エフライの感想記

のんびりやっていきます。

高海千歌 というキャラについて

2020年の1年を通じて『ラブライブ!』シリーズのキャラについて書いていく企画。今回スポットが当たるのは、Aqoursのリーダー、高海千歌です!

 

 

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「私は一応リーダーの高海千歌。高校2年生。千歌っちって呼んでね!太陽みたいに輝く笑顔で、皆にハッピーを届けるよ!」

担当声優である伊波さんがライブ等で披露する、この挨拶が印象的な千歌っち。「一応」だなんて言葉を用いたり、最初の挨拶では「下っ端リーダー」なんて自称したりと、自身を下に下に捉える傾向がある普通怪獣さん。ですが、「リーダー」なのは紛れもない事実。媒体によって多少変わりますが、Aqoursというグループを作り上げたのは他の誰でもない、この人なんですから。

 

そんな千歌っち。ルビィと並んでシリーズ初の「妹スクールアイドル」(スクフェスの転入生組は除く)という要素を持っています。先代のμ'sは姉or一人っ子ばかりで形成されたグループ(初期設定では何人か妹アイドルが居たが…)だったので新鮮でしたね。おっとりお姉さんの志満と快活お姉さんの美渡。そして後述する第三の姉、果南。そんな面々に囲まれてのびのび育った好奇心旺盛な千歌っちが、μ'sに惹かれ、スクールアイドルを始めたのはある意味運命的な事だったのかもしれません。

 

個人的に千歌っちの設定で好きなのは、「卓球は果南に勝てる」。「幼い頃はロングヘアーだった」、「親父ギャグキャラ」、「『~のだ』口調」の4つですね。どれも未だ拾われない…どころか2つ目に関してはアニメにて完全に死滅。3つ目は虹ヶ咲の愛さんに引き継がれましたけどね。「あっ、因みに今のは○○と△△を掛けた~」とダジャレを解説しようとする千歌っちと「説明しなくて良いから…」と呆れる曜や梨子のやり取り好きだったんだけどなぁ。「のだ」口調もアニメでは見られませんでしたしね…。惜しい…

 

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交友関係というと、やはり1番は果南でしょう。残念ながらアニメでは旧友ポジションに収まりましたが、それ以外の媒体では親レベルでの親交があり、互いの実家の商いもあって昔から常に2人は一緒に居ます。実際、スクールアイドルを始めようと思い付いた漫画版の千歌は、何の迷いもなく果南をスクールアイドルのメンバーに入れてその後を考えており、果南も果南でその状況を好ましく思っている描写があります。

 

三姉妹の末っ子の千歌とおおらかお姉さんの果南との相性は良く、「18歳になったら果南がダイビングを教える」。「果南の天体望遠鏡に千歌が『海南1号』と名付ける」等、深い絆で結ばれています。「ちかなん」は至高。アニメでも見たかった…

 

この2人がデュオを組んでいる楽曲「夏の終わりの足音が」は、ワチャワチャしている普段の2人からは想像が付かない程落ち着いている楽曲となっており、いつもとは違うちかなんを見る事が出来ます。

 

 

また、千歌は果南の他に、曜とも幼馴染であり、こちらも果南と同じく古くからの付き合いがあります。細かく言うと初期の初期から幼馴染設定があった訳ではありません(元々曜は1年生でしたし)が、割りと早い段階で幼馴染設定が付きました。互いのイメージカラーが補色関係にあり身長等のサイズも近い事から、セットで居る時の良きコンビ感は他の組み合わせから群を抜きます。

 

漫画版等、初期設定を重視する媒体では、高校生とは思えない程天真爛漫さが溢れるアクティブコンビとして描かれる事が多いです。そんな2人の暴走を、果南は見守り、梨子は振り回される。そういった関係性が初期設定を準拠している初期メンバーの、大まかなパワーバランスとなっています。

一方、アニメ版では果南の設定が変更された事から、この2人は唯一無二の親友に昇華しており、μ'sの2年組如く初期メンバーとして認知されています。また、そんな中、「仲が良いからこそ踏み込めない部分があるコンビ」としても描かれており、アニメ1期後半ではそんな2人のすれ違いが描かれています。そのすれ違いを乗り越えた事で、文字通り「心の友」に2人はなったと思います。

 

 

その他というと、やはり梨子との繋がりは外せないでしょう。媒体で設定が異なる事が常な『ラブライブ!』シリーズですが、この2人の関係性は大体何処でも同じような感じであり、どの媒体でも2人が運命的な出会いをして物語が始まります。方やμ'sに憧れる人。方やμ'sの出身校から転入してくる人。そんな2人が出会うのは当然だったのでしょう。

デビューシングル「君のこころは輝いてるかい?」にてシリーズ初のWセンターを務めている千歌と梨子。ストーリー性が強いアニメ版にて作詞作曲の関係、お隣さんの関係が付属され、より強固な繋がりを持つようになる等、この2人は『サンシャイン!!』の縦軸の物語を担っている印象があります。

 

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という訳で高海千歌の紹介でした。

太陽のように輝く笑顔で皆を引っ張っていく千歌っち。決して穂乃果のようにカリスマ性に優れ、皆をぶん回していくタイプとは言えません。ですが、周りの皆と一緒に成長していくタイプの主人公、リーダーだと言えます。穂乃果とはまた違う方向性でメンバーを纏めていく姿は、見ているこっちを「応援しなくては…!」という気持ちにさせてくれます。そんな千歌っちの魅力が少しでも伝われば幸いです。