルを拠点に怪しげな博士の力を借りつつ、この出来事の大元となった宇宙人を倒す」という所謂ゾンビパニックもののストーリーとなっており、とてもやりがいがあるゲームに仕上がっています。

ストーリーは2部構成になっていて、1章は隠れている仲間集めがメインになっており、10日の内に8人以上の仲間を集め、ラスボスを倒す必要があります。一方、2章は一度倒した宇宙人が、地下100Fに再び基地を作ったので、それの撃破が目標となっています。サクセスとしては、途中途中で手に入る、野球人形を用いて選手を作るのが目的ですね。個人的に1章の方が好きなので、何回もリピートしています。

 

ハタ人間は水鉄砲でしか倒せない。装備作成はランダム要素強め等、鬼畜要素はありますが、普通に頑張れば1章は余裕でクリア出来る難易度になっています。キッチリ予定を立てれば、仲間全員救出というのも不可能じゃないというのは絶妙なバランスだな、と思います。スナイパーの紫杏。キャラデザが好きな石川梨子。体力馬鹿、石田昭三。盾役として優秀な青野柴夫。ロマンの塊、平山紀之。幼馴染で回復役の南雲瑠璃花。辺りが良く使っていたお気に入りのキャラですかね。

 

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2章は1章と違い、じっくり腰を据えてプレイする必要があり、気が遠くなるのですが、その分達成感は確実にあります。「あれはパチモノでニセモノでオマージュだから大丈夫でやんす」との呼び声が高いラスボスの"あれ"は色々な意味でヤバかったです。初見の驚きや技名の綱渡り感。倒した時の爽快感&安堵感はプレイしたら分かると思います。今は調べれば一発で出てきますが、当時はネットなんてあまり使ってませんでしたから、あの時の衝撃は忘れる事無いだろうなぁと思います。無駄にリアルなゴキブリより衝撃的でした。

 

第3のサクセス、グッピーですが、これはただ試合をこなすだけの単純なサクセスです。操作の全てがマニュアルとなっていますが、慣れたら案外いけるもので結構楽しいです。初めは名前変えようと思うのですが、試合をこなすうちに愛着が湧き、結局元の名前のままで選手登録しちゃうんですよね。あるあるです。

 

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というわけで『パワポケ11』の感想でした。

3DSやSwitchにメインハードが変わっても、ちょくちょく遊んでいたので、リアルタイム以来、十何年ぶりのプレイではありませんでしたが、忘れている事も多く、懐かしい気持ちと新鮮な気持ち。両方を味わう事が出来ました。

何だかんだ言って、表も裏も良いサクセスで、やっていて飽きないゲームでした。これからもお世話になるゲームなんだろうなって思います。

 

そんな訳で。せっかくパワプロアプリで復活しましたし。パワポケに日の目が当たる、次の機会を、是非ともよろしくお願いしますとコナミさんには言いたいです。手始めにLINEスタンプなんてどうでしょうか?

 

パワプロクンポケット11

パワプロクンポケット11

  • 発売日: 2008/12/18
  • メディア: Video Game