エフライの感想記

のんびりやっていきます。

津島善子というキャラについて

いつの間にか7月に突入し2020年の半分が過ぎた事に驚く今日この頃、誕生日を迎えたキャラが居ます。津島善子。Aqoursに所属する1年生。自らを”堕天使ヨハネ”と名乗る少し厨二病的要素を持っています。今回はそんな善子のキャラ紹介をしていこうと思います。

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善子というと、先程書いた”堕天使ヨハネ”がアイデンティティとしてピックアップされるでしょう。

一体何故彼女はそういったキャラ付けをしたのか。その理由は、G'sやデビューシングル「君のこころは輝いてるかい?」のドラマCDにて語られており、"善子"という名前にコンプレックスを持っているからというものでした。『サンシャイン』始動は2015年。対して名前に「子」を付けるのは70年代後半を境に減少しています。親世代の流行りに乗った名前だと知り、コンプレックスを抱くのはあり得る話でしょう。本人の性格的にもそういうのを気にしそうな感じがしますしね(でも何やかんや言いつつ気に入ってそうなのが善子の良い所)。同グループに梨子が居ますが、まぁ良いでしょう。そういうのを気にする人もいれば気にしない人もいるという感じですね。

 

名前のコンプレックスの他に、外出の度に雨が降る。体調を崩し修学旅行に参加出来なかった。等といった自身の超不幸体質を正当化させる為という理由もあります。そういったバックグラウンドを考える、と茶化すのは何となく億劫になりますね。彼女なりの生き方の術として、堕天使ヨハネはあったのです。

 

 

アニメでは、前者の名前のコンプレックスという理由はオミットされたものの、後者の不幸体質の正当化という理由は生き残っていました。シリーズでは珍しい、初期設定がアニメに反映された例ですね笑。

そんなヨハネも1期序盤では、高校デビューに失敗したのも相まって堕天使キャラを卒業しようとしました。しかし、加入回の第5話にて「ありのままで良い」と千歌っち達に背中を押され、そこから伸び伸び堕天使するヨハネが解放されます。そして2期5話にてその理由が語られました。この流れは綺麗ですよね。「挫折→仲間からの鼓舞→バックグラウンドの説明」という運びは滅茶苦茶良く出来ていると思います。

が、結局最後まで「ヨハネ」とメンバーに呼ばれる事はありませんでした。ちょっと残念です。「千歌っち」や「ダイヤちゃん」もそうですが、Aqoursは自らが望む呼称がメンバーに使われにくい印象があります。まぁ先代でもアニメで「にこにー」と呼んでいるメンバーは居ませんでしたが…

 

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Aqoursの中でナルシスト枠とオチ枠を兼用しているヨハネ。孤高の存在のような第一印象とは裏腹に、交友関係は意外と幅広く持っています。

G'sでは旧友は居ませんでしたが、アニメでは花丸と幼馴染となっています。今や当たり前のように定着している「ずら丸」呼びもアニメ限定ですね。初登場時は驚いた記憶。互いに遠慮無用の殴り合いをあちらこちらで展開しています。大体ヨハネが負けていますが…笑

 

また、梨子との繋がりも強いです。2期5話のノクターン回を筆頭に2人が絡んでいるシーンが多く散見されます。ユニット活動でも、鞠莉と一緒に梨子を振り回すというのがお約束のように展開されます。梨子、頑張れ。

加えて、G'sでは梨子が「よっちゃん」と呼んでいますね。この呼び名が好きなので是非ともアニメで…!と思いましたが「曜ちゃん」との混同を避けたのか不採用。残念で仕方ない…。ヨハネ→梨子の「リリー」呼びは採用されたので50点という所でしょうか笑

 

 更に、曜との繋がりもあります。デュオトリオで"じもあい"を組んだり、1期のEDで「曜アンドエンジェル」と書かれたプリクラのようなものが存在したりしています。アニメでは、この2人だけが沼津組という事もあり。「ヨーシコー」等と見えない所で絆を深めているんだなと分かる描写が見られます。

 

 

こう見ると化け物ですね、ヨハネって。

タイプが全然違う梨子と曜、どちらとも仲良しなのは凄い。堕天使キャラに引っ張られていますが、普通に生活出来そうですよね。なんでアニメ1期では高校デビュー思いっきり失敗したんだ…

 

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そんな訳で善子の紹介でした。

一匹狼を地で行くようで非情になり切れない、名前の通り優しい善い子であるヨハネ。そんな彼女の良い部分が少しでも伝わったら幸いです。

個人的に今の1年生ヨハネも良いですが、最初期の設定である2年生ver.の彼女も見てみたいですね。同級生となった梨子や後輩となった曜とのやり取りが面白そう。